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噂の健康情報「ホントの話」コミュのタバコと免疫力について

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「『少量の喫煙は、免疫力を上げる』は、本当か?」について考察をしてみましょう。


「そんなバカげたことを言っている奴がいるのか?」と思った方もいらっしゃる
かも知れませんが、免疫学の権威と言われる新潟大学の安保教授が著書でそのよ
うなことを言っているのです。


この本です。


医療が病いをつくる―免疫からの警鐘
http://snipurl.com/4lgvm


具体的にどういうことを言っているのかと言いますと、以下のようなことです。


1、タバコを吸うと、ニコチンがアセチルコリン受容体を刺激することによって
  副交感神経が活性化する。(精神的にリラックスするのもその結果である)
  つまり、喫煙によって過度の交感神経優位が改善される結果、抑え込まれて
  いたリンパ球の働きが回復して、むしろ癌への抵抗力が高まることが期待さ
  れる。

2、ただし、たくさんの本数を喫煙するとニコチン・タールの有害作用のほうが
  勝ってしまうので健康に悪い。


安保氏の理論を全く知らない方のために、安保氏の理論の基本を説明します。


安保氏は、交感神経と副交感神経から免疫細胞の働きを説明しています。


具体的には、交感神経が優位に働いている時は、顆粒球という免疫細胞が活発に
働くとしています。


交感神経が優位な時とは、一所懸命に仕事をしている時ですとか、何かに緊張し
たり、頑張ったりしている時のことです。


ちなみに、ストレスを受けている時も含まれます。


そして、顆粒球は、細菌などの大型のものはやっつけてくれるのですが、ウイル
スなどの小型のものやガン細胞などはやっつけられないとしています。


ですから、仕事をバリバリとやりすぎたり、極度の緊張下にずっといたりすると
、ウイルス性の病気になりやすくなったり、ガンになりやすくなったりするとい
う理論なのです。


もうひとつの副交感神経が優位に働いている時とは、リラックスした状態という
ことです。


この副交感神経が優位に働いている時には、リンパ球という免疫細胞が活発に働
くとしています。


このリンパ球は、ウイルスやガン細胞をやっつけてくれる力が強いというわけで
す。


ですから、リラックスして副交感神経が優位にあると、リンパ球が活発に働いて
ウイルス性の疾病の予防に良いし、ガン細胞さえも抑え込んでくれるということ
です。


これを踏まえて考えて、タバコを吸うと副交感神経優位になり、リンパ球が活発
化するので、免疫力が上がるということらしいのです。


さて、これは本当なのでしょうか?


確かに、喫煙をするとリンパ球の数が増えるのは事実のようです。


このようなことを書くと、「佐野もついにトンデモを言うようになったか!」と
思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、後で述べますがこれにはれっきと
した理由があります。


しかし、リンパ球数が増えたからといって、それが「副交感神経が優位になって
、免疫力が上がって健康に良い」とは思っていません。


免疫細胞には、体に異物が入ると異物を排除しようと数を増やす性質があるので
す。


タバコの煙も異物なのです。


ですから、喫煙や受動喫煙により、体内にタバコの煙が侵入してくると、人間の
体はリンパ球の数を増やし、それに対抗しようとします。


しかし、リンパ球数が増えすぎてしまいますと、炎症を引き起こしたり、動脈硬
化のリスクを上げたりしてしまうのです。


これらは、独立行政法人・産業医学総合研究所の中田光紀研究員(医学博士)ら
と筑波大・社会健康医学研究室の谷川武・助教授のグループの研究によって明ら
かにされているのです。


研究によりますと、ヘルパーTリンパ球の数は、受動喫煙のない人の場合、血液
1立方ミリあたり平均425個だったのに対し、受動喫煙者は557個で、1.
3倍でした。


さらに喫煙者は756個で、1.7倍でした。


そして、他のリンパ球や総白血球の数でも、喫煙度合いの高い人ほど数が多い傾
向が見られたのです。


これは、5年前の朝日新聞や読売新聞に掲載されました。


詳細を見たい方は、下記のページをご参照ください。


http://www.asahi-net.or.jp/~TE9T-TKMT/page049.html
http://www6.plala.or.jp/saitou3/topics/topics12/


この研究を見ると、「ヘルパーTリンパ球は免疫反応の司令塔として生体防御の
中心的役割をもつもので、外からのストレスが多いとそれに対抗して数が増える
」と書いてあります。


安保教授の「ストレスが多いと顆粒球優位になり、リンパ球が抑え込まれる」と
いう説と真っ向から対立しています。


さて、どちらが正しいのでしょうか?


それから、青汁で有名なキューサイと山口県立大学の共同研究では、また違う結
果が出ています。


なんと、喫煙者と非喫煙者では、喫煙者の方がヘルパーTリンパ球の数が少ない
というデータを示しているのです。


しかも、「キューサイの青汁を飲むと、ヘルパーTリンパ球の数が増えて免疫異
常が改善する」というおまけ付きです。


詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。


http://www.qsaiir.co.jp/j/news/pdf/nr070521.pdf


では、まとめてみましょう。


1、安保説
  少量の喫煙は、副交感神経優位にしてリンパ球を活発にするので免疫力が上
  がって健康に良い。(多量の喫煙は健康に悪い)

2、中田・谷川説
  喫煙はヘルパーTリンパ球数を増やすが、それが炎症や動脈硬化を引き起こ
  すリスクを上げる。つまり、健康に良くない。

3、キューサイ・森口説
  喫煙をするとヘルパーTリンパ球数は低くなるが、サプレッサーTリンパ球
  数は増える。そして、サプレッサーTリンパ球が増えすぎると、逆に免疫反
  応が起こりにくくなる。つまり、喫煙をすると免疫力は下がる。



いや〜、見事に食い違ってますね。


皆さんは、どの説を選びますか?


私は、個人的に2番ですね。


喫煙によって異物が侵入しますので、無理にでもヘルパーTリンパ球数を増やす
し、確かに免疫力は上がると思いますが、増えすぎて逆に炎症や動脈硬化のリス
クを上昇させてしまうのではないでしょうか?


皆さんのご意見をお待ちしています。



余談ですが、「タバコに一利はあるか?」という話を前にもしましたが、私は、
「一利ぐらいはある」に一票入れます。


タバコには、「アルツハイマー病にかかるリスクを上げる」という説と「アルツ
ハイマー病にかかるリスクを下げる」という説があります。


私は、後者を支持しています。


それは、禁煙用のニコチンパッチにアルツハイマー病を抑制する効果が認められ
ているからです。


つまり、「ニコチンの経皮吸収には、アルツハイマー病を抑制する効果があるの
に、なんで同じニコチンを含むタバコがアルツハイマー病を促進するんだ?」と
いう強い疑念があるのです。


ちなみに、これがその研究です。


http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/AlzTabakoKijyo.html
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/alzTABAKO.html


ただし、下記のページのような反論もありますので、あまり強くも主張はできま
せん。


http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0013/4/0013_G0000080_T0000351.html


しかし、「喫煙が、潰瘍性大腸炎のリスクを下げる」というのは、あまり反論の
余地はないようです。


メルクマニュアルにも、「タバコの喫煙はクローン病には有害ですが、潰瘍性大
腸炎のリスクは減らしているように思われます。」との記述があるのです。


http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec09/ch126/ch126c.html


喫煙が潰瘍性大腸炎のリスクを下げるというもっと詳しいデータを見たい方は、
下記のサイトをご覧ください。


http://www.srf.or.jp/histoly/frames/history-frame12.html


ただ、このページの喫煙科学研究財団は財務省所轄の公益法人ですが、運営費の
一部を日本たばこ産業株式会社からの寄附金でまかなっていますから、そこのと
ころを割り引いて考える必要はあるかも知れません。


念のために書きますが、私は喫煙を勧めている訳ではありません。


喫煙は、糖尿病のリスクも上げますし、肺の疾患の多くに良くないというデータ
が出ていて、どう考えてもデメリットの方が多いのです。


ただ、「『タバコは百害あって一利なし』は、冤罪だ!」と言いたいだけなので
す。


ご理解いただけましたでしょうか?

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