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励まし合って読書会。コミュの9月課題本 真珠の耳飾りの少女

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真珠の耳飾りの少女
トレイシー・シュヴァリエ 
木下 哲夫(訳)

単行本: 278ページ
出版社: 白水社 (2004/03)
ISBN-10: 4560071462
ISBN-13: 978-4560071465


巨匠フェルメールに淡い思いを寄せ、絵画のモデルになった少女フリートの運命は? 神秘に包まれた名画の光と影に迫り、世界で200万部を超えたベストセラー恋愛小説。映画「真珠の耳飾りの少女」原作

コメント(43)

皆様ご参加いただきありがとうございます。

私はもう数年積んでいるので(笑)いつでも読み始められます!
しかし図書館からボリュームたっぷりな本がやってきてしまい…。
が、がんばる!

8月の課題本は、読めませんでした泣き顔
今月は、読みたいなぁ・・と、思ってます。
>れびぃさん

私も8月の課題本は読めてません(>_<)
でもまた余裕があるときに読もうと思ってます。

今月の課題も特に締切があるわけではないので、焦らずゆっくり参加してくださいね〜。
>せいこさん、ありがとうございます、ゆっくり行きます〜ほっとした顔

図書館で昨日予約したので、
ぼちぼちと来週から読み始めようかなと思います。
お当番さまお疲れ様です。
7月、8月はバタバタしてて申し訳ないことにパスしてしまったので今回は頑張って読もうと思います。

前から気になっていたものなので楽しみです〜
>桜月あやめさん

読書の秋ですものね。
ちょっと落ち着いて読書するにふさわしい課題本だといいのですが…。
楽しみですね〜♪
読み始めました。読みやすいです。ここ数日、比較的涼しい日が続いているせいか、サクサク読めてます。
>風さん

読み始めたのですね♪
私もこの週末読み始めようかと思ってます。
今日から読み始めましたわーい(嬉しい顔)
思ったより読みやすいです。
電車の中で読んでいて、うっかり乗り過ごすところでしたあせあせ
読み終わりました。すんごく良かった。この時期に課題本を読み終わってるなんて、私としては、快挙です。読み終わってから、何度も表紙の絵を見てしまいます。ネタバレ感想は、また、月末に書きに来ます。
>れびぃさん

読み始められたのですね!
電車を乗り過ごすほど熱中できるのかしら。
読むの楽しみ♪

>風さん
早い!
すんごく良かったと言っていただけるととても嬉しく、ホッとします。


私も早く読まなければ!
読了しましたわーい(嬉しい顔)
最近、本に飢えていたので、2日間で集中して読んでしまいました。
感想は、また後日に。
私も読みました。よかったです!
長過ぎず短過ぎず巧くまとまっている作品なので、読み出したら早かったです。
また書きにきます。
れびぃさん、りなっこさん、読み終わられたのですね!

遅ればせながら私も読み始めました。

ネタバレ感想解禁は20日からということにしたいと思います〜♪
>あきさん

はじめまして。
今月のお当番のせいこと申します。
初めての参加、大歓迎です!

白水Uブックスの本、実は私もあまり読んだことがありません(笑)。
何となく上品なたたずまいで、敷居が高い感じがしますよね。
そう思って課題本に取り上げてみました。
一緒に頑張って読みましょう♪

あきさんと語り合えるのを楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
半分くらい読みました。字がちっさいけど物語は読みやすい♪
はやく参加したいから頑張りまーす!
ようやく読み終わりました!一気に読みました。
20日過ぎたのでネタバレ解禁です。
思う存分語ってください♪


>COCO2さん

私もまだ半分くらいです。
一緒に頑張りましょう〜。
読了しました。

「真珠の耳飾りの少女」誕生の過程を、少女の成長と重ね合わせた物語に、素直に感動させられました!
映画を先に観ていたので、ストーリーはわかっていたのですが、小説を読み終えると、映画がいかにダイジェスト的なものであったかがわかります。
映画はとても直接的で、わかりやすいんですよね。
例えば、フリートが耳に穴を開けるシーンも、映画ではフェルメールが手伝いますが、小説では一人で開けるといったふうに。
小説はどちらかと言えば、はっきりと描かれていない、想像の余地を残している部分こそが読みどころのような気がします。
少女のモノローグでありながらも、すべてが描かれているわけではなく、その描かれなかった心情は、「真珠の耳飾りの少女」という1枚の絵に描かれているという感じがしました。
風さんが書かれているように、読後、何度も表紙の絵を眺めてしまいます。
読み終わったのは早かったのに、書き込み遅くなりました。

読んでから、この絵を見ると、あぁ、こんなことがあったら、こんな表情をするかも、と納得しました。嬉しさ、切なさ、自信と不安、憧れと諦め、などなど、複雑な感情が全部混ざったような、不思議な表情ですよね。一言で言えば「旦那様、困ります」って感じかな。

フェルメールが、所詮、女中の都合など考えもしないところや、フリートが誠実な使用人であるにも関わらず、食材をくすねるくらい、何とも思ってないところが、時代を写していますよね。そうそう、フリートの髪の毛へのこだわりも面白かった。何でもないものでも、隠していると、意味を持つようになるんですね。

一枚の絵から紡ぎ出されたストーリーは、とても上質で、楽しめました。

私は映画は見ていないのですが、本の帯に映画のワンシーンが使われています。ちょうど、この絵と同じように、フリートが振り向いているのですが、目の中の光の白い点が、絵と全く同じです。帯用に加工したのでなく、本当に映画の中でこんな風に目に光が入ったのだとしたら、奇跡です。
 私も書きに来ました〜。

* そこにあるはずのものを“ある”とあからさまに書くことなく、けれども確かにそこにあるのだ――と、伝わるように描き出す。二人の間に流れる思いや行き交う慕わしさを、愛とも呼ばず恋とも名付けず、ただひたひたと行間から静かに溢れさせる。その筆致が本当に素晴らしいと思った。言葉にするわけにはいかない二人だからこそ、募る切なさが胸に迫る。

* 父親が成功していたならば、手が届いたかも知れないフェルメール家での暮らしぶりを、冷やかに観察するフリート。人に従い拘束される女中としての立場に、少しずつ慣れていく様子も切ない。理由が何であれ女中奉公をするということは、落ちぶれることことでしかなかったという時代性。姉妹たちよりも余程聡明だし、磨けばもっと光る可能性を持っているのに、そんな素質がただ埋もれていく。そして肉屋の妻に落ち着くしかなかった。当時における身分というものの重さを感じた。

* 天才は残酷だが、それさえも魅力。作品を仕上げるためならば、他人への酷い仕打ちも躊躇わない。たとえ愛おしい相手であっても。…その場面の官能にぞくぞくした(“片方だけ着けるなんて茶番”と冷淡に言い放つフェルメール、黙って従うフリート…とか)。そして、真珠の耳飾りの持つ意味合いが、途中と最後とでちゃんと呼応しているところも見事だと思った。

こんなところでしょうか。いみじくもフェルメールの絵を、いつまでも見ていたくなる絵…と評したその少女自身が、いつまでもその眼差しで人々を魅了してやまないことになる。フリートにはそれを知る由もないが、読み手側はそのことを承知している…という設定もツボでした。
りなっこさんの感想を読んで、書き忘れていたことを思い出したので、再訪です。

りなっこさんのおっしゃる通り、静かに溢れ出る情感は、素晴らしいです。名訳ですよね。
わたしも読了しているのですが、なかなか書き込みにこられず。

今回も課題本は大当たりでしたねー!
繊細で、緻密で、触れると壊れそうな美しい作品でした。

言葉にせずにこれだけ、言葉で、あふれ出る情感を表せるものなのか、と。
原文で読めたらどれだけ美しい文章だったのか、と。

しかしわたしはフェルメールは大っっっっっっキライです!!w
あとフェルメールの子供たちの行く末を思うと暗澹たる気持になります。
みなさんがうっとりとフリートの悲しくも切ない恋の余韻に浸っている間に、
わたしは「なんて勝手な男なんだ! ちょっと偉大な芸術家だからって! キー!」となるのです。w
こんな男が好きだなんて! フリートのばかばか! だからって肉屋の長男もイマイチだし!
どこかにもっといい男はいないのか!w
私も読み終わりました!
ものすごく良かったです!
書きたいことはいっぱいあるんですけど、ひとつ気になるというかわからないことがあって…。

フェルメールの家を出てから10数年後にタンネケが訪ねてくる場面に出てくるフリートの子供が二人いますよね。
その上の子ってもしやフェルメールの子供?
タンネケが二人の息子の顔を見比べて刺すような視線を送ってきたという描写があるのでもしかして…と思ったんですけど、どうなんだろう?

なんか下世話ですみません…(汗)
せいこさん、
私もそこに引っかかったんです。下の子のことは、父親そっくりの髪だと言っておきながら、上の子の描写はないですよね。真実は分からないけれど、タンネケはフェルメールの子だと思ったのは確かですね。

また、これも書き忘れたので、追加ですが、フェルメールの家を出たフリートが、広場の星のタイルの上で少し迷ったあとに、決然と歩き出す場面がとても好きです。したたかですよね。
風さんも引っかかりましたか!
そうなんですよね、微妙な表現ですよね。

フェルメール家を出るきっかけになったナイフ事件のときに、フリートが逆上するカタリーナに向かって心の中でどう言おうか考えるところで、
「あなたのご主人は、この部屋で、私のここにお触りになりましたよ。」
と言っているので、もしや…。やっぱりあの髪を見せたとき!?
などといろいろ考えてしまって。

そう、フリートの選んだ道、私もしたたかだなと思いました。
私もそこがとても好きです。

あ、そうそう、私は肉屋の息子は結構いい人だと思います(笑)。
妻の心の奥底にしまわれている秘密になんとなく気が付きながらも決して何も訊かないというところが。

読み終わってからもまだ余韻に浸っていて、フェルメールが最後にフリートに真珠の耳飾りを残したのはどういう気持ちだったんだろう?なんてことも考え続けています。
「真珠の耳飾りの少女」以外の絵もチェックしたくて、図書館で「フェルメール全点踏破の旅」(朽木ゆり子)を借りてきて、あの絵この絵と探しては本文の描写を確認しながら読みました。

「画家」の目で見つめられることの陶酔感。そして見つめられることのない者のジェラシー。
ラストの二行が好き。わたしは買われたものではない!というフリートの強い気持ちが感じられました。

せいこさん、風さんが指摘されていた点、たしかにそういう読み方も出来るなぁと、目から鱗でした。
タンネケの表情の描写もですが、「旦那様に髪を見られてしまったからには、あられもない姿を見られてしまったからには」という文。髪を見られるってそれほどのことなんだ…と思いましたが、文字通りに読むと、そういうことにもなりそうですね。


現在京都市美術館で開催中の「フェルメールからのラブレター展」( http://vermeer-message.com/  京都 ~10/16、宮城県美術館10/27~12/12、東京bunkamura 12/23~3/14)では、フリートがテーブルクロスの襞を作った(とこの本の中ではされている)「手紙を書く女」が見られます。
6月末に見に行きましたが、可愛らしくて大好きになった絵です。
この本を先に読んでいたら、もっとじっくり見たのになぁ。絵はがきで我慢。
読了していたのですが、書込みが遅くなりました。

感想を一言、私は、映画をみていたので、読んでいると、スカーレット・ヨハンソン(フリート役)がチラチラと脳裏に浮かんできてしまったのですが(笑)、
でも、小説を読んでいるだけでも17世紀のオランダの生活や、
フェルメール家の人びとの様子が生き生きと綿密に描かれていて
その光景がありありと浮かんできました。


フェルメールの作品をあらためて、見てみたくなりましたね。
東京展あるんですね、ぜひ、行かなくては。
しつこくて、すみません。下世話系が気になって、また、読み直しました。書かれていることだけを繋ぐと、時間的に無理。全く書かれていない時を共有していたのかな、と結論づけました。

で、肖像画ってものをちょっと考えたんですけど、やはり、売るつもりの絵には、自分の妻を描かないと思います。自分の妻や娘の肖像を、毎日他人が眺めるとしたら、あまり、快いものではないんじゃないかな。自宅に飾るなら良いけれど、売り食いしていて遅筆ならば、そんな余裕はないでしょうね。

フェルメールの絵は数年前に見たのですが、とにかく衝撃的に小さかったので、サイズの記憶しかないです。当時のオランダは市民層が比較的豊かで、一般人でも、絵を買っていたのてすが、やはり、貴族の肖像画とは違って、小さな家に飾る為に、絵も小さかったみたいです。

小葉さん、
私も「全点踏破の旅」を買いました。まだ、読んでないのですが… この本を読むと、つい、フェルメールの他の絵も見たくなりますよね。展覧会に行った時に、カタログを買えば良かった。でも、あの時の正直な印象は「こんなにちっぽけな絵の為に、あんなに並んだのか」って感じだったんです。惜しいことしたな。
みなさま、参加くださりありがとうございます。
9月は終わってしまいましたが、この読書会には締切がありません。
ログを読んで興味を持って読み始めた方も、ぜひ読み終わったら一言お聞かせくださいね♪

>風さん

しつこいなんて…!気になるところですよね!!!
私もそのあたり何度か読み返したんですけど、そうなんですよ、時間的に無理で!と私も思いました(笑)。
でもなんとも思わせぶりな描写があるので、私も書かれていない時間を想像してしまいます。
そういう創造の余地があるというのもこの小説の魅力ですよね。

フェルメールの絵、観たことがないので東京展に行ってみたいと思います。
読了しています。
うーん、良かった。
個人的には、まさに今読むべきタイムリーな本でしたね。

人に無償の愛と献身を与えずにいられなくしてしまう芸術ってなんなんだろう。
人を惹きつけてやまない「美」というものの恐ろしさ無情さにため息。

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