Danny Krivit ダニー・クリヴィット。かれはこれまでも頻繁に来日してきたが、日本に到着して最初にすることはいつも同じ。渋谷のレコード・ショップに足を運び試聴を繰り返し、折り畳んだ自作のwant listをポケットからときどき取り出しては、「なあ、これの在庫がないか確認してもらえないか?」…DJとしてのキャリアをスタートして約40年が経過したいまも、彼は音楽との新しい出会いに胸を躍らせ、その探究心に妥協はない。1979年にRoxyのオープニングそしてメインDJを4年間務め、その後Studio 54、The Choice、The Loft、Shelter、Sound Factory Barといったその時代を象徴するクラブで活躍してきたが、96年から始まったパーティ<Body&SOUL>によってその名はNYを飛び越え世界中に広まった。それまでMr.K名義で秀逸なリエディット作品を残してきた業績もそれに伴い正当に評価されるようになり、数々のコンピレーションCDを発売。それらのほとんどはダンス・クラシックス中心だが、知名度を一気に高めたのはデリック・メイの名曲のカヴァーをよりフロア仕様に仕上げたハウス・アンセムSoul Central “Strings Of Life (Danny Krivit Re-Edit)”の爆発的ヒットである。新旧こだわらず、自分が惚れこんだ楽曲の魅力を(時にはエディットを施し)最大限に活かしてフロアに届けること。それはパラダイス・ガラージやロフトといった70年代から受け継がれてきた精神でもあり、いまも多くのDJやパーティがそのスタイルを謳っているが、当時のサウンドを継承しつつ、現在集客的にも最も成功しているNYのレギュラー・パーティと言えば、彼がレジデントを務める<718sessions>に他ならない。ダニー・クリヴィットはDJというアートフォームの一つの完成形であり、円熟期を迎えたいまだからこそ、あらためて彼のプレイをじっくりと堪能してもらいたい。 (Text by Nagi)
名古屋在住、ヒップホップグループ。1stフルアルバム『Do You Know?』がオリコンチャート初登場より2週連続1位、80万枚を超える大ヒット、2004年NHK紅白歌合戦出場。2ndフルアルバム『5MC&1DJ』、3rdフルアルバム『vulgarhythm』、ベストアルバム『best of nobodyknows+』と、これまでにベスト盤を含む4枚のフルアルバムを発表。全国47都道府県ツアーなども実施した。2011年にはオフィシャルガイドブック『nobodyknows+〜過去・今・未来〜(CD付録付)』を発売。地元での恒例忘年会イベントとして『出張ネバーランド〜大忘年会スペシャル!』を毎年末に実施。メンバー個々の活動も幅広く、様々な事業活動にも力を入れており、愛知県より『あいち音楽大使』を委嘱。2010年より地元中日ドラゴンズ/チアドラゴンズのオフィシャルテーマソングを担当。チアドラゴンズ2013オフィシャルテーマソング『Let's Dance』が2013年3月29日よりシングルリリース。