『変珍齋日乗』（志加吾）ｗ。コミュの『ごうにいればごうにしたがえ』（2008年06月21日）。

■米フォード、国内販売の低迷受け生産縮小の方針


この国の「ベストセラーカー」が『Ｋカー』であるように、アメリカのそれも【乗用車】ではない。


「フォードＦシリーズ」−全自動車部門で23年、車型部門で31年、販売台数全米一位を誇る
勢い。2007年の年間売り上げ【76万台】−如何に自動車王国とは言え、凄まじいの一語っ！

この「Ｆシリーズ」、実は『トラック』であるｗ。彼の国は、この国以上に「商用車優遇税制」。
極端な話『トラックの形してれば』ＲＶでも税金が格段に下がる！笑えぬ冗談をここで紹介…

今年度『北米カー・オブ・ザ・イヤー』の【トラック部門】（！）に輝いたのが【マツダＣＸ-９】！

日本で売ってる『ＣＸ-７』を【さらに大型化したＳＵＶ』なのだ！「ＣＸ-７」でさえ、この国では
『持て余すほどの大きさ』なのを考えれば、如何に「彼の国の大型車需要が巨大か」想像が。
言わば「富める国アメリカの象徴」でもあるこれらの『大型ピックアップ』なのだが、さすがに
『原油高⇒石油価格の高騰』には勝てなかった…【生産縮小】の報に『時代の潮目』を見る。


さて、衰えたりとは言え『巨大な市場』が存在する以上【この国のメーカー】黙るはずないｗ
実際に『彼の国に進出してるメーカー』の大多数が【この市場】に参入している、どころか…
【利幅の高い＝低コストで製造して高く売れる！】これらピックアップは【市場の稼ぎ頭】！
なのに…「本国」では、その『快進撃』は【まず聞くことがない】−理由は至極簡単である。

「自国の宣伝イメージに合致しない」…否、むしろ【戦略の妨げになる危険が大きい】から！



http://www.youtube.com/watch?v=nynEZyn_ytQ


本国で『エコ買え』！と宣伝しときながら、海の向こうで【エゴ売ってる】のは矛盾の極み。

以前その「矛盾」追及したら、『熱心な信者』ｗがこう反論した−「ニーズに応じた」だけ！

ならば改めて問う、『では、その【事実を伝えず】にいて【エコ】名乗る資格』はあるのか？
折りしも「オール電化の矛盾」を伝えたmixiニュースの関連項目で、『気になる記事』が…
「日刊サイゾー」のコンテンツから、その一部を紹介する（以下、その引用・要約である）。


http;//www.cyzo.com/2008/06/post_650.html

世界的にエコロジーへの関心が高まる中で、国内でもCSR（Corporate Social Responsibility／企業の社会的責任）の一環として、環境活動を積極的に行う企業が増えている。「環境報告書の発行頻度」や「温室効果ガス削減への取り組み」さらには「取り組み内容の信頼性・透明性」などを調査した、トーマツ審査評価機構が実施する「環境格付け（2006年度版）」において最高位「AAA」を受けたトヨタ自動車は、年間1000億円以上もの費用を環境関連の対策や事業に投じているという。

（中略）

だが、環境活動と利益追求の両立にはズレがあることも事実だ。トヨタを例にとると、同社は、ハイブリッドカー・プリウスをはじめとしたエコ自動車を開発。また、環境啓蒙番組『素敵な宇宙船地球号』（テレビ朝日系）へのスポンサードや環境をテーマにしたwebマガジン『あしたのハーモニー』を配信するなど、?地球に優しい企業?というイメージが世間一般に広く浸透しているが、企業戦略には矛盾が生じているようだ。

「国内では大々的に報じられませんが、アメリカでは、GMやフォードなどの自動車メーカーと共に排気ガス規制に反発し、環境保護団体から猛抗議を受けています。さらに富士スピードウェイという自前のサーキットを持ち、F1に参戦していることから、“エコ偽善者”と揶揄する声もあります。また、大手家電メーカーの松下電器産業も09年度までに約30万トンのCO2削減を明言しているほか、環境キャンペーン『エコアイディア』を全国各地において展開する一方で、環境破壊のスポーツといわれるゴルフの現役高校生プロ・石川遼と所属契約を結び、今年9月にはトーナメントを主催。しかも、同社はトヨタのF1チームスポンサーにもなっています（苦笑）」（全国紙経済部記者）


『郷に入れば郷に従え』−確かに、「企業利益を上げるため」には不可欠な戦略だろうけど

【エゴに入れば欲に従え】とばかりに『不都合な情報遮断する』のは【アンフェア】では