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『変珍齋日乗』(志加吾)w。コミュの『【フラ】と【おバカ】と【よたろう】と』(2008年07月13日)。

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■「ほな、行ってきますわ」くいだおれ太郎、女将と別府へ
(読売新聞 - 07月12日 22:56)


関西人の『ユーモアセンスの凄さ』を感じる記事である…関東なら【企画止まり】のネタだっ!


よく「関西」の地域性を『ラテン』と形容する人がいるが…こと『笑いの感性』では図星かと。
っていうか、「ユーモア」というものに『非常にシビア』な土地柄である。顕著なのが落語だ。

「聞かせてやる」的要素の強い江戸落語と、『木戸銭貰ぉた分笑わせまっせ』の【上方落語】。

「トコトンまでやる」その芸風を、時に東京の「文化人」などは『野暮』だと罵るけれど。自分に
言わせれば「庶民文化から『庶民性抜いて』芸術に走った」江戸落語の方がよほど野暮だ!
少なくとも「真打制度」で『芸の伝承』のみ考える江戸落語には、「英語」や『手話』(!)使い
落語に挑戦しちゃう【情熱的かつ野心的な発想】は生まれて来なかった訳だから…(苦笑)。

『江戸前を【真空パック】wする』ことだけ腐心した挙句に【時代に取り残された】悲哀を思う。


(ひと括りにして済まないが)「関東人の野暮さ」を新聞の投書欄に感じる時がある、例えば。

昨今の『おバカブーム』を【マヂに受け取って】(失笑)クレームを付けるのは、大概関東人。

確かに「知識の少なさ」を売りにして笑いを取ろうとする『傾向』は誉められないものがある。

だが、アレを『素でやってる』と信じ込んでTVを観ている視聴者がいるとすれば…遺憾だが
一方で【相当ユーモアセンスに欠けた方なのではないか?】と頭を抱えてしまうのである…。

 「TVが『100%真実を映す鏡』である」という『神話』は【まったくのデタラメ】でしかない!

「おバカブームの先駆け」になった『ヘキサゴン?』を、島田紳助の手柄と取る向きも同様。
「紳助と番組スタッフがやったこと」とは、『大喜利をクイズのフォーマットにした』だけであり
【与太郎を複数登場させた】に過ぎないからである…これまた「関東人には出来ない発想」!

 加えるなら。あの番組に出てる「おバカ」達は『真のバカ』じゃない−落語で言う【フラ】。

「素」だけでも面白い味を持つ「天然」の上に『反射神経』と【頭の回転が速い】連中なのだ!
いくら島田紳助が「手練れの司会者」でも、『本物のバカ』って猛獣は飼い慣らせないはず。

言葉は悪いが、『水族館のイルカショーとおなじことを』バラエティと称して見せてるだけっ!

それを見抜けずに「画面に映った表層だけ見て批判する」…申し訳ないがこれまた『野暮』。


もっと驚かされたのは。その「大喜利の元祖」w『笑点』を【揚げ足取りと批判した関東人】が
いたことである(愕然)!アレの影響で、最近は「落語は複数でやるもの」と誤解したヤツまで
出た…なんて「笑えない話」まで聞いたけれど。元々「大喜利」自体【本芸ではない】ことを、
まず理解しておく必要がある…、その上で。それをTVのフォーマットに乗せた人間がTV用に
『手を加えたこと』をも付け加えなければならぬ。その作業とは…「演者」の『キャラ分担』!


『笑点』見てる人は分かると思うが、出演者其々のキャラは【落語の登場人物】に由来する。

「気障な若旦那」(最近は『失業』の方に重心置いてるが)がいたり「間抜けなこそ泥」とか
「因業腹黒」、「そそっかしい元気者」に御存知『与太郎』…etc。言わば『落語界の縮図』だ。

ところが先般「困った事態」が起きた…『古典落語の常識キャラが当て嵌まらないメンバー』
が加わってしまったのである!案の定「キャラが決まらず本人も周囲も悪戦苦闘した」末に、

なんと【本人の素をイジる】前代未聞の決着を見た…そぉ、『いい加減ヨメ貰いなよ』だっ!

その影響か?最近は「出身地イジリ」なる『余波』wまで起きてるが…改めて申すまでもなく
「フォーマット」に沿った『お約束の世界』である!それにケチ付けられたんじゃ堪らない…
『古典江戸落語』が如何に【大衆芸能から遊離した存在になった】かを痛感した事態だった。


『日常生活』からは【現実逃避してる】有様なのに、こんな娯楽の世界に【茶々を入れる】!
さっきは「関東人」と記したが、『東京一極集中が【メディアを伝播して】極限に達した』観が
あるこの国では−あるいは『全国的に猛威を振るってる』のかと想像しただけで寒気がする。


『朝ドラ』でメジャーに近づいたようにも見える「上方の笑い」。だが個人的には、この現象が

【単なるムーブメントで終わらぬ】ことを願いたい−「芸」もだが【土壌】にも関心を乞う次第。


ただ、「危惧している」のは…その『上方落語のドン』が【江戸落語の欠点に影響されてる】
ことと、「本来の上方文化でない」下卑た笑いが【鉄砲水のようにTVを席巻してる】ことだが。


【追記】

さんざん「書き倒した」挙句なんだが、『こんなこと長々と解説する』自分が最も【野暮】かw!

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