まぼろし映画館コミュの地球が静止する日

監督：スコット・デリクソン
キャスト：キアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー、キャシー・ベイツ
http://movies.foxjapan.com/chikyu/

隕石が地球に向かって来ててこのままだと衝突してしまう、しかもタイムリミットは78分!!という前半のあたりはスケール感と緊迫感があってこれからの展開を期待させるような内容だった。
が、中盤以降はその期待とは裏腹にどうも盛り上がりに欠けて正直何度か寝ました。
宇宙人襲来によって世界中がパニックになってるという事なんだけど、その切迫感が画面から全然伝わって来ない。
同じような映画でも「インディペンデンス・デイ」や「宇宙戦争」なんかと比べるとその恐怖の度合いは大違い。

血の繋がらないジェニファー・コネリー親子のストーリーも全然感情移入出来なかったし、キアヌ・リーブスが人類側へ味方するに至る心境の変化も陳腐な感じ。
楽しめたのはCMで流れてた車や建物がグワァ～～ッと崩壊していく映像くらい。
見事に騙されました。。

それにしてもあの一つ目の巨人（ゴート）のデザインはダサかったなぁ。
1951年のオリジナル版のデザインを踏襲してるんだろうけど、こいつの登場シーンは見せ所だと思うのでもうちょっとなんとかしてほしかったね。
このゴートが軍に捕らえられて調査されているシーンは、もろにネルフ内でのエヴァ零号機のようだった。
都市の中で黒く渦巻いてる巨大なエネルギー体もAKIRAのラストシーンそっくり。

あと印象に残ってるのはウィル・スミスの息子がめちゃくちゃカワイかった事くらいかなw

■■　評価 : 4点　■■