春風亭昇乃進コミュの「昇之進はオーソドックスな新作」

ZAKZAKの記事です。
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柳家師堂ら真打８人誕生…豪華な披露興行
柳家三三「３本の指に入る存在になるよう頑張ります」

　東京で定席（毎日興行がある寄席）に出演する２つの協会から、この春に相次いで８人の新しい真打ちが誕生した。

　落語協会（三遊亭円歌会長）からは、柳家師堂（４１）▽林家久蔵（３６）▽柳家三三（３１）▽柳亭左龍（３６）▽柳家甚語楼（３７）の５人。落語芸術協会（桂歌丸会長）からは、春風亭柳之助（３９）▽瀧川鯉朝（３８）▽春風亭昇之進（３９）の３人だ。

　落語協会の５人は、３月からすでに真打ち昇進披露興行で各寄席を回っている。５人の中で最も若い三三は、「真打ち昇進が目標ではないので、これからが勝負。お客様に“好きな噺家”を尋ねたときに、３本の指に入る存在になるよう頑張ります」と抱負を語る。

　一方、落語芸術協会の新真打ち３人は、いずれも故春風亭柳昇の門下。柳之助は古典、昇之進はオーソドックスな新作、そして鯉朝は“テレビでやれないような新作”と三者三様。昇之進は「二ツ目時代とはお客様の期待の大きさが違います」とプレッシャーを感じながらも、「お客様の元気が出るような落語をお聞かせします。披露興行では一度に３つの芸風が見られてお得ですよ！」と宣伝も忘れない。

　華やかな後ろ幕や、贔屓（ひいき）筋から贈られたお祝いの品が並ぶ高座は、普段とは一味違った雰囲気。寄席初心者には、顔ぶれも豪華な披露興行はオススメだ。

　落語協会は３０日まで池袋演芸場昼の部、落語芸術協会は５月１－１０日の新宿末広亭夜の部などでそれぞれ真打ち昇進披露興行を行う。

ZAKZAK 2006/04/24