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高校野球 離島校・分校主体コミュの第95回全国高等学校野球選手権大会

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コメント(11)

《第95回全国高等学校野球選手権大会第1日結果》

夏の高校野球、初日の結果をお伝えします。

【第1試合】
学校法人大垣日本大学学園 大垣日本大学 高等学校(岐阜代表 6年ぶり2回目)
佐賀県立 有田工業 高等学校(佐賀代表 初出場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
有田工業
0 0 0 0 0 0 2 3 0 5
0 0 0 1 2 0 0 1 0 4
大垣日大
【投手】
有田工業:古川
大垣日大:高田→橋本→和久田
【戦評】
開幕試合に強い佐賀県勢・有田工が終盤の集中打で大垣日大を逆転で下し、地区大会から続く1点差勝利を6に伸ばした。有田工は春夏通じて初の1勝。試合は序盤、両先発が共に無安打ピッチングを続けたが、大垣日大が4回先頭3塁打を放った柴田を置いて1死三塁から3番内藤のスクイズで1点を先制。5回には8番横江、1番柴田の適時打などで2点を追加し3点を先行した。有田工は途中、攻守の要である三番遊撃藤川が負傷退場で欠き、5回まで大垣日大主戦高田に無安打ピッチングと抑えられていたが、6回2死一塁から3番岸川の場面でエンドランを仕掛け右前へ待望の初安打を放った。続く7回、先頭の4番古川が三遊間を抜く安打を放ち、犠打で1死二塁から6番桑原の左翼線適時2塁打で初得点、さらに続く7番川元の左前適時打でこの回2点を返し1点差とした。勢いは衰えず、8回2死ながら一・三塁とすると5番仙波が初球を叩き値千金の左中間2塁打で2者を迎え入れ逆転に成功、更に続く桑原もこの日2本目となる適時打を右前に放ちこの試合初めて2点を先行した。大垣日大もその裏、1番柴田の左2塁打を足がかりに有田工の守備の乱れをついて1点を返し、1死三塁としたが4番滝野がスクイズを失敗し逸機。有田工主戦古川は9回を三者凡退に抑え被安打7失点4と粘投し、打撃陣は6回以降に7安打を集中させ、地区大会同様に後半連打と勝負強さを発揮した。大垣日大は7回2点を返され継投策を選んだが、2番手の橋本が踏ん張れず敬遠策が裏目に出た。

【第2試合】
学校法人日本文理学園 日本文理 高等学校(新潟代表 2年ぶり7回目)
学校法人大阪産業大学 大阪桐蔭 高等学校(大阪代表 2年連続7回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
日本文理
0 1 0 0 0 0 0 0 1 2
2 3 0 1 3 1 0 0 x 10
大阪桐蔭
【投手】
日本文理:大谷内→菅野→小太刀→飯塚
大阪桐蔭:葛川→高西
【本塁打】
日本文理:渡辺大
大阪桐蔭:森友、近田、森友
【戦評】
大阪桐蔭が打で圧倒、2回戦へ。試合は初回、5番笠松の中犠飛と6番香月の2塁打で2点を先行。対する日本文理は2回、7番池田の中越え2塁打で1点を返したがその裏、大阪桐蔭は3番森友、4番近田に連続本塁打が飛び出すなど3点を追加し突き放した。更に4回には森友が2打席連続となる本塁打を放ち、5回にも満塁から森友の右前2点適時打などで3点を追加、その後も長短打を集め14安打10得点。大阪桐蔭・森友はこの試合4打数3安打2本塁打3打点と自らの誕生日を飾った。日本文理は4番手で継投した主戦飯塚が好投したが、3投手が痛打を浴びビハインドも大きく、打線も9回に5番渡辺大が左翼に本塁打を放ったが、繋がらなかった。

【第3試合】
和歌山県立 箕島 高等学校(和歌山代表 29年ぶり8回目)
山梨県立 日川 高等学校(山梨代表 3年ぶり4回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
日川
1 0 0 1 1 1 0 0 0 4
0 0 0 0 2 0 0 0 0 2
箕島
【投手】
日川:山田
箕島:須佐見→高川
【本塁打】
日川:山田、山形、広瀬
【戦評】
日川が選手権出場4度目にして35年越しの夢を叶え甲子園初勝利。箕島は星稜との対決は叶わなかった。試合は初回、3番山田が左翼席へ運ぶ本塁打で1点を先制、4回には4番山形、5回には1番広瀬にも一発が出て1試合3本塁打を記録。対して箕島は5回、9番権城の中犠飛と日川のバッテリーエラーで2点を返し1点差とした。しかし6回日川は、箕島の守備の乱れから1点を追加。箕島はその後も得点圏に走者を進めたがあと1本が出なかった。日川先発主戦の山田は6安打2失点の好投。箕島は須佐見、高川の2枚看板が粘投したが日川の一発攻勢に泣いた。
《第95回全国高等学校野球選手権大会第2日結果》

夏の高校野球、2日目の結果をお知らせします。今日は全試合見てきました。

【第1試合】
学校法人聖光学院 聖光学院 高等学校(福島代表 7年連続10回目)
学校法人名古屋電気学園 愛知工業大学名電 高等学校(愛知代表2年連続11回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
名電
2 0 0 0 0 1 0 0 0 3
0 1 0 0 0 1 2 0 x 4
福島聖光
【投手】
名電:東
福島聖光:石井→今
【本塁打】
名電:石浜
福島聖光:酒谷
【戦評】
福島・聖光学院が終盤の逆転劇で4年連続で初戦突破。対する名電は平成になってから出場が8回目だがまたも初戦敗退となった。試合は初回、名電4番石浜の左翼ポール際に飛び込む2点本塁打で先制。対する福島聖光は2回、7番井原のセフティースクイズで1点を返した。すると6回、名電は無死一塁の走者を2犠打で2死三塁とすると7番徳波が右前に運び再び2点差とした。しかし、その裏聖光学院は、代打酒谷の代打本塁打で再び1点差とすると続く7回には、2死満塁で再び酒谷。フルカウントから三遊間を破る値千金の逆転適時打を放ち、この試合途中出場ながら、2打数2安打1本塁打3打点に決勝打と、プロ注目の4番園部が陰に隠れる輝きを放った。名電は相手を上回る2ケタ10安打を放ったが、あと1本に泣いた。

【第2試合】
熊本県立 熊本工業 高等学校熊本代表 (4年ぶり20回目)
学校法人矢谷学園 鳥取城北 高等学校(鳥取代表 2年連続3回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
鳥取城北
0 0 0 0 0 0 1 1 0 2
1 1 1 0 0 0 0 0 x 3
熊工
【投手】
鳥取城北:上原→福岩
熊工:山下
【本塁打】
熊工:工藤
【戦評】
熊工が2回戦へ。熊工は初回、4番工藤が1死二三塁から右前に運び1点を先制。続く2回は1番坂井が1死一二塁から左翼へ適時二塁打を放ち1点を追加。さらに3回は4番工藤が左翼席へ本塁打を放ち3点を先行した。鳥取城北は6回まで無得点だったが、7回2死から5番鳥飼、6番山田、7番福岩の3連打で1点を返すと、続く8回には1番田中、2番平山が連続三塁打で1点差に迫り、尚も1死三塁の好機を迎えたが、スクイズ失敗で平山が狭殺。両校とも2ケタ10安打を放ちながら両投手陣がそれぞれのイニングを最少失点で切り抜けたが、熊工が上回った。


【第3試合】
大分県立 大分商業 高等学校(大分代表 16年ぶり15回目)
学校法人修徳学園 修徳 高等学校(東東京代表9年ぶり5回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
大分商
0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
0 0 0 1 0 2 1 4 x 8
修徳
【投手】
大分商:笠谷→中野
修徳:西林→桜井→遊佐
【本塁打】
修徳:森田
【戦評】
修徳が終盤の集中打で大分商を突き放し2回戦へ。先制したのは大分商。3回2死二三塁から4番福地が右中間に運び2点を先制。修徳は4回に野選で1点を返すと、6回2番森田が左越えに逆転の2点本塁打を放ち逆転その後は長短打を絡めて大分商を突き放した。大分商主戦・笠谷は5回まで修徳打線を抑えていたが6回の被本塁打の後崩れた。打線は8回に2死二三塁の好機を作ったが後続が続かなかった。修徳は救援陣が4回1/3を無失点と好投した。


【第4試合】
学校法人常総学院 常総学院 高等学校(茨城代表 2年連続15回目)
学校法人北照高等学校 北照 高等学校(南北海道代表 3年ぶり3回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
北照
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 3 1 2 0 0 x 6
常総
【投手】
北照:大串→斎藤
常総:飯田
【本塁打】
常総:内田
【戦評】
常総主戦・飯田が被安打4・無四球で今大会初完封で常総が2回戦へ。選抜8強の北照は初戦で姿を消した。常総は4回無死一三塁から4番内田が中越え3点本塁打で3点を先制。5回は1死三塁から捕逸、6回には7番池沢の右越え三塁打、8番飯田のスクイズで追加点を挙げた。北照は牽制死を3度記録するなど、打線も散発4安打に抑えられた。

《第95回全国高等学校野球選手権大会第3日結果》

【第1試合】
徳島県立 鳴門 高等学校(徳島代表 2年連続8回目)
学校法人稲置学園 星稜 高等学校(石川代表 6年ぶり16回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
星稜
0 0 0 0 0 1 0 0 4 5
0 0 0 0 1 0 8 3 x 12
鳴門
【投手】
星稜:岩下→室木→畑中
鳴門:板東
【本塁打】
星稜:北村
鳴門:松本
【戦評】
鳴門が選手権33年ぶりに白星を挙げ2回戦へ。試合は星稜が初回、1死満塁から5番丸山が中堅へ犠飛に十分な飛球を上げ1点を先制かと思われたが、鳴門守備陣の好判断で二走を三塁で刺し、三走の得点が認められず先制機を逃した。すると5回鳴門は1死二三塁から9番鳴川の投ゴロ併殺崩れの間に1点を先制。対して直後の6回星稜は1死二塁から5番丸山の適時二塁打で同点に追いついが、7回に鳴門打線が爆発。1死満塁から2番甲本が走者一掃の適時三塁打を放ち3点を挙げると、2死後4番伊勢が右前へ適時打、更に2死満塁として7番松本が満塁弾を左翼席に放ちこの回一挙8得点を挙げ試合の大勢を決め、その後も8回3番河野の適時三塁打、代打前川の中前適時打で3点を加えた。星稜は9回、1番北村の左越え3点本塁打などで追いすがったが遅かった。鳴門先発の板東は5失点完投。星稜は投手陣が終盤に捕まった。

【第2試合】
学校法人作新学院 作新学院 高等学校(栃木代表 3年連続9回目)
奈良県立 桜井 高等学校(奈良代表 初出場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
作新学院
2 0 3 1 0 4 1 0 6 17
0 0 0 3 0 0 0 0 2 5
奈良桜井
【投手】
作新学院:渡辺→朝山
奈良桜井:竹野→加地
【本塁打】
奈良桜井:木下
【戦評】
作新学院が3年連続の初戦突破。試合巧者ぶりを発揮して2回戦へ。作新は初回4番中村の適時2塁打などで2点を先制、3回にも7番川上の2点適時打などで3点を追加、4回にも2番添田の中犠飛で1点を加え6点を先行した。対する奈良桜井はその裏、無死一二塁から5番木下が左越えに3点本塁打を放ち追撃した。しかしその後も作新の打線を投手陣が抑えられず、自責点8に対し失点17と守備の乱れもあって大差をつけられた。9回に2点を返し1死一二塁と意地を見せたが、2番西口が併殺に倒れた。奈良桜井は高田商以来50年ぶりの郡山・智辯・天理の3校以外の勝利は成らなかった。

【第3試合】
福井県立 福井商業 高等学校(福井代表 2年ぶり22回目)
学校法人帯広大谷学園 帯広大谷 高等学校(北北海道代表 初出場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
帯広大谷
0 1 0 0 0 1 0 0 1 3
1 0 0 0 0 0 0 3 x 4
福井商業
【投手】
帯広大谷:佐藤和→田村
福井商業:中田文→長谷川
【本塁打】
帯広大谷:亀井
【戦評】
福井商が終盤の鮮やかな逆転劇で2回戦へ。試合は初回、1死一塁から3番関の適時三塁打で1点を先制。しかし帯広大谷もすかさず、1死一二塁から7番角の中前適時打で同点とした。その後は投手戦となり、6回帯広大谷は2死一塁から7番角がこの試合2本目となる適時打を放ち1点を先行した。初回以来、帯広大谷主戦佐藤和を捉えきれなかった福井商だが8回、無死一三塁から5番安田のセフティースクイズで同点に追いつくと、今度は1死一三塁から7番林のセフティースクイズで勝ち越し、さらに8番中屋の左前適時打でこの回3点を挙げた。9回、後の無い帯広大谷は先頭の6番亀井が中越えに本塁打を放ち1点差に詰め寄り、続く7番角がこの日3本目となる安打を放ったが後続が倒れた。

【第4試合】
学校法人仙台育英学園 仙台育英学園 高等学校(宮城代表 2年連続24回目)
学校法人明星学園 浦和学院 高等学校(埼玉代表 2年連続12回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
浦学
1 0 8 1 0 0 0 0 0 10
6 0 0 0 0 4 0 0 1x11
仙育
【投手】
浦学:小島→山口
仙育:鈴木→馬場
【戦評】
秋の明治神宮大会を制した仙台育英と春の選抜大会を制した浦和学院が相対する注目の1回戦は、まさに死闘となった。試合は序盤から大きく動いた。初回浦学は3番山根の適時2塁打で1点を先制。ところがその裏、浦学主戦の好左腕・小島がこの回だけで5四死球を与えまさかの6失点。このまま仙台育英が主導権を握るかと思われたが、3回浦和学院は7長短打を集中させ一挙8点を挙げ大逆転。4回にも7番西川の右前適時打で1点を加え一時4点を先行した。しかし仙台育英は6回底力を見せる。2回以降立ち直った小島を攻め、1死二三塁から1番熊谷の中犠飛を中堅が落球、2者生還し尚も1死二塁から続く2番菊名が右線上に運ぶ適時2塁打を放ち1点差、さらに3番長谷川も粘って10球目を中前にはじき返し遂に10-10と同点に追いついた。その後は互いに走者は出すもののあと1本が出なかったが、8回裏仙台育英は無死満塁と絶好機を迎え、初回に同様の場面で三振を喫した4番上林。しかし選抜優勝投手小島が意地を見せ上林、5番水間、6番小林に対し全て直球で勝負し三者三振。9回、浦学は1死から6番斎藤が中前安打を放ち勝ち越しの走者を出したが無得点。その裏、仙台育英は2死を取られ今大会初の延長戦突入かと思われたが、ここでこの試合170球以上投げてきた浦学主戦小島に右足の攣るアクシデント。小島は182球目を9番小野寺に左前に運ばれ無念の降板、小島に代わって山口が緊急登板し1番熊谷を迎える。熊谷はフルカウントまでもっていき、山口の投じた7球目、打球は左翼フェンスに達し、一走の小野寺が長駆本塁へ突入。送球間に合わず、今大会初の点灯試合の中2時間59分の死闘に終止符を打った。
《第95回全国高等学校野球選手権大会第4日結果》

【第1試合】
学校法人上田学園 上田西 高等学校(長野代表 初出場)
学校法人君津学園 木更津総合 高等学校(千葉代表 2年連続4回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
上田西
0 0 0 1 1 0 0 0 3 5
0 0 0 0 7 0 0 0 x 7
木更津総合
【投手】
上田西:浦野→柳沢
木総:千葉
【戦評】
木更津総合が中盤の集中打で2回戦へ。試合は上田西が4回、1死三塁から3番外谷の遊ゴロが敵失を誘い1点を先制。続く5回にも1死一二塁から8番大塚の左前適時打で1点を追加した。しかしその裏木更津総合は8番秋庭の同点適時二塁打を含む5長短打を集め一挙7得点で逆転に成功。その後は上田西・木総両投手陣が踏ん張り掲示板に0を並べたが最終回、上田西が執念を見せる。1死一三塁から8番大塚の左前適時打、2死一二塁から1番武田の適時二塁打で2点差としたが、2番荒井が三振に倒れた。

【第2試合】
学校法人尚学学園 沖縄尚学 高等学校(沖縄代表 8年ぶり6回目)
学校法人成美学園 福知山成美 高等学校(京都代表 5年ぶり4回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
福知山成美
0 2 0 2 1 0 0 0 2 7
0 1 1 0 0 3 1 2 x 8
沖縄尚学
【投手】
福知山成美:仲村渠→木村匠
沖縄尚学:宇良→比嘉→山城
【本塁打】
福知山成美:坂本
沖縄尚学:諸見里
【戦評】
沖縄尚学が春選抜初戦敗退の雪辱を果たした。試合は2回、福知山成美が6番仲村渠の左翼フェンス直撃の適時二塁打と9番西田の適時二塁打で先制。しかし沖縄尚学もその裏7番久保の適時二塁打、続く3回1番諸見里の左越え同点弾で追いついた。4回福知山成美は再び仲村渠が適時二塁打、8番平本の中前適時打で勝ち越し、更に5回には4番坂本が左越えに本塁打を放ち3点を先行した。ところが6回2死満塁から押し出し死球と遊ゴロ失策で再び同点に追いつかれると、7回には6番平良の適時二塁打で遂に逆転を許し8回にも失策と3安打が絡み2失点。3点をリードされた福知山成美は最終回、2死無走者から3番佐野、4番坂本、5番木村の3連打で1点差とし、尚も2死二塁としたが後続が倒れた。

【第3試合】
学校法人弘前学院 弘前学院聖愛 高等学校(青森代表 初出場)
岡山県立 玉野光南 高等学校(岡山代表 11年ぶり3回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
弘前聖愛
0 1 0 1 0 2 1 0 1 6
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
玉野光南
【投手】
弘前聖愛:小野
玉野光南:星→中川→玄馬
【本塁打】
弘前聖愛:一戸
【戦評】
地区大会で青森山田・八戸学院光星の青森2強を撫で斬りにした「純青森軍団」の弘前学院聖愛が初出場で1勝を挙げた。先発小野は散発4安打完封。打線も2回7番佐々木の中前適時打で1点を先制、4回には3番一戸が中越えに一発。6回にも3番一戸、4番成田の連続適時打で2点、7回9番小野の中前適時打、9回代打嘉瀬の適時二塁打と効果的に得点を重ねた。玉野光南は聖愛主戦小野の前に8回まで三塁を踏めず、甲子園初出場以来続けてきた初戦突破連続記録が4で止まった。聖愛の初戦突破で今大会東北勢は3連勝となった。中国勢は3連敗。

【第4試合】
学校法人江の川学園 石見智翠館 高等学校(島根代表 8年ぶり8回目)
兵庫県立 西脇工業 高等学校(兵庫代表 初出場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
智翠館
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
2 0 0 2 0 0 0 0 x 4
西脇工
【投手】
智翠館:田部
西脇工:翁田
【戦評】
西脇工が初出場初勝利。試合は初回、智翠館が2番酒巻の中前適時打で1点を先制。しかし西脇工はその裏、2死二三塁とし5番村上が左翼線に適時二塁打を放ちすぐさま逆転に成功。4回には9番石井の右前適時打、1番今井の内野ゴロ併殺崩れで2点を挙げた。序盤苦しんだ西脇工主戦翁田だったが2回以降は無失点。智翠館は最終回2死二三塁と意地を見せたが及ばなかった。西脇工主戦翁田は1失点完投。西脇工の初戦突破で今大会出場した工業校は全て初戦突破を果たした。

7月27日 決勝9-1南筑
<地区大会成績>
打率.345
得点41
失点13

学校法人延岡学園 延岡学園 高等学校(宮崎代表 )
<地区大会戦績>
7月9日2回戦10-0小林西
7月13日 3回戦10-5佐土原
7月17日 準々決勝10-1鵬翔
7月19日 準決勝5-2日南学園
7月20日 決勝7-6聖心ウルスラ
<地区大会成績>
打率.373
得点42
失点14
《第95回全国高等学校野球選手権大会第5日結果》

【第1試合】
山口県立 岩国商業 高等学校(山口代表 27年ぶり4回目)
学校法人群馬育英学園 前橋育英 高等学校(群馬代表 初出場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
岩国商業
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 1 0 0 0 0 x 1
前橋育英
【投手】
岩国商業:高橋
前橋育英:高橋光
【戦評】
前橋育英が投手戦を制し初出場で初戦突破。前橋育英主戦高橋光は3回から6回にかけて9者連続を含む13奪三振を奪う力投で5安打完封。試合は前橋育英が4回5番小川の中越え適時三塁打で先制。対して岩国商業は7回1死一二塁から5番来栖の二ゴロから守備の乱れの隙を突いて二走の高橋が本塁突入を試みたが間一髪アウト。9回にも1死から走者を出したが3番重石が併殺打に倒れた。岩国商の敗退で中国勢は4連敗となった。

【第2試合】
学校法人佐世保実業学園 佐世保実業 高等学校(長崎代表 2年連続5回目)
学校法人時任学園 樟南 高等学校(鹿児島代表 4年ぶり18回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
佐実
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 1 0 0 0 x 0
樟南
【投手】
佐実:木下
樟南:山下
【戦評】
樟南が佐実の最終回の粘りに耐え2回戦へ。8年ぶりの初戦突破。樟南は5回1死三塁から1番池田のスクイズで1点を先制、これを守りきった。佐実は5回に樟南同様に1死三塁の形を作ったが無得点。最終回も一死満塁で逆転機を作ったが9番後門が併殺に倒れた。樟南主戦山下は5安打6奪三振の力投で完封。佐実は主戦木下が被安打5と力投したが報われなかった。

【第3試合】※2回戦
学校法人福原学園 自由ケ丘 高等学校(福岡代表 初出場)
学校法人延岡学園 延岡学園 高等学校(宮崎代表 3年ぶり7回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
延岡学園
0 0 0 1 2 0 1 0 0 4
0 0 1 1 0 0 0 0 0 2
自由ケ丘
【投手】
延岡学園:奈須→横瀬
自由ケ丘:久保→野田
【戦評】
延学が第60回大会以来、35年ぶりに3回戦進出。試合は自由ケ丘が3回1番尾崎の中前適時打で1点を先制。しかし延学も4回9番奈須の一塁内野安打が敵失を誘い同点に追いつく。その裏自由ケ丘は1死一三塁から三走の渡辺が牽制の隙をつき本盗を敢行し1点を勝ち越した。ところが延学は5回1死二塁から3番坂元の中前適時打で再び同点とし、2死三塁から5番浜田が左越えにフェンス直撃となる適時二塁打を放ち逆転に成功した。延学は7回にも浜田の左前適時打で1点を追加した。延学は4回途中から救援した2番手横瀬が好投し無失点。自由ケ丘は5回以降得点圏に3度走者を進めたがあと一本が出なかった。
《第95回全国高等学校野球選手権大会第6日結果》

夏の高校野球、昨日の結果です。

【第1試合】
香川県立 丸亀 高等学校(香川代表 13年ぶり4回目)
学校法人徳心学園 横浜 高等学校(神奈川代表 2年ぶり15回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
横浜
0 0 3 0 3 0 1 0 0 7
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
丸亀
【投手】
横浜:伊藤
丸亀:宮崎
【本塁打】
横浜:高浜
【戦評】
先発8人が2年生の横浜が丸亀を下しベスト16へ。横浜は3回1番川口、3番浅間の適時二塁打で3点を先制。5回には1死二三塁から4番の高浜が左越えに3点本塁打を放ちその差を6点に広げ、7回にも1点を加えた。最終回、後の無い丸亀は2死一三塁から3番次田が左前適時打を放ち、尚も2死一二塁としたが後続が倒れた。横浜主戦伊藤は被安打8ながら14奪三振の力投で1失点完投。丸亀は8回に2死満塁の好機を作ったが及ばなかった。

【第2試合】
学校法人日本大学 日本大学山形 高等学校(山形代表 6年ぶり16回目)
学校法人日本大学第三学園 日本大学第三 高等学校(西東京代表 3年連続16回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
日大山形
2 0 0 0 0 0 5 0 0 7
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
日大三
【投手】
日大山形:庄司
日大三:大場→荻野→釘宮→三輪
【本塁打】
日大山形:奥村
日大三:稲見
【戦評】
※本来なら客観的な立場から偏ったことは書けないのですが、この試合については私情がかなり入っていますので前もってご了承ください。
8月5日、第95回大会抽選日当日。6年ぶりに出場を果たした山形代表・日大山形の初戦の相手は春夏優勝3回を誇る一昨年夏の優勝校日大三だった。この時多くの山形県民が「ああ、今年も初戦敗退か…」とため息をついたに違いない。私自身、心のどこかでそう思わざるを得なかった。私の周りの山形に縁のある人も口々にそう言った。なぜならば春85回、夏95回の歴史の中で山形代表は関東勢に8連敗中しかも未だに勝利なし、中でも東京代表に春夏5度の対戦で1度も勝ったことがなかったからだ。そもそも山形代表は選手権勝率が17勝52敗の2割4分6厘で全国最下位。勝利数も全国最下位。記録にも記憶にも残るのは第67回大会PL学園29−7東海大山形。それだけ山形の高校野球は確かに弱かった。8強入りも2006年の日大山形まで47都道府県で一番遅かった。なぜここまで山形に固執するかと言うと、私は戸籍上岡山県人だが生まれは山形、血も岡山1/4・鳥取1/4・山形1/2と山形の血が一番入っている。それだけに山形代表に対しては特別な思い入れもあり、岡山代表が負けたときよりも山形代表が負けた時の方が激しく落ち込むといったことが普通になってしまった。事実2006年夏の初の8強を決めた日大山形−今治西延長13回は狂喜乱舞した。次の試合ではハンカチ王子の西東京・早実に8回逆転負け、これが対東京5連敗。その時以来の対東京戦となった。山形県勢は近年では一昨年8強入りした奈良智辯、昨年4強入りした明徳にそれぞれ1点差。だが、どの情報でも下馬評は日大三が圧倒的有利、日大山形は2ケタ得点取られなければ上出来とも書かれていたものもあった。それだけに今大会はどうしても勝って欲しかった。勝てば7年ぶりの初戦突破、しかも昨日まで東北勢は3連勝、流れは来ている。そして今年の練習試合では日大三に6−8だったという前情報が入り、日大山形は日大三に名前負けはしないだろうと勝手に高を括っていた。試合は初回から動いた。先攻の日大山形は日大三の守備の乱れもあって1死三塁とすると打席には4番主将の奥村。日大三主戦大場の4球目を中越えに先制の2点本塁打を放ち2点を先制。ところが日大三もその裏、2番稲見が中越えに本塁打を放ち1点差とすると1安打2四球で1死満塁。これを日大山形主戦庄司が後続を一邪飛と三振に打ち取った。初回の攻防を見る限りではいつ日大三が逆転してもおかしくないと思えた。しかし試合は予想に反し日大山形庄司、日大三大場の両主戦による投手戦の様相を呈した。6回まで2−1と日大山形が先行の展開。7回表、流れは日大山形に来た。8番庄司、9番板坂、1番青木が3連打で無死満塁。ここで2番中野が右前に2点適時打を放ち4−1。更に1死二三塁としたところで4番奥村を日大三は敬遠。2死満塁として6番浅沼が右前にしぶとく落として更に2点を追加、続く7番武田も左前に運びこの回日大三の株を奪う5得点。8回日大三は三者凡退。そして9回日大三は2死無走者。最後の打者が三飛に倒れ、この瞬間山形代表が初めて関東勢に勝利した。その知らせの瞬間、人目もはばからず号泣。終わってみれば日大山形は先発全員安打。主戦庄司は7与四球ながら強打の日大三打線を5安打に抑え県大会を通じてもこの夏初完投。学校としても県勢としても2006年以来の7年ぶりの初戦突破。東北勢は今大会4連勝。各紙面には「金星」の見出しが躍る。確かに18人中16人山形出身者の彼らが、日大三に勝ったことは世間から見たら金星かもしれない。「日大三への過大評価と日大山形への過小評価の結果」とみる動きもある。ただ日大山形には「初戦突破おめでとう」と言葉を送りたい。

【第3試合】
学校法人花巻学院 花巻東 高等学校(岩手代表 7回目)
滋賀県立 彦根東 高等学校(滋賀代表 初出場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
花巻東
0 2 1 2 0 0 1 3 0 9
0 0 0 0 2 0 0 3 0 5
彦根東
【投手】
花巻東:中里→細川
彦根東:平尾→田辺
【戦評】
花巻東が3回戦へ。試合は2回、5番多々野、6番太田、7番茂木、8番照井の4連打で2点を先制。続く3回にも4番多々野の適時二塁打で1点を追加。4回には1番八木の右前適時打と2番千葉の遊ゴロで更に2点を追加し5点を先行した。彦根東は5回6番田中、7番武田の連続適時打で2点を返し3点差とした。しかし花巻東は、7回4番山下のニゴロ間に1点、8回2死一三塁から1番八木の中前適時打、尚も2死二三塁から2番千葉の左前適時打で3点を追加し点差を6点に広げた。粘る彦根東はその裏、無死一三塁から3番山中が適時二塁打を放ち1点を返すと4番大沢の右犠飛、6番田中の右前適時打で計3点を加え4点差としたが、9回は三者凡退に倒れた。東北勢は今大会5連勝。6日目時点で全県が残っているのは東北地方だけとなった。

【第4試合】
学校法人明徳義塾 明徳義塾 高等学校(高知代表 4年連続15回目)
学校法人瀬戸内学園 広島県瀬戸内 高等学校(広島代表 13年ぶり2回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
瀬戸内
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
0 0 0 0 2 0 0 0 x 2
明徳義塾
【投手】
瀬戸内:山岡
明徳義塾:岸
【本塁打】
明徳義塾:宋
【戦評】
明徳義塾が選手権初戦突破記録を15連勝に伸ばした。試合は瀬戸内主戦山岡、明徳義塾主戦岸による投手戦となった。試合は5回、明徳義塾は6番宋が左越えに本塁打を放ち1点を先制、更に2番畑の左犠飛で2点を先行した。瀬戸内は6回3番沖繁の左前適時打で1点差とした。その後は両校とも得点圏に走者は進めるもあと一本が出ず迎えた9回、瀬戸内は4番佐藤が同点の走者として出たが後続が倒れた。明徳義塾岸は6安打6奪三振1失点完投。瀬戸内山岡は6安打9奪三振自責点1と好投したが、打線の援護がなかった。瀬戸内の敗退で中国勢は初戦5連敗で姿を消した。

《第95回全国高等学校野球選手権大会第7日結果》

【第1試合】
秋田県秋田市立 秋田商業 高等学校(秋田代表 2年連続17回目)
学校法人富山第一高等学校 富山第一 高等学校(富山代表 初出場)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
富一
0 0 0 0 1 0 2 2 0 5
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
秋商
【投手】
富一:宮本
秋商:佐々木→成田
【戦評】
富山第一が初出場初勝利、東北勢の初戦全勝はならなかった。試合は富一主戦宮本、秋商主戦佐々木の投げ合いとなった。最初に好機を作ったのは秋商、3回2死一二塁として3番杉谷が中前に運び、二走の佐々木が本塁突入を試みたが中堅の好返球で無得点。すると富山第一は4回3連打で1死満塁の好機を作ったが後続が倒れ無失点。試合が動いたのは5回富山第一は秋商の守備の乱れから1死三塁とすると3番黒田の左犠飛で1点を先制。7回にも2死に三塁から4番幸山の中越え適時三塁打で2点を追加。さらに8回には1死二三塁から9番高森が左前に2点適時打を放ち点差を5点に広げた。秋商は6回7回に走者を得点圏に進めたがあと一本が出なかった。

【第2試合】
学校法人済美学園 済美 高等学校(愛媛代表 5年ぶり4回目)
学校法人梅村学園 三重 高等学校(三重代表 4年ぶり11回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
済美
0 1 2 0 0 1 3 1 1 9
2 0 0 0 0 0 0 0 5 7
三重
【投手】
済美:安楽
三重:若林→政木→今井
【戦評】
春準優勝校の済美が三重の最終回の猛攻を振り切りベスト16へ。試合は初回、三重が3番長野の右越え適時三塁打と暴投で2点を先制。済美は2回4四死球で1点を返し、続く3回に1死一三塁から6番光同寺の右前適時打で同点、2死一二塁から8番町田が中前に運び1点を加え逆転。6回には初回山下の負傷退場により途中出場の1番盛田の右犠飛で1点を追加その後も毎回得点を重ね9回裏を残して7点差をつけた。後の無い三重は4番宇都宮、5番島田、6番小川の3連打で無死満塁とすると7番和辻の死球で1点、更に1死満塁から代打山口が右前に運び1点を追加した。続く1番浜村が左越えに適時二塁打を放ちこの回4点目。2番西村の中犠飛で2点差にまで迫った。だが3番長野が内野ゴロに倒れ試合終了、しかし最終回の追い上げは見事だった。

【第3試合】
佐賀県立 有田工業 高等学校
学校法人常葉学園 常葉学園菊川 高等学校(静岡代表 5年ぶり4回目)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
常菊
0 3 0 2 0 0 0 0 0 5
0 0 1 2 0 0 0 0 0 3
有工
【投手】
常菊:堀田
有工:古川
【本塁打】
常菊:桑原
【戦評】
49番目登場の常菊がベスト16進出。試合は2回常菊が1死一二塁から7番金子の右前適時打で先制、尚も2死満塁から9番前川の中越え適時2点二塁打で3点を先行した。有工は3回7番草野の内野安打から2犠打で2死三塁とすると1番百武が中前にはじき返し2点差に迫った。しかし4回常菊は走者を1人おいて6番桑原が右越えに2点本塁打を放ち差を4点に広げた。追いすがる有工は無死から3番仙波が内野安打で出塁すると続く4番古川の中越えフェンス直撃の適時三塁打で1点を挙げると続く5番川元がスクイズを決め再び2点差とした。その後は両主戦が譲らず迎えた9回有工は2死から3番仙波が執念の内野安打で出塁し4番古川まで回したが内野ゴロに倒れた。常菊堀田は無四球完投した。

【第4試合】
学校法人大阪産業大学大阪桐蔭高等学校
山梨県立日川高等学校

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10計
日川
0 1 0 0 0 0 0 1 1 0 3
0 0 0 0 0 2 1 0 0 1x 4
大阪桐蔭
【投手】
日川:三枝→山田
大阪桐蔭:葛川
【戦評】
大阪桐蔭にとっては薄氷の勝利だった。試合は日川が2回、4番山形の二塁打を足がかりに1死三塁とすると5番佐野のスクイズで1点を先制。日川先発は主戦の山田ではなく背番号11の三枝。低めに変化球を丁寧に集め、走者を出しながらも強打の大阪桐蔭に点を与えない。試合が動いたのは6回、大阪桐蔭は疲れの見え始めた日川先発三枝から2四球を選び、三枝を降板させると変わった主戦山田から死球と味方失策で2点を奪い逆転に成功した。続く7回には2番高木が1死一三塁から内野安打を放ち1点を追加。流れが大阪桐蔭にいきかけたと思われたが、日川は8回1死三塁から2番水上の中前適時打で1点差とすると、9回2死二塁から8番山本の二ゴロが失策を誘い二走の佐野が果敢に本塁突入し土壇場で同点に追いついた。試合は今大会初の延長戦に突入。10回大阪桐蔭は5番香月が2ストライクから死球で出塁、その後1死一三塁として7番福森が右前に値千金のサヨナラ適時打を放ち終止符を打った。日川は好機での走塁死が目立ったのが痛かった。大阪桐蔭主戦葛川は10安打打たれたものの延長10回を1人で投げ抜き完投。また森友、近田を抑え込んだ日川投手陣の粘投は見事だった。
《第95回全国高等学校野球選手権大会第8日結果》

【第1試合】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
聖光学院
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
1 0 0 0 0 0 0 1 x 2
福井商業
【投手】
聖光学院:石井
福井商業:長谷川
【戦評】
福井商が1回戦同様終盤の得点で投手戦を制し7年ぶりにベスト16へ。福井商は1回、2死二塁から4番大石が中前適時打を放ち1点を先制。対する聖光学院は6回、4番園部の2死一塁から中越え適時三塁打で同点とした。福井商は1回以降聖光学院先発石井に抑えられていたが8回、2死三塁から6番林が右前適時打を放って勝ち越し。聖光学院は9回2死三塁と一打同点の場面を作ったが後続が倒れた。福井商先発長谷川は走者は出すものの、6安打1失点完投。聖光学院にあと1本を許さなかった。

【第2試合】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
作新学院
2 0 0 0 1 0 0 1 0 4
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
熊本工業
【投手】
作新:渡辺→朝山
熊工:山下
【本塁打】
作新:山下
【戦評】
作新が完封で3年連続の16強進出。この試合で春夏通算30勝目。試合は初回、作新3番山下が左中間に2点本塁打を放ち2点を先制。5回には2死一三塁から、6番川上が右前適時打を放ち1点を追加。さらに8回にも1番小林の適時二塁打で1点を加えた。熊工主戦山下は175球の熱投で1回戦2桁得点の作新を4点で抑えたが打線が作新の渡辺、朝山の継投の前に散発4安打に抑えられた。

【第3試合】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
仙台育英学園
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
0 0 0 0 0 2 0 2 x 4
常総学院
【投手】
仙育:鈴木→馬場
常総:飯田
【本塁打】
仙育:菊名
【戦評】
常総学院が10年ぶりに16強進出。常総は5回まで仙育主戦鈴木の前には完全に抑えられていたが、6回7番池沢の初安打を足掛かりに1死一二塁とすると1番高島が仙育2番手馬場から右中間への2点三塁打を放ち2点を先制。仙育は8回2番菊名の右越え本塁打で1点差としたが、その裏常総は2死二三塁から2番吉成が左前にしぶとく運び点差を3点に広げダメを押した。常総主戦飯田は、1失点で2試合連続で完投。守備陣も好守備で援護した。仙育は8回の菊名の本塁打による1点のみに抑えられた。

【第4試合】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10計
修徳
0 0 0 2 1 1 1 0 0 0 5
0 2 2 1 0 0 0 0 0 1x6
鳴門
【投手】
修徳:西林→遊佐
鳴門:板東
【本塁打】
鳴門:伊勢
【戦評】
鳴門が延長10回サヨナラ勝ちし、33年ぶりに16強進出、63年ぶりに夏2勝を挙げた。鳴門は2回、4番伊勢が左越えに本塁打を放ち1点を先制すると、1死三塁から7番松本の適時打、3回1死一二塁からまたも伊勢が中越えに2点適時二塁打を放ち4点を先行した。修徳は4回3番飯野、6番酒井の適時打で2点を返したが、鳴門もその裏9番鳴川の右前適時打で1点を追加した。しかし修徳は5回6回に1点ずつ加点し7回には9番遊佐の二ゴロで同点とした。その後両投手陣が踏ん張り今大会2度目の延長戦となった延長10回、鳴門は無死満塁として7番松本のが左翼線にサヨナラ打を放ち終止符を打った。鳴門主戦板東は10回134球を完投、同点には追い付かれたが、その後は粘りの投球で走者を出しながらも自らの好守備もあって追加点を許さなかった。修徳は9回無死一二塁の好機を作ったが板東にかわされあと1本が出なかった。

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