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台湾紙 ☆自由時報☆コミュの台湾の皆さん、我々をあまり疑わないで

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昨日に引き続き『台湾の声』より

                台湾研究フォーラム会長 永山英樹

先日、台湾から独立派の訪日団が東京に来ると知るや、日本李登輝友の会や台湾研究フォーラムの会員三人(飯田さん、竹崎さん、卯里さん)が、一行の宿泊するホテルへ駆けつけ、台湾応援の文句を書いた派手なプラカードを掲げ、歓迎の意を表した。彼らの突然の出現は一行を相当驚かせたらしく、その翌々日に私が一行と会ったときにも、さっそくこの三人の話が出た。そこで私は得意げに、「彼らは私の同志たちだ」と話したところ、意外にも一人から次のような質問を受けた。「ここま
で熱心に台湾を応援するあなたたちの『背景』は何か」と。

つまり我々の背後には、いったいどのような団体なり勢力があり、どのような方針、目的(あるいは利益関係)に基づいて、台湾応援の活動を操作しているのか、と言うことに興味を持ったのだろう(もちろん悪意で聞いてきたわけではないのだが)。

しかしそうは聞かれても、少なくとも私の周辺には、「背景」があって活動している人は皆無だし、そもそも「背景」なるものの存在自体、私はまだ聞いたことがない。だが台湾人からすれば、「日本人がなぜここまで応援するのか」は謎なのだろう。たしかに何らかの指嗾があるのではと疑われても仕方がないほど、この三人のように上記二団体の会員には、夢中になって台湾のことに奔走する「志士」が少なくない。また一般にも、見返りを求めることなく、台湾に特別な愛情を注ぐ日本人は実に多い。

だからこのような疑問が台湾側からしばしば抱かれるわけだが、とくにこれに最も関心を寄せるのが、外省人こと台湾の中国人のようだ。彼らは親台湾派の日本人を見るにつけ、その「背景」を探ること余念がないらしい。

たとえば三年前に台北で行われた十五万人の台湾正名デモに、日本李登輝友の会の会員など約二百人が大挙して参加したことがあったが、デモを喜ばない外省人の統一派メディアは、その「背景」を非難しないわけに行かず、だからと言ってその所在もわからず、結局「日本人は一人当たり××万円でデモに動員された」などと勝手に報じたことがあった。いかにも中国人らしい悪質な捏造報道であるわけだが、何ごとも「陰謀」としか見ないこの民族には、利益を度外視した日本人の友情、義侠
心など、まったく理解することはできないのだ。このとき日本人デモ隊の先頭を歩いた金美齢先生が、「日本人は誰もが仕事を休み、自分のお金で航空チケットを買って、台湾を応援しに来たのだ」と反論してくれたことを、今でも鮮明に覚えている。

二年前に日本李登輝友の会が第一回目の李登輝学校研修団を実施したときにも、「李登輝サイドから金を貰ってやって来た」などと極め付ける統一派の新聞報道があった。そしてその翌日、取材に来た統一派のテレビ局も、やはり「背景」に関心を示したので、参加者の前で「自腹を切って参加した人は挙手を!」とやったところ、全員が険しい表情で一斉に手を挙げたものだから、記者はいかにも中国人的に、「台独を支援しつつ、アジア再侵略を企む日本軍国主義者たちを怒らしてしまった」とでも思ったかどうかは知らないが、これにすっかり青ざめて黙り込んでしまった。

このようなエピソードは他にもいくつかあるが、相手が相手である以上、文句を言っても仕方がない。ただもし台湾人からも、とくに我々がエールを送ってやまない独立派の台湾人からも、我々の思いに疑いが持たれるのだとしたら、やはりそれは少し残念だ。

先日、台湾の敵である馬英九が東京に来ると言うので、親台湾の日本人一団が訪問先の建物の前で不歓迎表明のデモをやったところ、台湾では珍しい反統一派のテレビ局が取材に来た。ところが何と報じたかと言うと、デモ参加者が掲げていた民進党と台聯の小旗を画面に映し出し、「台湾の政党と日本人デモ隊との間にどのような関係があるのか、調査する必要がある」だった。記者は現地で「このデモは政党とは全然関係ない。日本人が自発的に行っている」と説明されているにもかかわらず
にだ。中国人ではあるまいし、「日本人も台湾を応援している。台湾人もがんばろう」と言う感じで報じればいいものを、とも思ったが、それはゴシップばかりを追求したがる台湾メディアの限界だろう。

だがそれはともかくとして話を元に戻すと、「背景は」と聞かれた私はもちろん、「そのようなものはない」と否定したものの、「ではなぜ日本人は台湾を応援するのか」の理由を説明しなければならなくなった。しかしそのようなものは簡単に言えるものではない。「台湾は我が国の生命線。東洋平和のためである」と言っても人さまざまであるし、せいぜい「台湾には日本人を応援に駆り立てるような、何か魅力があるのでは」としか言いようがないのである。そこで私は簡単に「台湾は日本の
兄弟国だからだ」とだけ言った。

するとその人は破顔一笑し、直ちにこちらの心情を理解してくれた。さすがに台湾人には心が通じる。執拗に日本人の「陰謀」を詮索することしかできない中国人とは、やはり別人種である。

一行を歓迎に行ったかの三人も、やはり当初は「何者だ」と言う感じで見られたらしいが、すぐに台湾への友情が理解され、大喜びされたと言う。私は一行の一人から、「感激のあまり涙が出た。彼らにこれを渡してくれ」と、大量のプレゼントを託され、「やはり台湾人はいいな」と感動したことである。

我が国の政府が台湾に冷たいためか、それとも自分の国の魅力に気づかないためか、その理由は定かではないが、台湾人には日本人の「特殊感情」が理解しにくいらしい。そこで在日台湾人の皆さんには、多くの日本人が抱く台湾への好意、親近感、尊敬心、あるいは支持、応援、激励する心を、本国にお伝え願えれば幸いです。

コメント(2)

台湾研究フォーラムの永山英樹会長に敬意を表します。

ありがとうございます。

次世代まで、台湾人と日本人が友好でいられる社会を作って行きたいです。

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