鈴木平コミュの鈴木平のその後

2002年に現役生活を終え、整体師の道に進まれたそうです。

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支えてくれた整体の道へ

　名セットアッパーとして４球団を渡り歩いた鈴木平投手（３２）が、現役１５年間を支えてくれた整体の道に進路を決めた。「ここまでやってこれたのも整体の先生のおかげ。整体に興味もあったし、勉強していきたい」。来年４月、自宅を福岡から神戸に移し、中日時代（００～０１年）にお世話になった、神戸市内の整体の先生の下で修業を積む。専門学校にも通い、整体師の免許取得にも挑む。

　９５、９６年にはオリックスの「抑え」として、２年間で１０５試合に登板。９勝２２セーブを挙げ連覇に貢献した。「中継ぎ投手は連投が多いし、ひじ、腰が痛くて立ち上がれない時もあった。それでも整体の先生のおかげで、翌日はマウンドに上がることができた」と感謝の気持ちは忘れない。同時に、将来は整体の道へ進もう、という気持ちも少しずつ芽生えていた。引退後、整体に関する医学書を１００冊以上読み、準備も着々と進めている。

　０１年秋、ダイエーにテスト入団。今季は開幕戦白星を挙げるなど、順調なスタートを切った。だがシーズン前半にファーム落ちし、それから１軍に上がることはなかった。「開幕戦で投げることができたし（現役に）未練はない。将来はプロ野球選手の役に立てたらいいね」。持ち前のマウンド度胸で、第２の人生でも“ツボを押さえた”一流の整体師を目指す。【浜崎孝宏】