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人と自然コミュの男女共同参画に疑問

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 男女共同参画推進の各地方自治体の推進委員に、大学の先生エリートフェミニストが必ずと言ってよいくらい入っているのを私は以前から奇妙に思っていた。結婚もしないし、子どもも産まないシングル志向のフェミニストたちが、これからの少子高齢化社会の骨組みを作ろうというのだから、いったい、何が狙いなのかと思っていたら、この本が出た(7月発行)ので、さっそく読んでみた。

山下悦子「女を幸せにしない『男女共同参画社会』」 洋泉社 \780+税

 (専業)主婦の立場を不利にすることによって労働市場へ追いやること(により、少子化の税収減を抑えること)が目的らしいのだ。配偶者控除の撤廃ないしは縮小などにより、専業主婦でなくて、共働きを促進させようとしているようなのだ。あげくは「女性が働いている率が高い国ほど出生率が高い」などという資料を偽造している。専業主婦を嫌うフェミニストたち。
 エリートシングルフェミニストたちは、福祉について言えばフリーライダーということになろう(と著者が言っている)。現在の年金制度は賦課方式で現役労働世代が高齢者の年金を負担する。今、支払っている年金料は今の老人の年金に使われている。子どもを作らないのは自分の年金を払う世代を作らないということだ。
 もちろん、個人がどのようなスタイルで生きるかは自由だが、法律・条例で上のように専業主婦の立場を窮屈にするのは、シングル志向の(結婚家族制度に否定的な)価値観の強制に他ならないのではないのか。むしろ、扶養家族控除をもっと強化したらどうか。すると必然的に負け犬シングルは増税ということになるだろうし。
 大学の教員だの公務員だのという、安定した職業から発される論理を、より弱者である同じ世代の大半の高卒や短大卒の女性たちに押しつけようとするのは、もう止めたらどうかな。なにしろ、出産・育児と仕事の両立への苦心あれこれをなぁーんにも経験しない人たちの言うことだし、女たちは見抜いていると思うけど。
 子どもを産む体力がありながら、産みそびれてしまうと心に傷が残ることがある。そういう女性の犯罪も起こったことが紹介されている。働いている女性が子どもを産めないのは、企業内での上司(女性であっても)からの圧力。男性が育児休暇を取れば昇進できない構造。これにきまってる。公務員と民間とは違う。無理して仕事を続けると出産の機会を逸してしまう。

 著者は、また義父母の長距離介護を経験し、その体験談も詳しく書かれて身につまされる。冬ソナブームの分析、紀子様雅子様の比較、関連本の書評など、おもしろく、参考になりました。

 だから、私も現在の「男女共同参画」プログラムには反対です。

コメント(2)

こんにちは。

長いコメントありがとうございました。
 フェミニズムというのは、イデオロギーですから、これに固執すると、柔軟な視点、柔軟な発想が非常に難しくなります。
 およそ、あらゆるイデオロギーに取り込まれれば、同じことです。

 私の場合、重農主義からも自由です。(ただ、お酒に取り込まれて、脳軟化症的に柔軟発想です)

ところで、上野千鶴子さん、京都の小さな女子大の先生だったんです。どうして、東大へ招へいされたのでしょうね。社会科学面での実績なんてなにもなかったのに。
 一方、猪口邦子さんは、確か双子の娘さんを育てていらっしゃるから、私は許す(笑い)。旦那も大学の先生ですよ。

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