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せつない恋の物語コミュの11月4日・・・

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コメント(9)

携帯からなんでトピックがたてれなくて…。
とりあえずこの日の思い出を書いてみよう(^^)/



この日はとある子の誕生日です。もう15年くらい前の話。
当時Tさんって子と付き合ってた。最初は良かったけど、当時うちは両親の離婚問題やそれに伴う引越の話が出てきて精神的にボロボロで。けど、そんなこともその子といる時は忘れてた。
で、ある日電話で話してて、『お母さんにあってよ』の一言で何故か二人の恋はガタガタ崩れていく。
今思うとなんともないことやけど、何故か当時はそれは結婚を意味してるんじゃないかとバカチェリーは思ったわけで…。


続きはまた明日(^^)/
『第一章 出会い』

あれはもう10年以上前の話…。
中学生になってトランペットが吹きたくて吹奏楽部に入ったバカチェリー…。しかし、当時太ってたせいか、初めはチューバってデカイ楽器になった。
しかし、吹いてると頭がクラクラ…。しばらくしてアカンわ…って退部届を顧問の先生に出した。
吹奏楽部への別れになるかと思ったら…何故か顧問から『お前打楽器やるか?[』
その一言で急遽退部のつもりが楽器変更へ。これがTさんとの出会だった。

打楽器の同級生は全員で5人で仲はどこよりも良かった。
練習をしているうち、先輩への反抗で前代未聞の打楽器一年5人そろってのボイコット、5人揃って大阪の難波に遊びに行ったりなどなどしてるうちにだんだんTさんを好きになっていった。

そして、時は流れ中2の夏休みになり、コンクールの日だった。コンクールの結果発表も終わり、電車にのり帰るのがもう夜の8時を過ぎていて駅から家まで一緒に帰ろうなんて話にもなってた。別に付き合ってなかったし、告白もしてなかったけど。なんせ次の日からしばらくクラブも休みになって会えなくなるから。
お互い違う駅で降りる為まずバカチェリーが先に電車を降り、チャリンコでTさんが降りる次の駅へ。。型的にはTさんから一緒に帰ろうなんて誘われる型やったけどそんなんはどうでも良かった。

チャリンコで次の駅に着く頃にはもう9時を回り…。暗い夜道を二人で仲良く歩いてた。この時、思った。『オレはTさんが好きや』

続く
『第二章 初の坊主頭』


コンクールが終わりクラブも休みに入った。
それからというものバカチェリーとTさんは電話で会えない時間を埋めていた。
毎日昼ドラが始まる頃電話がなる。

『もしもしとおるちゃん?』

バカチェリーとTさんは毎日どうでもいいようなことをしゃべり倒してた。
その時の昼ドラは『子子家庭は危機一髪』この主題歌は当時予約して買った。木根尚人の『もう戻らない』。


さて、毎日電話で話してたバカチェリーとTさんホントによくはなした。そして意気投合していた僕達は…自然に好きな人の話に…。
初めは照れくささからジラシテタものの、その話題になって2日目。ついにTさんが好きと告げる。




告げると、今まで続いてた会話が5分ほど止まった…。


そして再開の言葉が…


『ワタシ…



今Hくんが…


ごめんな。



ごめんな。私なんかやめときって…』



言葉が出なかった。お互いに好きなんかな?と思ってただけに…。


全身の力が抜けた瞬間やった…。


この数時間後、バカチェリーは床屋へ行き、全てをフッキル為生涯初の坊主頭にしたのだった。

続く
『第三章 逆転満塁ホームラン』


坊主頭になった次の日とりあえず髪の毛元に戻ってないかな?[って起きてすぐ頭をさわってみる…。

あるわけないか…。


それから数日後、クラブも学校も始まった。
学校へ行くと…当然話題は頭にいく。

まさか失恋しましたなんて言えるわけなく、イメチェンと言い続けた。
辛かったのはTさんと顔を合わした時だった。
噂で顔を合わすまでに坊主になったことを聞いてたというのは後でわかったことで…。坊主頭初対面の日はこっちを見てくれなかったし、会話もなかった。
しばらくはそんな日が続いた。


しかし、何かがきっかけでまた話すようになった。ぎこちなかったけど。


そして夕日が綺麗なある秋の日。ワイワイ言いながら友達と帰ってると…駅へ曲がるT字路にTさんとその友達がいてた。
そこはTさんは電車通学。バカチェリーは徒歩の為二人が帰るまでに出会う最終地点だった。

Tさんの友達に呼ばれ話があるから聞いてあげてほしい。そう言われバカチェリーはTさんのもとへ。
あれからそんなに話してなかったし、実際何て話をきりだしていいかもわからんかったし、一歩一歩が重かった。
ただ、坊主頭にしてふっきったはずがどこかでまだTさんを追いかける自分もいるわけで…。頭の中で色んな想像をしながら…

いざTさんの前へ。


『とおるちゃん?』

あの頃のままやった。そして…

『どうしたんよ!その頭…



あんなぁ…





まだ気持ち変わってない?』


あれ?


『もう私のこと嫌いになった?』


まさか…


「まだ…そのまま…」

しばらく沈黙が続き…

『ありがとう…


わたし…


ごめんな…』

少しうつ向きながら…。でも、そんな顔も少ししたら笑顔に。

ニコニコと笑い何度も振り返るTさんの顔を夕日は真っ赤に照らし続けていた。


Tさんに完敗かと思ってたけど、奇跡は起こった…逆転満塁ホームラン。

夕日は僕達を照らしていた…


続く
「第4章 勘違い」

しばらくTさんと楽しい時間が過ぎていった。一緒に帰ったり、電話したり。その反面、同級生からはアイツは辞めとけ。そんな声が。その意味は未だにわからない。

その楽しい時間とはウラハラに、うちの家では、両親の離婚 そして引越の話が。毎日のように引越のことで喧嘩。勝手に離婚して勝手に引越?人の反抗期に親が反抗期になりやがって。
引越を阻止しようと、生徒会長に立候補した。普通にやりたかったのもあったけど、実はもう一つそんな理由が隠れてた。

家ではそんな状態でイライラ。そんなある日、いつものようにTさんから電話がかかってきた。


「とおるちゃん?ウフフ」

いつもの声で、いつものように。しかし、その日バカチェリーだけが何か違った。
でも、いつものように話してた。しかし、次の言葉でわけがわからんようになった。


「今度さぁ、お母さんに会ってほしい。お母さんも会いたいって。」


今思うと、別に深い意味はなかったと思う。軽いのりでオバチャンがアンタの彼氏にあってみたいわ。って言うたことから出た話やったと思う。でも、どこでどう勘違いしたんか、「結婚?」って思った。ドラマの見すぎやわ・・・。
まだ結婚なんて・・・。だいたい、今普通に考えても結婚なんていう訳がない。しかし、何を勘違いしたのか、バカ妄想が始まり、ついに俺は突き放すように「嫌や。」。そして、その言葉により、二人は音をたてて崩れていった。

Tさんの誕生日直前のことやった。

続く
「第5章 もう戻らない」

あの電話より、目も合わせない、口もきかない状態になった俺とTさん。 回りも異変に気付いてた。仲を戻そうとキッカケを作ってくれたりする友達・・・

最初の方こそ、意地をはってたけど、そんなわけのわからん勘違いで生まれた意地が長いこと続くわけもなく。
しばらくすると、後悔へと形を変えた。その後悔し始めた時に、一言ゴメンって言えば良かったのに。それが出来なかった。

Tさんが気になる。でも、話せない。Tさんが気になる。でも・・・。こんな時間が3ヶ月続いた。そして、3ヶ月経ったある日バカチェリーは倒れた。

原因不明の熱 吐き気・・・病院に連れていってもらうと・・・白血球が人の3倍くらいに増えてると言われた。バカチェリーはそのまま入院。

その頃はもう引越も決まり、生徒会長の選挙にも落ち、悲しみしかなかった。後から聞いた話で選挙は数表差やったらしい。演説で面白かったか、滑ったかの差やと思う。

まぁどうでもいいけど。


入院したバカチェリーはちょっと痩せた。学校ではアッという間に入院の噂が広まる。でも、心配する間もなく退院(^_^;)

学校へ久々に行くと、Tさんの友達に呼ばれた。


「もう大丈夫なん?アンタ、Kちゃん(Tさんのこと)アンタのこと心配して、めちゃめちゃ痩せてるんやで!」

俺が入院したのを聞いてショックで食欲なくなったらしく、ホンマに痩せてた。姿見て胸が痛かった。俺の姿を見ると、プイッと目をそらされたけど、ホンマはそこでごめん、なり、ありがとうなり言えば良かった・・・


しかし、最後のチャンスも虚しくもう戻れなかった。

二人が仲良かった頃に聞いた
木根尚人 「もう戻らない」
が毎日虚しくなり響いてた。


続く
「第6章 よみがり」

そして、2年の月日が流れ去り・・・

バカチェリーは京都に引越バカさが激増!高校でバックドロップしたさにレスリング部に入ってた。デビュー戦でまさかの優勝。そして、挫折。高1の夏、試合で病院送りにされ、寝たきりに(足をやられてあるけなかった)。

毎日、天井を見ながらよく今までのことを振り返ってた。あぁ懐かしいと思っては虚しくなってた。そんなある日、Tさんのことが蘇ってきた。


それも突然。


もうそれからというもの、頭にはTさんしかなかった。今も続いてたら見舞いとか来てくれたんかな?とか・・・半分オカシクなってた。

そしてある日、電話がなった。親から呼ばれ、電話のとこまで行き、出ると・・・



「とおるちゃん?ウフフ」


嘘やん!もしもし〜〜〜〜〜!


でも、次に聞こえたのは奈良にいた頃の先輩のこえやった。幻覚やったんかな???


この幻覚からバカチェリーはもう止まらなかった。2年分のゴメンを言うため。
ゴメンを言うため。


続く
「第7章 最初で最後の」


あの電話のあと、俺は思いきってTさんに電話した。このままやと、後悔する。
最後の一桁がなかなか押せない。





そして、思いきってかけた。

プルプルプルプル…






「はい、Tです。」



あの頃は幼かった弟が出た。「Kさんいますか?」



すると、しばらくしてからTさんが出た。



「とおるちゃん?どうしたん?」






「あの時に言えんかった、ゴメンが言いたくて…。」




すると、結構アッサリ言葉が返ってきた。

「いいよ。もう、過去のことやん。あの時は、なんでかなぁとか思ったけど、もう何も怒ったりとか思ってないよわーい(嬉しい顔)



何とも言えんかった。勝手に勘違いして、勝手に距離をとって…。そして、こんなに時間が経ってから…。




「ありがとう。引きずっててな。やっとゴメンが言えた。」



そして、自然に



「やり直してくれんかな?」





しばらく沈黙が続き…





「もう、過去のことやん。また新しい人見つけわーい(嬉しい顔)とおるちゃんやったら、きっといい人見つかるでわーい(嬉しい顔)



そら、そうよな。これだけ時間が経ってからなぁ。



「わかった。…



でも、友達には戻れるかな?」



「友達にはなれるよわーい(嬉しい顔)



もう、それだけで良かった。


「ありがとう。ごめんな、いきなり、こんな電話して。ありがとう。」


「いいよ。がんばりや。」





そうして、数年ぶりのゴメンが言えた。

そうよな、いつまでも過去に生きたらアカンよな。俺たちは、もう終わったんよな。


突然、真っ暗なとこにいた、俺に光がさしてきたぴかぴか(新しい)



そして、俺の最後の計画が始まった。


続く

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