西郷隆盛コミュの西郷（せご）どんがやって来た～あとを継ぐもの～

表題の芝居を、テイトこと不肖竪山博之の演出で2010年11月13日（土）、宝山ホール（鹿児島県文化センター）にて上演することとなりました。

現代に蘇った西郷翁が、鹿児島のとある漁港の様々な問題を解決するというストーリー。
総合演出を元TBSプロデューサーの大山勝美、脚本は藤沢大、音楽に吉俣良という豪華布陣。
鹿児島の演劇好きが集っての手作り演劇です。どうぞ、ご期待下さい！
http://www.houzanhall.com/promote/index.html#segodon

さて、本作品を制作するにあたり、鹿児島市の西郷南洲顕彰館の高寬毅館長に貴重なアドバイスを頂戴しました。
http://www.saigou.jp/

特筆すべきは、西郷翁がクリスチャンであったとのご意見。聖書の影響故であろう様々な言動が、今に至るまで口伝されているとのこと。

また、西郷は一介の薩摩武士であった若き時代、間諜として台湾に渡った形跡があるとの逸話も。
台湾に西郷の子孫が残っており、西郷と愛子の長男菊次郎が京都市長に就任する前、今で言う台湾の知事を務めたのも、その子孫を探す目的があったとか。薩摩藩の国際感覚を知る上でもおもしろいエピソードです。

さらに、幾度かの流人生活を経た西郷は、釣りの達人でもあったそうで、巧みに潮目を読む西郷に、西郷滞在先の漁師達が驚いたそうです。

鹿児島生まれの私も知らなかったそれら数々のエピソードは、脚本にも反映されています。
『西郷（せご）どんがやって来た～あとを継ぐもの～』を、楽しい中にもアカデミックな、多くの皆様を満足させる作品に仕上げることが、私の使命と心得ております。

現在、出演者一同、稽古に汗を流す毎日です。
ご支援、ご鞭撻、どうぞ宜しくお願いします！