愛の劇場「貞操問答」コミュの第八週のあらすじ

【第八週のあらすじ（第３６話～第４０話・１２月５日～１２月９日）】

第３６話（１２月５日　月曜日）
　バー「スワン」に現れたリー・リーフォア（さくら）は、今日から自分がスワンのオーナーだと宣言する。リーフォアが秘かにスワンを買い取っていたのである。
　準之助の裏切りで洋匡殺しの犯人にされた新子は、洋匡に恨みを抱いていた上海の大金持ちワン・タイサン（塩野谷正幸）に助け出され、相場師として仕込まれて戻って来たのだ。
　運転手として働いていた杉山（福士誠治）は、洋匡殺害の機会を狙っていたタイサンの部下だったのだ。
　今や復讐の鬼と化したリーフォアは、スワンを手に入れ、「ニュースワン」のオーナーとして君臨し、さらに前川貿易商会も手中にしようと機会を伺っている。

第３７話（１２月６日　火曜日）
　ニュースワンの新装開店パーティーが開かれ、準之助（大浦龍宇一）と綾子（筒井真理子）が現れる。圭子（渋谷亜希）、美和子（木南晴夏）、路子（いとうあいこ）たちも顔を合わせ、リーフォアと綾子が対面し、リーフォアは復讐の刃を抜く。
　リーフォアは洋匡殺害の真相を語り始める。美沢が新子を裏切りったこと、綾子が新子を犯人に仕立てた事、新子を救う事ができた準之助までもが新子を裏切った事が次第に明らかになる。
　リーフォアとタイサンの買収工作が成功し、ついに前川貿易商会は倒産。タイサンが会社を手に入れる。

第３８話（１２月７日　水曜日）
　新子が前川邸を訪れた。この屋敷も自分の物になったと告げ、直ちに家を明け渡すよう、準之助と綾子に命じる。綾子は屈辱に顔を歪めるが、なす術も無い。
　南條家の聡子（山下容莉枝）、圭子、美和子とクニ（五月晴子）が前川家の邸宅に移り、前川家が南條家が住んでいた長家で暮らす事になった。

第３９話（１２月８日　木曜日）
　南條家、前川家それぞれの新しい暮しが始まった。大きな家に感激する聡子たち。一方、狭い長屋での暮らしを強いられる綾子たち。魚を焼く事すらできない綾子は不満が一杯だ。
　新子がメイドを探している事を知った綾子は、その面接を受けに行く。メイドとして新子に近付き、新子を陥れるためのきっかけをつかもうという魂胆だ。
　新子の綾子に対する面接は、自分が綾子に初めてあった時に受けた屈辱を晴らすかのように、悪意に満ちたものだ。それでも綾子は耐えて、南條家で働く事になった。

第４０話（１２月９日　金曜日）
　ニュースワンでタイサンを見かけた聡子は、タイサンと面識があることを思い出した。それは新子の出生にも関わる、大きな秘密を抱えていた。それを知るのは聡子だけだが、綾子もタイサンがかつての洋匡の部下で、洋匡に恨みを抱いていた事を思い出していた。
　一方、新子は、自分が行方不明になっていた二年間、家族をそっと見守り、匿名で生活費を送り続けていたのが、準之助だった事を知る。
　自分を裏切った準之助が、家族を支えてくれていたとは！　新子の憎悪の気持ちが揺らいでくるが…