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チャーチストコミュのチャーチスト Vol.593

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 12月1日の週は、不透明感の強い米自動車産業救済問題が注目された。
ビッグスリーが政府に再建計画を提出し融資を要請するも政府の反応は消極的
なところもあり、またGMの事前調整型の破綻申請報道など年内破綻の可能性
も視野に入れた取引となった。
一週間を通してダウ工業平均は大幅下落もあったが自力反発なども見受けられ
8500ドル前後での取引となり、保ち合いとなった。

12月1日(月)
 1)日経平均株価は、モリモト(8889:東証2部)が民事再生手続きを申請するな
  ど不動産株の下落が目立ったことや米株価指数先物が軟調推移していたこ
  となどを受けて-115.05円安で引けた。
 2)原油先物が価格がOPEC緊急総会による追加減産見送りを背景に1バレル52
  ドル台へ急落した。
 3)中国株式市場は中国当局が内需刺激策を2009年経済政策の主要な目標とし
  たことから、政府の追加的な景気対策に期待が強まり堅調に推移した。
 4)カナダ経済指標
 【GDP(9月)】
  結果 0.1%
  予想 0.2% 前回 -0.5%(-0.3%から修正)(前年比)
 5)米国経済指標
 【ISM製造業景気指数(11月)】
  結果 36.2
  予想 37.0 前回 38.9
 6)全米経済研究所は「07年12月から米経済は景気後退局面入り」と認定した。
 7)米国株式市場は、米ISM製造業景況指数の悪化や年末商戦が低調予想など
  を背景に不動産、金融関連株が先導し全面安の-679.95ドル安と史上4番目
  の下げ幅を記録して引けた。

12月2日(火)
 1)東京タイムに発表された豪政策金利は1.00%利下げし4.25%となった。
 2)日経平均株価は、米国株式市場の流れを引き継ぎ軟調に推移した。先物
  主導による下げも加わり-533.53円安と大幅下落し8000円割れして引けた。
 3)アジア各国の株価も米国株式市場の流れを引き継ぎ軟調に推移した。
 4)FRBは流動性供給策(AMLF、PDCF、TSLF)の期間を1月30日までから
  4月30日まで延長すると発表した。
 5)米GEが4Q1株利益は0.50-0.52ドルの見通しと発表しアナリスト予想
  とほぼ一致。配当は1株1.24ドルを維持。
 6)米WSJ紙は米金融大手ゴールドマン・サックスが4Q決算で20億ドル
  の赤字に転落する可能性があると報じた。
 7)11月の米自動車販売台数は米GMが前年比41%減、米フォードが前年比31%
  減、トヨタが前年比34%減となった。
 8)米フォードが米議会へ再建計画を提出し、政府に最大90億ドルの融資を要
  請したことや世界と北米で2011年に税引き前で損益分岐点の回復か黒字転
  換を目指すとしている。
 9)米国株式市場はフォードの再建計画が好感されたことや前日の大幅下落に
  よる自立反発の動きが見られ+270.00ドル高で引けた。

12月3日(水)
 1)米WSJ紙は財務長官が金融安定化法案による公的資金追加拠出を議会に
  要請するか検討中と報じた。
 2)日経平均株価は、フォードの再建計画により米国株式市場が反発した流れ
  を引き継いたことや米公的資金追加拠出期待なども加わり+140.41円高で
  引けた。
 3)米国経済指標。
 【MBA住宅ローン申請指数】
  結果 112.1%
  前回 1.5%(前週比)
 【ADP雇用者数(11月)】
  結果 -250千人
  予想 -205千人 前回 -179千人(-157千人から修正)(前月比)
 【ISM非製造業景気指数(11月)】
  結果 37.3
  予想 42.0 前回 44.4
 4)米国株式市場は、米自動車業界救済についての公聴会を控えて様子見ムー
  ドの中、弱い米国経済指標を受けて軟調に推移するもFRMによる住宅ロ
  ーン担保証券の買い入れによって住宅ローンが低下し、ローン需要が増加
  したため、金融株に買いが入り底堅い動きとなり+172.60ドル高で引けた。

12月4日(木)
 1)東京タイムにGMとクライスラーが政府支援を得るため、債権者や従業員、
  銀行団との事前合意うえの破産法を申請するとの報道された。
 2)日経平均株価は、米国株式市場の流れを引き継ぎ堅調に推移していたもの
  のGMとクライスラーが事前合意による米連邦破産法の適用申請を検討し
  ているとの報を受けマイナス圏での取引となり-79.86円安となった。
 3)各国の政策金利。
 【NZ中銀政策金利】
  結果 5.00%
  予想 5.00% 現行 6.50%
 【英中銀政策金利】
  結果 2.00%
  予想 2.00% 現行 3.00%
 【ECB(ユーロ圏)政策金利】
  結果 2.50%
  予想 2.75% or 2.50% 現行 3.25%
 4)原油価格は、原油需要減少観測を受けて05年1月以来に44ドル割れとなっ
  た。来年には25ドルを下回るとの見通しもある。
 5)米議会公聴会でGMとクライスラー両社のCEOが合併も検討と発言。
 6)米国株式市場は、GMの事前調整型の破綻申請報道など米自動車産業救済
  問題の不透明感が強まったことや原油価格など軟化が相場を圧迫して、
  -215.45ドル安で引けた。

12月5日(金)
 1)日経平均株価は、今夜の米雇用統計の発表と米下院金融委員会による米ビ
  ッグスリー救済についての公聴会を控えており積極的な売買は見送られ、
  -6.73円安で引けた。
 2)米国経済指標。
 【失業率(11月)】
  結果 6.7%
  予想 6.8% 前回 6.5%
 【非農業部門雇用者数】
  結果 533千人減
  予想 333千人減 前回 320千人減(240千人減から修正)(前月比)
 3)米財務省は不良資産救済プログラムによる金融機関への資本注入について、
  金融市場の安定につながり成功だったとの認識を明らかにした。
 4)フランク下院議員の発言が伝わっており、本日の雇用統計は米自動車会社
  を支援する何らかの行動への関心を浮かび上がらせた、自動車会社支援に
  ついて以前よりも楽観的、上下両院で何らかの合意が得られることを期待、
  と述べた。
 5)保険大手ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ・グループが業
  績見通しを引き上げた。また同社が信用危機を乗り越えつつあると述べた。
 6)米国株式市場は、雇用統計が悪化し軟調に推移する場面もあったが、米自
  動車会社の救済に向けて積極的な発言を好感したことや保険会社の業績見
  通し引き上げを好感し保険会社を中心に買い物を集め+259.18ドル高で引
  けた。

 来週も引き続き米ビッグスリーの動向に注目が集まるだろう。
米政府の正式な支援有無待ち状態である。その内容次第で市場や雇用に大きく
影響を与えるのは言うまでもない。年内までは動向に注目しておきたい。

 リセッションが長引くとの見方が大半のなか、米保険大手企業の業績上方修
正が発表され、信用危機を乗り越えつつあることについては素直に受け止めた
い。
 我々は政治家よりも企業側が信用危機を乗り越える見通しをつけて業績上方
修正すると報じてもらったほうが、ある程度の説得力があり好ましいと判断し
ている。他業種にも今回と同様なケースが散見されると本格的な株価低迷から
脱却すると見込んでいる。
 また米国の著名人が「株は売られ過ぎ」との見方を示しており、政府の支援
で景気減速を食い止め、企業側が活路を見出してくれば株価は大きく上昇して
くるだろう。
 景気動向については悲観論が強いなか、敏感に動向を見極めポジション調整
していきたい。

 今週の教訓はまさに現在の状況を現している内容とした。
リスク回避の観点から、米自動車大手企業の破綻の可能性がある時は避けて、
政府の支援有無がはっきりしない疑わしい時は静観して対応したい内容である。
【教訓】
 危うきは避け、疑わしきは待つべし。


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○ 日経平均株価のBOX予想 7800円−8400円
○ 米ビッグスリーの支援内容次第でポジション調整したい。
○ 国内優良銘柄の安い位置は打診買いスタンスで挑みたい。
○ 下値出来高急増銘柄は着目したい。
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12月7日に銘柄情報を公開します。

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