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科学哲学コミュの時間の矢について

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  まず予備知識として低レベルな話から始めなければなりまん。
数は数えれば無限に数えることができます。そしてそれは矛盾ではありません。
しかし実体については無限は何の問題もなく適用できるわけではありません。
今、時間軸の一点から永遠の未来に向かって進んだとしましょう。
仮に永遠の未来に到達したとしましょう。そうすると、それがどんなに大きな数であれ、有限の時間で永遠の未来に到達したという話になります。これは矛盾です。
永遠の未来には永遠に到達することはないのです。
永遠の未来とはどこか一点の時刻ではなく、限りなく未来に進むという、その状態を表しています。
今度は時間上の一点から過去に向かったとします。
同じ論理で、永遠の過去には永遠に到達しないということになります。
では、時間が永遠の過去からやってきたのならば、時間はどうやって現在まで到達することができたのでしょうか?
我々は時間が到達する筈のない時刻に(世界に)存在しているということになります。

  では、仮に時間がどこか一点から出発したとしましょう。
その場合は、BIG BANG から出発したと考えるのが自然でしょう。その一点から過去と未来の両方向に向かって、そして空間のあらゆる方向に向かって。
そこでは反物質は過去に向かい、物質は未来に向かったと考えるのが自然です。
物質と反物質の微小な違いを探し出し、それで物質と反物質の圧倒的な存在量の違いを説明しようとする、それが現在の物理学の姿ですが、いかがなものでしょうか。
物質は時間を反転すると反物質になります。物質と反物質に差異があるとすると、この大原則がくずれます。ではそもそも反物質とは何だという問題になります。

  空間からは物質と反物質が対で現れ、対で消えています。現在の物理学の立場は、BIG BANG はこれの規模の大きいものだ、単なる規模の問題だとし、すべての物理学者がそれを受け入れてそう信じています。
昔、原爆が初めて出現した頃、科学といえばガイガーカウンター、ガイガーカウンターといえば科学という時代がありました。その後、相対性理論が出現すると、あれも相対性理論で説明できる、これも相対性理論で説明できるという時代になります。単独の電気現象そのものでさえ、相対性理論から出現してくる、と言いかねない時代でした。その後、量子力学が出現すると、今度はなんでもかんでも量子力学になります。
体積ゼロの空間の一点から全宇宙(含全ブラックホール)が量子力学の確率で出現してきたとし、すべての物理学者がそれを何の疑問も抱かず受け入れています。
この説の前提には、静的な無限の空間が存在し、そこに無限の時間が流れていて、どこか一点で量子力学的な確率で BIG BANG が発生したという前提があります。。それは時間が BIG BANG から出発したという概念は受け入れません。
真実は何か。BIG BANG は物質の BIG BANG ではなく、空間と時間の BIG BANG なのです。
昔のアナログテレビの放送電波がが無いときのスノーノイズ、あれが本来の宇宙のありそうな姿です。しかし宇宙は物理学で法則と呼ばれる規則性があります。ただ単にランダムな状態ではありません。これは何の問題もない当たり前のことでしょうか。
静的な無限の空間がただポッと存在するという像はこの規則性を説明できません。
空間は隣接する空間に依存して次々に生成する、隣接する空間の状態の関数の状態で次々に事実していくものならば、この法則性、規則性が出てきます。(時間的に次々とではありません。時間も次々と生成するものの一つなのです。事実的に、あるいは論理的に次々とです)
こうして現在点では空間は BIG BANG から遠ざかる方向に生成されていくので、現時点での反物質は過去に向かうということができません。空間の一状態である物質が空間と別方向に向かうわけがありません。(現在の物理学は光は媒質の無い波だといい、物理学者も素直に受け取っているようですが、光は空間上を進むのですから明らかに光の媒質は空間です。ついでに超弦理論ですが、極小のリングってなんでしょうか?自然の根源に波とか振動があるのは確かですが、空間そのものの極小の波、振動と捉えるべきでしょう)
ただ、現在の物理学はまだ時間の矢については説明できないようです。

  以上が時間の矢についてです。次にもっと難しい問題に入ります。
現在の「この自分」と過去の自分は違う自分です。そしてこれが時間というものの究極の正体なのです。ただ、まったく無関係ではありません。現在の「この自分」は過去から記憶を継承しています。そしてその記憶では、過去の思考機能は「この自分」ではない別の自分を「この自分」と認識しています。
すると現在の思考機能はその過去の思考機能が「この自分」と認識していた自分を現在の「この自分」と認識してしまうのです。
その結果として、自分という普遍の存在があって、ただ時間が流れているのだという、現人類が当たり前だと考えている認識が生まれます。

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