ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

励まし合って読書会。コミュの'09年間課題「ローマ人の物語」(7) 悪名高き皇帝たち

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
悪名高き皇帝たち(1)

文庫: 233ページ
出版社: 新潮社 (2005/08)
ISBN-10: 4101181675
ISBN-13: 978-4101181677
発売日: 2005/08

出版社 / 著者からの内容紹介
帝政を構築した初代皇帝アウグストゥス。その後に続いた、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの四皇帝は、庶民からは痛罵を浴び、タキトゥスをはじめとする史家からも手厳しく批判された。しかし彼らの治世下でも帝政は揺らぐことがなく、むしろローマは、秩序ある平和と繁栄を謳歌し続けた。「悪」と断罪された皇帝たちの統治の実態とは。そしてなぜ「ローマによる平和」は維持され続けたのか。


悪名高き皇帝たち(2)

文庫: 220ページ
出版社: 新潮社 (2005/08)
ISBN-10: 4101181683
ISBN-13: 978-4101181684
発売日: 2005/08

出版社 / 著者からの内容紹介
二代皇帝ティベリウスは、隠遁後もカプリからローマ帝国を統治し続け、皇帝としての職責を完璧に全うした。国体は盤石となり、それを受け継いだ幸運な皇帝が、カリグラだった。紀元37年、すべての人に歓迎されて登位した若き皇帝に、元老院は帝国統治の全権を与える。しかし「神になる」ことまでを望んだカリグラは愚政の限りを尽くす――。政治を知らぬ若者を待ち受けていたのは無残な最期だった。


悪名高き皇帝たち(3)

文庫: 193ページ
出版社: 新潮社 (2005/08)
ISBN-10: 4101181691
ISBN-13: 978-4101181691
発売日: 2005/08

出版社 / 著者からの内容紹介
50歳まで歴史家として生きてきたクラウディウスは、突然のカリグラの死により、帝位を継承することになった。カリグラは、わずか4年の在位の間に、健全だった財政と外政をことごとく破綻させていた。クラウディウスはまず、地に落ちていた帝政への人々の信頼を回復することから始め、問題を着実に解決していく。しかしこのクラウディウスには“悪妻”という最大の弱点があった。


悪名高き皇帝たち(4)

文庫: 233ページ
出版社: 新潮社 (2005/08)
ISBN-10: 4101181705
ISBN-13: 978-4101181707
発売日: 2005/08

出版社 / 著者からの内容紹介
紀元54年、皇帝クラウディウスは妻アグリッピーナの野望の犠牲となり死亡。養子ネロがわずか16歳で皇帝となる。後に「国家の敵」と断罪される、ローマ帝国史上最も悪名高き皇帝の誕生だった。若く利発なネロを、当初は庶民のみならず元老院さえも歓迎するが、失政を重ねたネロは自滅への道を歩む。そしてアウグストゥスが創始した「ユリウス・クラウディウス朝」も終焉の時を迎える……。

コメント(8)

読みましたー!

ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロ。
「悪名高き皇帝たち」の誰もが、みな人間らしい長所と短所を併せ持っていた同情すべき人物に見えます、塩野女史にかかると…。
みんなちゃんと帝国のためを考えていたハズなんですけどねえ(カリグラは微妙だけど)。
やっぱりカエサル、アウグストゥスは非凡すぎたってことなんでしょうね。
地味にティベリウスも頑張りました。

ネロはやっぱりわたしもキリスト文化の影響を受けてかなりヒドイ皇帝だったと勝手に思いこんでいたのですが、ちょっとかわいそうで泣きそうでした。愛らしいおバカさんでしたわ。母親も強烈すぎたんだろうなあと思います。

さてさて、次からどうなるのかまったく予想がつきません!(単に世界史の知識がない)
ティベリウス、けっこういい人ですよ〜。w
ティベリウスが好きでした。不器用なイイ男って感じで。
前の巻で(図書館で借りて手許にないので、確認できないのですが)、
ティベリウスが戦場に戻ってきたとき兵士たちが大歓迎したというシーンがあり、
それで私の中に‘イイ男’が刷り込まれてしまっていたのかもしれません。
最初の妻を思い続けたっていうのも(本当のところはどうかわからないけれど)、好感度が上がります。
引き籠もってもやるべきことはやるっていうのに、惚れました。
でも、それでは民衆は納得しないのね。

カリグラは子どもの頃からの境遇を思うと、可哀想な気がしてきました。

クラウディウスは体が不自由で、周囲からもあまり期待されていなくて、でも彼なりに一生懸命やっている…っていうので、ドラマの「篤姫」の家定さまを連想したのですが、妻でババを引いたって感じでしょうか。

ネロは思っていた残虐なイメージとは違っていたのですが、
読み進めるうちに私の頭の中では「ジャイアン」でしかなくなりました。
太り気味の体型といい、みんなの前で歌っちゃうところといい。

そして人気と業績って必ずしも一致しないのだなぁと思いました。
>小葉さん

ティベリウス、ホントにマジメで不器用で、損なタイプの男ですよね。
民衆に対する人気取りみたいなことができなくて。
やるべきことはしっかりやっているのに理解されなくて。

どの皇帝も言われるほど悪帝じゃないんですよね。。。


>天音さん

徹底した悪役って歴史上だとなかなか難しいのかもしれませんね。
完璧な悪人って現実にはなかなか存在しないんだと思います。
さて、わたしもそろそろ次を読まなくては〜!
俺も、この巻を読んで驚きました。
いわゆる悪名として知られるカリグラやネロへの印象が、ことごとく覆されるのですよねぇ。
確かに彼らは、カエサルほどには賢明さも徳も持ち得てはいなかったのかもしれないけれど、世に言われているような暴君というイメージとはかなり違います。
例えばカリグラにとっては政治に無知な若者が政治を指導する立場に就いてしまったがゆえの不幸があり、ネロについては自らの資質をうまく活用できなかった不幸があるように思います。
でも彼らにとっての一番の不幸は、歴史家の偏った思想により、善行を軽視され、暴君のレッテルを張られたことなのかもしれません。
ネロはキリスト教関係で悪名が高くなってしまってしまった感じですね。
皇帝は殺される以外交代の方法がないって考えてみるとかなり不幸ですね。
皇帝でさえなかったら普通にみんなに好かれて一生を終えることができたのかもしれない。
世界はときにぞっとするほど残酷です。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

励まし合って読書会。 更新情報

励まし合って読書会。のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング