なくもんかコミュのキャスト　あらすじ

　俳優・瑛太（２６）と竹内結子（２８）が、クドカンこと宮藤官九郎さん（３８）が脚本を担当する映画「なくもんか」（１１月公開、水田伸生監督）に出演することが９日、分かった。クドカン最大のヒット作「舞妓Ｈａａａａｎ！！！」に続き阿部サダヲ（３８）主演のコメディー。瑛太は阿部の弟でお笑い芸人役。竹内は阿部の妻となり、デブ＆ブスだった過去を持つ役どころだ。

　瑛太と竹内がクドカンと初タッグを組む。「なくもんか」は東京・下町の商店街で“ハムカツ店”を切り盛りする青年（阿部）が主人公。幼いころ父親に捨てられたものの明るく懸命に働いている。

　この青年と生き別れた弟が瑛太の役どころ。兄の名前も顔も知らないが、弟はお笑いコンビ「金城ブラザーズ」として大ブレーク。本当の兄弟と偽って出版したコンビの自伝もベストセラーだ。

　瑛太はフジテレビ系「ヴォイス」で“月９”ドラマ初主演し、ＮＨＫ大河ドラマ「篤姫」も話題になった。今作で本格コメディーに初挑戦。漫才シーンを披露予定の瑛太は「宮藤さんとはご一緒する機会がなかったので、参加できることが非常に楽しみ。まさか阿部さんと兄弟役が出来るなんて夢にも思っていませんでした」と意欲を見せる。

　竹内は、ハムカツ店を青年に任せる初代店主の娘役。音信不通だったが突然、この店に戻ってくる。毎日ハムカツを食べていたせいでデブ、ブスだった娘は見違えるほどの美女に。激ヤセやプチ整形疑惑？など謎を持つこの女性に、青年は結婚を申し込み夫婦になる。

　クドカンは「初めてホームドラマというジャンルに挑戦しました。水田監督の手腕で『泣ける喜劇』か『笑える悲劇』になるといい」と話し「瑛太さんは『空気の読めない芸人さん』、竹内さんは『面倒くさい女』です」と説明する。

　竹内にとってもコメディー初挑戦。「脚本を読んで笑い、阿部さんの役のお人よしっぷりに泣き、水田監督が作る世界に浸りながら、宮藤さんいわくの『面倒くさい女』を目指し精進して参ります」と話している。撮影は今月１日に始まり、４月中旬にクランクアップ予定。

スポーツ報知
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