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食卓ごよみコミュの池波的2日間

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今思うと夢のような2日間でした。
我ながら大名旅であったと思います。
ただし、もらったばっかりの給料は綺麗さっぱりと無くなってしまいましたが。

まずは鬼平犯科帳の歌舞伎を見て、神田の竹むらへ行き粟ぜんざいを食べ、友達の女の子への土産に揚げまんじゅうを買う。
万惣フルーツパーラーにてホットケーキを食べる。
山の上ホテルに到着、401号室に宿泊。残念ながら池波先生の絵を描く道具は見せてもらえず。(考えてみれば私物なので当然)
天ぷら山の上にて夕食。
偶然、同じ苗字の職人さんに天ぷらを揚げてもらった。
どれもコレも美味かったけれど、最後に食べたごまのシャーベットはシャーベットと呼ぶにはあまりにもクリーミーで、シャーペットと言う別の食べ物であるに違いない。
部屋に戻って再度入浴して、用意されていたフルーツを食べ、籐椅子に座り意識を失うまで銀座日記を読み、耐えられなくなったらベッドに滑り込む。快眠と言う言葉はこのベッドの為にあるに違いない。

6時に目が覚める。
あれほど食べたのに、空腹を感じる。7時の朝食が待ちきれなかった。
てんぷら山の上にて朝食。とても朝食と思えぬほどたっぷりなのに、無事完食。
いろいろと用があるので朝早く出ようかと思ったけれど、「部屋で何もしない」をしていたら、出て行くのが嫌になってきて、10時30分のヒルトップが開店するまでグズグズする。
山の上にはお昼に来て、翌日のお昼まで滞在するのが正しいと思った。
ヒルトップにてハイビスカスティーとバナナのショートケーキを食べる。
以前、池波先生の絵画の写真を撮らせていただいた事があり、その時の事を覚えていてくれたようで、「今回はお泊りですか?」とか言われる。
まったく池波先生が別宅と言った理由が良くわかる。

いろいろと用事を済ませ、神田の花ぶさへ行き、千代田膳を食べる。
お上さんには会えなかったけれど、その接客のよさは池波先生が始めて訪れた頃より、まったく変わっていないのだろうと思う。
ただ、仲居さんが僕の隣の席(すなわち池波先生の席)をもって行ってしまって、僕の荷物を置く台にしてしまったのには閉口した。
銀座へ移動し、資生堂パーラー サロンドカフェにて資生堂パーラー物語とアイスクリームを食べる。相変わらず紅茶が美味い。
風月堂にてクリームソーダを飲む。
トップスのケーキを買いたかったのだけれど(カレーは無理)、2人サイズなのであきらめる。
いまむらへ行き、コースを食べる。
出すときに料理について一切説明しないので、何を食べているのかわからないけれど、粟田口国綱か井上真改で一文字にぶった切られたかのように感じる。
食べ物を食べて感動したのはコレで2度目。
偶然、池波先生と親しい方が来店しており、主(今村氏)と池波先生の話を始める。
僕は何も言わず黙って聞いていた。
全ての客が去り、店の人たちと僕だけになった。
主は池波先生との思い出話をいくらでも語ってくれた。
佐藤隆介さんが池波先生とフランス旅行した時の事が「あれは夢だったんじゃないか。と言っていたよ。」と言っていた主の顔もまた、夢見るような顔をしていた。
鬼平の続編は読めないけれど、鬼平の最終回を読ませてもらった気がした。
鬼平の最終回を書きたくなった。
たとえるならば主は粂八と五郎蔵を足して2で割ったような。
ここはもう1つの花ぶさであると思った。

今度はぜひ、夕刻の花ぶさへ行き女将さんと逢い、天ぷらの近藤へ行って、近藤さんに逢って、お話しを聞きたい。

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