ぴのコミュのぴの　『ウィキペディア（Wikipedia）』

～～～～～経歴～～～～～

ファミスタシリーズで実際のプロ野球選手よりも速い走力を持つ俊足の一番打者として知られる。初代のファミスタ86では代打として登録されており（この時の一番打者は「まつぴ」であった）。翌年のファミスタ87より一番打者として固定され出場を続けている。初期の作品では守備は上手くなかった方だが、後に守備も格段に良くなっている。MSX2版では未出場で当時のMSX専門誌で「寄る年波には勝てない」と理由づけされている。

元ネタであるトイポップのプレイ中に箱の中から出現するアイテムの一つである「ブーツ」（ジェット・ブーツともいう）を取ると、一定時間であるがプレイヤーが制御不能に陥るほどの俊足となる。「ピノ＝俊足」の定義は、この現象によるものと推察できる。

作品によってはフライを打ち上げない限りゴロさえ転がせば、かなりの確率で出塁し、三塁までの盗塁成功率も高く（一塁からなら捕手が二塁に送球する間に三塁まで進めるほどの走力であった）、そこからスクイズすれば1点が取れた。しかし、ツーアウトからだと同様に三塁まで進めても本塁に返せないことがあった。また、ランナーが1塁に出ているとこの戦法が取れない。そのため投げる側がピノの前の打者でわざと四球や死球を与えて出塁させることがあった（実際のプロ野球でも福本豊の足を封じる為に野村克也が福本の前の打者を歩かせた例もある）。ただしこのやり方でも、1回の第1打席だけは防げない。

ナムコスターズは総合力では他のチームより劣っていたものの、得点力の高いピノがいたため、プレイヤーが使えば決して弱いというチームではなかった。ナムコスターズを使うプレイヤーはいかに効率よくピノを打席に回すかが、試合に勝つための重要な鍵だった。

プレイヤーが使えばかなりの確率で出塁できたが、ゲーム中に表記される成績は打率2割5分前後、本塁打5本以下であった。

シリーズを通して作中最速というわけではなく、「巨人の星」に登場する俊足選手・速水譲次がモデルとされるアニメスターズの「はやみ」などに作中最速の地位を取られていたこともある。また初期や後期の作品では、ゴロさえ転がせば確実に出塁出来る、というほどには走力を設定されてはいない。

作品によって「ぴの」「ピノ」と表記が分かれており、初期の作品が「ぴの」、後期が「ピノ」である。