1980年代以降、公害による病気の患者団体、がんの患者団体(とくに乳がんの団体
は女性運動と協力して力をつけてきました)、難病や遺伝病の患者団体などが、病気
にたいする社会的理解を得ようと、治療の開発を促進させようと、医療専門職や行政
や一般社会に向けて運動を行ってきました。障害を持つ人々の団体も、障害を理由に
雇用や居住や移動が差別されることを禁ずる1990年の「障害を持つアメリカ人法
American with Disability Act」の成立を促しました。
【参考資料】
・Conrad, Peter, and Schneider, Joseph, 1992, Deviance and Medicalization : From Badness
to Sickness: Expanded Edition, Temple University Press.
・ Freidson, E. 1970, Professional Dominance: The Social Structure of Medical Care,
Atherton Press, Inc.=1992 進藤雄三・宝月誠訳『医療と専門家支配』恒
星社厚生閣
・Starr, Paul, 1980, The Social Transformation of American Medicine, Basic Books.
・Laura Lee Swisher and Catherine Page, 2005, Professionalism in Physical Therapy:
History, Practice and Development, Elsevier
・ミシェル・バックマンによる日本の“ユニバーサル・ヘルスケア・システム”批
判の動画とそれに関する記事
http://thinkprogress.org/2010/02/02/bachmann-japan-hcr/
NIHのRadiology and Imaging Sciences部門のトップであるデビッド・A・ブルムク氏が、米国放射線学会誌2010年2月号で発表した[5]。臨床センターに放射線診断装置を売る企業は、被曝線量を患者の電子カルテに記録するためのソフトウエアを装置に備え付けておかなければならなくなる。
2002年の女性の健康イニシアチブ(Women's Health Initiatives)による報告では、ホルモン併用療法により乳癌、心疾患、脳卒中および血栓形成の疾患リスクを増大することが示された。ホルモン併用療法は骨折および直腸癌のリスクを減少するが、殆どの女性にとってこれらの有用性よりも前述の疾患リスクの方が重要であると考えられた。
参考文献:
De P, Neutel I, Olivotto I, Morrison H. Breast cancer incidence and hormone replacement therapy in Canada. Journal of the National Cancer Institute [early online publication]. September 23, 2010.