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 ひとりごとコミュの書けない理由

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こんばんは。

私は今年の8月28日に、不法侵入罪で警察に捕まりました。

48時間留置所に拘留されて、前科ではなく前歴で出所しました。

ここで書くことは私の汚点であります。



捕まった経緯は、

前日コンペを提出して、二日間寝ないまま、

友人と地元の藤沢で酒を飲み泥酔し、

意識不明のまま、藤沢から自宅に帰る途中の他人の家の庭で寝ていた所を、

午前3時ごろ通報されたようです。

気が付いたらパトカーの中、両手には手錠、呼び名は手錠番号E-4、最悪でした。

はっきり申しておきますが、私は他人の家に意識的に進入した訳ではありません。



その日は鎌倉警察で事情聴取され夜を明かし、酔っぱらったまま事情聴取を受けた私は、

物とりで意識的に他人の家に侵入したわけでないという説明で精一杯でした。

次の日、指紋を両指両手取られてから、

鎌倉警察署の留置所が満室のため、横浜市の栄警察署に連れていかれました。

鎌倉警察署ではカップラーメンを口にしただけでした。



犯罪者を他の警察署から移す場合は、

事前に警察官が15人ほど裏口に待機し、見張られた中を、

手錠をし縄をかけられた状態で車に乗り込みます。



栄警察署では、まず留置場に入る前に、

大勢の警察官の前でパンツ一丁にさせられ、

危険物を持ち込んでいないか検査されます。

これは、はっきり言って屈辱です。

死ぬほど悔しい思いです。



留置所(別名:トラ箱)には一部屋に三名が割り当てられ、

私は、既に二名いる部屋に割り当てられました。

既にいる二人の名前は、下田さんと大橋さん、

下田さんは殺人未遂、下田さんは詐欺未遂で捕まったようです。

私がトラ箱へぶち込まれたときは、下田さんしかいませんでした。



前任者から留置所の生活方法を教えて貰うのが慣わしらしく、

私は下田さんから留置所における規則を教えてもらいました。

話をしてみると、下田さんはどこかの国立大学に通っていたらしく、

すごく頭の聡明な人でした。

犯罪人に対してこんな言い方はおかしいけれど、

私の発する問いに対して、哲学的なりっぱな回答を返してくれる人でした。

たぶん彼も、留置場の中で私と同じような問いについて熟考したのでしょう。

ただ、彼は高速道路を大型ダンプで180kmでぶっ飛ばしてみたり、

バイクで250km出してみたり、やってることははちゃめちゃでしたが。

かれはたぶん、頭はいいけれどプッツン来ちゃう人です。

罪を犯す、ということは、一瞬の出来事です。

いくら人格が立派である、すばらしい仕事をしてきた、頭がいい、金がある、

そんなことは、ある一瞬の過ちで、まったく無になってしまうのです。



私はちょうど八月の夏休みを三日間もらっており、

その初日に警察に捕まったため、会社には警察に捕まったことは運良く明らかにならずにすみました。

(この文書を読んで、会社にチクッてもいいですけどね、そのかわり、その後私が何をするかはわかりませんが)

しかし、捕まった時点では、何日間拘留されるかはわからず、今までの人生の中で、

フル回転で脳みそを回した憶えがあります。

会社を辞めさせられたらどうしよう、

今後、私はどうやって生きていけばよいのか、

大学院まで出て今まで勉強してきた人生をまったく棒に振らなければいけないのか、

私の両親は何と言うのか、など。

私は社会人です、社会人は学生と違い、会社や仕事に対し責任を負っています。

まだ私には家庭はありませんが、妻や子供がいたら家庭に大しても多きな責任を背負わなければなりません。

途中で放り投げるわけには行かないのです。

放り投げて社会が許してくれるわけは無いのです。



そうこう考えているうちに夜になり、食事の時間になりました。

食事はいわゆる冷飯で最悪に不味く、

喉元を通るものではありませんでした(蓋にはWAKUWAKRANCHと書いてありました)。

私はほとんど口をつけないまま食事を終えたころ、同じ部屋の大橋さんが帰ってきました。

大橋さんは17歳から35歳?になる今まで、仕事をしたことはなく、ずっと空き巣を繰り返し生活してきたようです。

彼の顔は、社会保障を受けられないからだろうか、

虫歯でボロボロな、私が今までに出会ったことのない悲惨な顔をしていました。

一目見て、まともに人生を歩んでいないのは明白な顔です。

だた口だけは良く回り、私が不法侵入したことは捕まるようなことではないこと、

留置所を抜け出すための弁護士を使うアドバイスなど、色々教えてくれました。



その日は薄い布団に包まり寝ました。



次の日、朝起きて顔を洗い不味い食事をしてから、

横浜にある検察庁に連れて行かれました。



鎌倉警察から移動する場合と同じように、

警察官が裏口に待機し見張られた中を、

手錠をし縄をかけられた状態で車に乗り込みます。

今度は縄に五人が繋がれた状態でした。

栄警察から横浜の地方検察局に向かう、バイクで走りなれた鎌倉街道を、

犯罪者として鉄格子の中から眺めるてみると、まったく違う風景として心の中に映ります。

同じなんだけれど、心境がこれほど違う、違うことにより異なって見える風景。

もう一生こんな気持ちで流れる景色を見たいとは思いません。



地方検察局では、地下にある待合室(とは言っても鉄格子のトラ箱)に入れられます。

同じ部屋には八人の人がいました。

売春で捕まったペルー人、女を監禁して捕まった若い兄ちゃん、小指のないヤクザ、いろんな人がいました。

ヤクザは、同じ穴の狢?である私には優しく、

同じく早く留置所を出るための、弁護士の使い方などを教えてくれました。

横浜の検察局での昼食はパン三つ、その中でジャムパンはあまりにも不味く食べられないそうです。

私はクリームパンだけ食べました。



五時間ほど地下の待合室で待たされたあと、検察官の前に連れていかれました。

私は、自分が行ったことをありのままに検察官に報告し、侵入した家の人に対しお詫びを述べました。

それ以上に弁解する余地はなく、正直に伝えたつもりです。

また、会社を夏休みで休んでいることも伝えました。

検察官は太っており、考えているとき白目をむく人でした。

彼の悪意を含んだ問いに答えた記憶があります。

基本的に検察官は、私たちを悪人としてしか見ない(実際捕まっているのですから仕方はないけれど)

ので、疑いを含んだ質問となります。

正直に自分の行ったことを話すより仕方がありません。



私は、検察官のもとに二度呼ばれ、意識的に罪を犯した訳ではない事を認められ、

その日に釈放となりました。(私は善良な市民ですからね!)



その日の夕方、私の両親が警察署まで迎えに来ました。

両親は、当たり前ですが、あきれていました。

家に帰って食べたご飯が、

こんなにも美味しいものかと、今となっても思い出されます。



そんなこんなで、夏休みは犯罪者の世界にトリップしたわけですが、

罪を犯す、法律に背く、とくのは一瞬の出来事ですが、

それが発覚した場合は、一生背負う羽目に陥ることもあるのです。

私の場合は、二日間の拘留で済みましたが。



設計の仕事をしていても思うのですが、

法律は世の中に網の目のように張り巡らされています。

私は学生のとき、法律を現実的な意識としてはまったく持っていませんでした。

仕事を始めてみて、法律よる拘束力がどれほど強いのか、

世の中のルールを見せられたような気がします。

また、法律に背いた場合の処罰のされ方も経験しました。

まともな人は経験する必要はないですけれどね。



私は、犯罪を犯して捕まる、ということを犯して以来、

私が思うこと、正しいと言う判断、何を基準に物事を考えるのか、

と言うことにまったく自信が持てません。

私には倫理観なんてものは無いんじゃないかと思います。

酔っ払っちまったら獣と同じです。

また、酒を飲むことにも毎回恐怖を感じています。(でも飲んでますけど)



はっきり言って、この事件に関しては、まだ私の中で消化しきれていませんが、

やっと私の行ったことを文章にしようと思うようにはなりました。



ここに書いてある事は、私の汚点であるし、私を脅迫する材料にもなります。

これを読んだ方が、私に対してどう利用しよう、もう交友関係を結ぶのは止そうと思うのであれば、

それはそれでかまいません。

ただ、私はこのことを経験して、責任感について大きく勉強した気はしています。

コメント(3)

久しぶりにmixi見たら、かっきーさん、そんな事になってたんだね。
なんか元気なかったのはそのせいだったんだね。

友達のT内君も酔っ払って捕まった事があるけど、翌日会うなり嬉しそうに事の次第をみんなに喋ってました。
彼は捕まった事よりも、良い話のネタを手に入れたって事が嬉しかったようで、、人それぞれですな。
でも、そんなんだから懲りずにまた免停になったらしいけど、、

まあ、久しぶりに色々話もしたいし、忘年会シーズンだし、これに懲りずにまた飲もうよ。(かっきーさんが飲む気にならなかったらノンアルコールでも良いし、俺は飲むけど)
かっきーのいうように酒の力をそういう負の方向から考えると確かにこわいね。けど僕の知る限りでは酒のんで音楽作ってたり、絵を描いてた芸術家もいるわけで。。でもでもこれも実は人間の弱い部分の表現の表れなのかもしれないけど。。

でもでもでもそういうのも含めて僕はお酒は好きだし、必要だと思います!!! では、また!!!

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