ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

金色のガッシュ!NLに萌えるコミュのガッパティss『束の間の夢』

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
コンコン、

家の戸をノックする音が聞こえる。
「誰かしら…こんな朝早くに」
その音に起こされたパティはイライラしながら玄関に向かう。

と、まだ返事もしないうちに勝手に戸が開けられた。

「…嘘……」
「ウヌ、おはようなのだ、パティ」
「ガッシュ…ちゃん?どうして私の事を…」
「この前ブリをくれたではないか、それより入っても良いかの?」
「え?ええ!もちろんよ!」
まだ訳がわからぬまま、それでも喜んでパティはガッシュを迎え入れた。

―ど、どうしてかしら…?やっぱりこれも、運命…?―

「あっ、ガッシュちゃん、今お茶入れるわね!」
「ウヌ?じゃあお願いするのだ」
パティは高鳴る胸を押さえながらキッチンへ向かう。
「あぁ…どうしよう…
 いざとなったら何話せば良いかわかんなくなってきたわ…」
震える手でお茶を入れるパティだが、
その目はいつのまにかガッシュに向いていた。
「ガッシュちゃん…」

―この思いを…伝えたい―

バシャッ
「キャア!熱…っ!」
「!! パティ!」
うっとりしてお茶をこぼしてしまったパティに
ガッシュが駆け寄る。
「…大丈夫のようだの、少し冷やしておくといいのだ」
幸い火傷もなく、手に少しかかっただけで済んだようだ。
ガッシュはパティの手を取ると水道水で冷やし始めた。

―ガッシュちゃんが…私の手を―

パティはガッシュに手をとられている事で気が動転していた。
「ねぇ、ガッシュちゃん…」
「ウヌ、何なのだ?」
「あ……その…」
ガッシュの目を見ると何も言えなくなる。
言わなきゃいけない。
こんなチャンスはもう来ないかもしれない。
「どうしたのだ?パティ」
「えっ、…な、何でもないわ!ごめんね!」


―はぁ…私の意気地なし…―


ガッシュは黙ってパティを見つめていた。
パティは赤くなってうつむいている。
とてもガッシュの目を見る勇気はない。

水の流れる音だけが響いている。


「私からも、言っておくべきことがあるのだ」
口を開いたのはガッシュだった。
「えっ…?」
恐る恐るガッシュの方を見る。
2人の目が合った。
「パティ、私は…」

ガッシュの表情が真剣になる。
「…ガッシュ…ちゃん?」
「私は…お主の事が…」

―それって、まさか―

パティの鼓動が速くなる。
ガッシュの視線はパティを捕まえて身動きを許さない。


「…好きなのだ」

「…ホント?」
震える声で訊ねる。
ガッシュはコクリと頷いた。
「…私も…」
パティは喜びを噛みしめながら答えた。


「ウヌ、それはちょうど良かったのだ」
「え…?」
突然ガッシュはパティを抱きしめた。
「ちょ、何!?どうしたの…!?」
動揺するパティ。
突然の事に頭がついていけず、振りほどこうとするが、
ガッシュの手はパティをしっかり抱きしめて離さなかった。

―ガッシュ…ちゃん―

ガッシュの温もりを感じながら、少しずつ心を落ち着かせる。
パティはガッシュに身を委ねる事にした。

胸の鼓動がどんどん速くなって、何も考えられなくなってくる。

ゆっくりと、パティもガッシュの背中へ手をまわす。
ガッシュはさらに強くパティを抱きしめた。

首筋に吐息がかかる。
ガッシュの手がパティの顎を軽く持ち、
2人はもう1度見つめあった。
パティの頬は紅潮し、目は虚ろになっていた。

お互いの距離が近づいていく。
パティは目を閉じ、相手の熱を感じた。

水で濡れた2人の指が絡み合い
吐息が交差する。

そして、唇と唇が―

ゴツン

パティはそこで目が覚めた。
彼女は枕を抱いたままベッドから落ちていた。
「…なんだ…夢か」
余韻を捨てきれないまま残念そうに呟く。

―できれば、醒めないでほしかったな…―

パティは鏡の前に立った。
まだ仄かに頬が赤い。
べッドから落ちたときに打ったらしく、頭が少し痛む。

「でも…これはきっと正夢に違いないわ!」
パティは自分に言い聞かせ、いつもの髪型をセットし始めた。

こうして彼女は今日もガッシュにアプローチをしに行くのであった。

             ―fin―

ごめんなさいwwwwちょっと悪ふざけが過ぎましたwwww
たまにはこんなのもアリかなっとwwww

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

金色のガッシュ!NLに萌える 更新情報

金色のガッシュ!NLに萌えるのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング