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ヨーロッパ映画レビューコミュの第一回:Summer Interlude(1950) by Ingmar Bergman

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記念すべき一回目はスウェーデンが誇る巨匠イングマール・ベルイマン(英語読みだとイングマー・バーグマン)のSummer Interlude(夏の遊び)です。
日本未公開なのですが、邦題があるところを見るとどうやらDVDでありそうですね…と思ってチェックしてみたらやっぱりAmazonでありました!!!
この映画は同窓生の桂氏から推薦も受けたお墨付きの一品です。
この映画では主人公のプリマバレリーナ(マリー)が13年前に夏の避暑地で一介の学生ヘンリックと育んだ淡く切ない初恋と、現在のマリーとジャーナリストの彼との冷え切った関係をベイルマンは感情に逆らう事なく真っ向から描いています。僕も若かった頃は…と青かった頃の恋を思い出すととても耳が赤くなるような感じなのですが、ベルイマンはそういう所をとても詩的にさりげなく、時には率直に表現しています。彼の若者(特に男)に対するイメージは時々陳腐でかなり不器用だったりするのですが、それも良く考えてみると、「俺ひょっとしたら18の時ってこんな感じだったのかな?」と考えさせられたりもします。

とても純粋なストーリー設定にみえるのですが良く見るとマリーの叔父エルランドは絶えずマリーを想っていたり、ヘンリックの祖母の異常な死生観だったりと、ベルイマン独自のスタイルはこの初期の映画からも見て伺えます。話の内容を全部話してしまうとこれから見る人の期待を削いでしまうので割愛しますが、最後から2つ目のシーンでマリーがジャーナリストの彼に“これを読んできて私との事を考えてきてください”と言ってヘンリックが当時のふたりのことを書き留めていた日記帳を渡し、翌日返事をくださいと言い残します。そして翌日の彼女の舞台本番。そこに現れるジャーナリストと彼を心から迎え入れるマリー。感動します。

最後の5分だけを見ても納得していただける映画です。



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