Response Times
図5Aは回転の大きさの機能として触覚的条件ごとの平均反応時間と標準誤差を示している。実験参加者は非整列条件(平均3.12秒)より整列条件(平均2.34秒)のほうがかなり速くなった。分散分析でも回転の大きさの重大な効果をも認めた。事後の線形比較は0°から90°までと180°から270°までの反応時間の増加を明らかにしたが、90°と180°の間にはみられなかった。また、われわれは有意な条件×回転の大きさの相互作用もわかった。対照比較では非整列条件の乏しいパフォーマンスが90°と270°の試行にはっきりと生じたことを示した。さらに、非整列条件の270°の回転のパフォーマンスの不足は同じ条件下(平均0.89秒)の90°回転の不足と2倍以上(平均1.83秒)だった。ほかに主な効果あるいは相互作用もなかった。