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巨匠ピアニスト讃コミュのケンプ讃

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ヴィルヘルム・ケンプ(1895〜1991年。ドイツ)

ドイツ・ピアノ音楽の伝統を継承した正統派の巨匠です。ゆったりとしたテンポでタッチは軽やか、技巧派というよりは心温まる芳醇なピアニズムを表現する表現主義的な演奏で、とくに10回にわたる来日で日本でも戦前戦後を通じて人気を博しました。レパートリーはドイツ物が中心で、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームスがお得意で、あとバッハ、モーツァルト、ショパンを少しです(全てDG盤)。
特にベートーヴェン演奏が有名で、協奏曲5曲(ライトナー指揮など2種)、室内楽ではピアノ三重奏曲全集(フルニエ・シェリング)、チェロソナタ(フルニエと全集。カザルスと数曲)などが有名で、独奏の「ソナタ全集」(2度録音)はバックハウスと比べ一味も二味も違う心温まる味わい深い演奏で、さらに変奏曲など珍しい小品集の録音(CD3枚分)もあります。また1960年代にシューベルトのソナタ全集をすでに録音し、「即興曲」「楽興の時」などの小品、さらにシューマンやブラームスの作品集を含めて、いずれもスタンダードで味わい深い演奏です。
あなたのお好きなケンプの名演・名盤をお教え下さい。

コメント(18)

メニューインとのベートーヴェン「vnソナタ全集」を書き忘れてました。
あと、特にブラームスの小品(ラプソディや作品116〜119の小品)はイチオシだと思います。グールドのいつもと別人のようなロマンティックな演奏(CBS盤)もすばらしいですが、ケンプ盤は晩年のブラームスらしい枯淡の境地が暖かみをもって演奏されていて、横綱級の名勝負だと思います。
同じくグールドとの対比で言えば、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」にも当てはまります。私はケンプ盤をこの曲を知り、あとでグールド盤を聴いた時にぶったまげましたが(もちろん今も旧盤が好きですが)、両者まったく次元の違う演奏です。ケンプ盤はピアノがもつ暖かな音で表現された名演だと思います。
ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲」DGケンプ/シェリング/フルニエ
これは第4番だけが演奏されていないので「準全集」です。演奏が素晴らしいことには変わりありません。ケンプのピアノの音って特別です。どうしてあんなに暖かみのある柔らかい音が出るんだろう。
ベートーヴェン「チェロ・ソナタ」DGフルニエ/ケンプ。
それからブラームス「ピアノ協奏曲第1番」DG
(ケンプ(P)コンヴィチュニー指揮ドレスデン1957)。

結構好みのピアニストなので、シューベルト、シューマン、ブラームスの独奏曲をこれから聴いてみたいと思っています。
ゴールドベルクはピアノではグールド以外に聴いたことがありませんが、全く性質の違うケンプで聴いてみるのもおもしろいかもしれませんね。
ビュッヒラインさん
そうでした。トリオは4番がないんです。
ブラームスのピアコンも彼らしい演奏ですね。オケも渋い演奏です。
ちなみにケンプはDGからコレクターズBOXで「シューベルトのソナタ全集」「シューマン作品集」が輸入盤で出ています。小品集も待っていれば出るかもしれませんよ。(シューマン・ブラームスあたりで5枚のCDがあり、これを買うとシューマンがだぶります)
BBC legendsからケンプの1967年のライヴ盤が出ています。
発売が延びに延びていたのですが、ようやく届きました。
このレーベルからのケンプの音源としては4枚目にあたりますね。
いま聴いています。

シューベルトの21番ソナタ(D.960)が含まれているので、
とても楽しみにしていました。
最初の打鍵がスピーカーから流れた瞬間からもう、
身体ごと彼岸へ連れていかれそうです。
とりわけ第2楽章の澄んだ浄福感といったら。
ドイツ・グラモフォンのスタジオ録音をはじめて耳にしたとき、
涙が流れて驚いたことが思いだされます。

新しいライヴ盤も一生の宝物になるでしょう。
こんなの聴けるなんて、生きててよかったなぁ。
ケンプさん、音源を発掘してリリースしてくれたかたがた、
心からありがとう。
弥生さんはじめまして。
まだまだケンプのCDがいろいろ出回っているわけではなく、モーツァルトやシューベルトの小品やベートーヴェンの室内楽ですばらしい演奏がたくさんあったのに入手しにくい状況だと思います。
前に書いた輸入盤BOX「シューベルトのソナタ全集」「シューマン作品集」に加えて、DGから「1950年代録音集成」(5枚組)が昨年発売され愛聴しています。ベートーヴェン・シューマン・ブラームスのモノラル録音で、大半がステレオ再録音でだぶるんですが、長らく入手しにくかったブラームス「ヘンデル変奏曲」「ピアノソナタ3番」「バラード」が入っているのがこのBOXの目玉です。詳しくはhttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1981162
はじめまして。

私もケンプの、頑固なようだけれども慈愛に満ちた演奏が大好きです。新旧のベートーベンソナタ全集も素晴らしいですし、シューマン、ブラームスも絶品と思います。

私にとってのケンプのベストは、シューベルトのソナタです。ひるねもさんもおっしゃるとおり、特に21番や、20番などの後期ソナタは尋常ならざる清澄さで、彼岸から響く音楽のようです。

またバッハの小品(チェンバロ協奏曲5番ラルゴのケンプ編曲など)も、涙なしには聴けない珠玉の演奏と思います。現在は入手困難なのかもしれません。

そういえば、最近ケンプのDVDを購入しまして、
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1953547
彼の演奏する姿には、感動することしきりでした。
おお、ケンプ先生のトピックがのびてますね。
うれしいなあ。

演奏メカニックが弱くてめりはりに欠けるとか、
少女趣味なくらいにロマンティック過剰だとか、
いろいろ批判もされるピアニストですね。

いずれも妥当していると思います。
それでもS浦さんご指摘の通り、
あの怖いくらいの清澄さはすべてを補ってあまりあるものでしょう。

はじめてシューベルトの21番を聴いたのは、
10年ちかく前のことになります。
精神的にひどくまいっていた時期のことでしたので、
深く印象に刻みこまれているようです。
初冬の空が高く澄んでおり、
ケンプの音楽によく似合っていたのを憶えています。
聴いているうちにいつのまにか泣けてきました。

いまでは聴くたびに涙が出るようなことはなくなりました。
それでも死ぬまでケンプのシューベルトは手放さないでしょう。
以前ほど頻繁にではありませんけれど、
折に触れてCDをかけています。
ぼくにとっては無人島に持っていく一枚です。
別のコミュニティでも書いた記憶がありますけれど、
ベートーヴェンの最後の3つのソナタも宝物ですね。
>>弥生さん

日本ではステレオ期の録音が昨年末に再発されていました。
1998年に出た1枚1,000円の廉価盤です。
石丸電機などの大手レコード店にしか置いていなかったようですけれど、
まだ手に入れることはできると思います。
お住いのドイツのほうが、
ケンプの録音は日本よりも入手しやすいかもしれませんね。


>>S浦さん

DVDではじめて動くケンプを観たときはうれしかったです。
ああ、こんなふうに弾いてたんだなぁ、
としみじみ感じいることしきりでした。
はじめまして、
ケンプは私が中1の時、兄がベートーヴェンの悲愴・月光・熱情の3大ソナタと皇帝の2枚組みのカセットテープを買ってきたので、それを聴いてピアノを練習していました。今はピアノソナタ全集を買ったので、ワルトシュタインや31番などを聴いています。今の人はこんな演奏はあまりしませんし、今の技術優先のピアノからはあまり評価されて無い傾向が在る中、これほど歌うことの出来るピアニストは私は知りません。これがベートーヴェンという演奏を私の中でジャストに弾いてくれるので、非常に重宝しております。こういったトピを作ってくださった川♪さんには感謝しきれないです。とてもありがたく思っています。
はじめまして。初カキコです。
私、ケンプの孫弟子に当たります。
(師事している2人の先生がケンプの直弟子でした)
ことあるごとにケンプの素晴らしい人間性や音楽観や
ご自宅での生活をお話していただいてます。
身近に感じていたケンプですが、ここの皆さんの書き込みを見て
一層愛情がわいてきました。なんだか嬉しいです。ありがとうございます。
ウィルヘルム・ケンプの詩情溢れる演奏、大好きです。
派手さはなく堅実ですが、音の響きは暖かく、特にベヒシュタインでの演奏は絶品です!
ベートーヴェンのソナタ全集、ブラームス晩年のop.116-119の素晴らしさは言うに及ばず。
これらは、ずっとお手本にしてきた解釈/演奏でした。

最近、ブラームスのピアノソナタ第3番と、シューマンのパピヨン、ファンタジーが入った
CDを入手しました。
彼のシュ−マンをそれまで聞いたことがなかったのですが、瑞々しく自由な演奏で、
良い意味で期待以上でした。
本当にロマンティックな1枚で、最近のヘビーローテーションです♪

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