ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

科学哲学コミュの確率の悪魔とラプラスの大罪

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ラプラスの「確率解析理論」がアプリオリな確率の定義をその権威を以て、殆ど一世紀の間人間の頭に植え付けてしまった。彼はあらゆる考察の先頭に、確率の定義として次のものをおいた;
”確率とは、同様に可能な場合の数で考える事象に有利な場合の数を割ったものである。”
「同様に可能」という言葉には、「同様に確からしい」と言うことが既に含まれていてpetitio principii(論点先取、循環)が在る。(伏見康治;確率統計論‐1942‐より引用)


確率統計論には、大数の法則と正規分布が在るだけではないか。そんなに頼りにするべきものでもあるまいに。
さらに、この伏見先生は、「確率論は数学では無い」と仰っています。こんな偉い先生がいたとは驚き。

科学哲学の難解さは、科学の手法論争の不毛さにある。量子論が出て、決定論が揺らいだのがその契機なのだろうが、私の過去のトピックでも述べたように、やはり「科学は帰納演繹」に尽きるのである。

自らの科学哲学的立場を洗練されていると言う、京都のベイズ主義者の入門書によれば、彼らは確率論導入を数学的正しさと誤解して、結果、なんらの成果も上げてはいないし、確率論そのものに問題が在る事も認めているが、「他に無いだろう」的な見解で締めくくる。いやはや、なんとも・・・・。
しかし、数多ある科学哲学書の中で、その入門書は網羅的であった点は評価する。

改めて、申し上げる。
「科学・論理学には、推論方法は2つしかない。帰納と演繹だ。」
更に、
「科学に現在の確率論を導入するのではなく、導入すべきは、”大数の法則と正規分布”である。」

コメント(4)

>でにやん氏、

あと大いなる批判的思考(でないとデカルトさんにおこられます)
あといろんな推論方法がある中でなぜ二極にしぼるのですか?
なぜ科学に統計学だけしかいらないの?
あなたの神はさいころをふるの?ふらないの?
>アレンドさん

批判的思考?……一種の精神論とも言えますね。デカルトも勿論金字塔ですが、思想史的に言えば、カント以降哲学は進歩したのか、と思います。認識論、倫理学……ブレイクスルー出来ませんね、なかなか。
しかし、推論は帰納と演繹だけです。二極では無いのです。帰納法に種類がたくさんあって訳が判らないだけですよ。
確率論の正しさと確率(大数の法則)の正しさは、意味が違うんです。

「神」を持ちだした時点で、「科学」の範疇を出ますよ。何故ならアインシュタインの言った「神」を「科学的」に定義も出来なければ、「事実」とも確認されていないんですから。
正直,科学哲学はよく知りませんが・・・

最初のコメントを読む限り,単に,

「確率論しかありえない.他にないだろう」を否定して.
「演繹・帰納しかありえない.他にないだろう」で締めくくってるだけに読めます.

もう少し.
「確率論がありえない」と考えるに至った,文献とコメントを
「演繹・帰納しかありえない」と考えるに至った,文献とコメントを

乗せた方が良いのでは?
帰納と演繹が正しいのであれば

科学者はとても優秀だから採用するでしょうね
でもどうして未だに量子論なの?

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

科学哲学 更新情報

科学哲学のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング