Natureニュース ■自己催眠がアレルギーを抑える Self-hypnosis squelches allergies 5 July 2005 http://www.nature.com/news/2005/050704/full/050704-5.html スイスの研究者の報告によれば、アレルゲンのない環境を思うだけで花粉症の症状が1/3に減る。 Wolf Langewitzらは中程度から重症の花粉症患者79人に自己催眠技術を教えた。スキー場のようなアレルギーのおこらない環境を思い浮かべ、きらきら輝く雪の結晶や寒さなどいろいろな雪に関するたくさんの知覚チャンネルを刺激するよう患者を指導した。約40人の人が2年間この方法に従い、それからアレルゲンに対する生物学的応答を検査した。花粉に暴露されたときの鼻腔の空気の流れを計測して鬱血の程度を測定した。その結果自己催眠の無い時に比べて訓練後では鬱血の程度と単純な質問による症状の評価で症状が1/3に減少していた。 著者らはこの結果は予備的なものであるが、副作用はないので試してみる価値はあるとしている。 アトランタアレルギー喘息病院のKathleen Sheerinは「この結果は興味深いものである。患者は自己催眠そのものよりもこの治療方法が効くという信頼により大きく影響されているかもしれない。」と述べている。 Effect of Self-Hypnosis on Hay Fever Symptoms - A Randomised Controlled Intervention Study, Wolf Langewitz et.al. Psychotherapy and Psychosomatics 2005;74:165-172 (DOI: 10.1159/000084001)