パキスタンに毛布を送ろうコミュのベーグ村支援の様子

直接の知り合いではありませんが、今後の動きへの参考に、現地ででの復興支援の様子のメールを転載します。メール作成者はベーグさんの夫である伊藤さんという方です。義捐金は少なくとも100万円は集まったみたいです。

＞２１日、夫ベーグたちが、最も被害が大きく、一度の支援も
>受けられないでいるベール村（最高標高地点2,900m）への
>物資支援を終えましたので、ご報告申し上げます。
>
>　1日後に、別メールにて、支援の様子を写真でお送りします。
>　（写真データが重くて困る方は、写真を送るのを止めますので、
>お申し出下さい）。
>　またベーグがビデオ撮影もしておりますので、本人帰国後、
>ご希望の方には、見ていただくチャンスもあろうかと思います。
>
>　さて第１回目、住居に困っている家族にテントを配り、全世帯に
>食料を配ってきました。
>　村の人たちにとってみると、こんな素晴らしいテントは見たこと
>ない、とのことです。ゴアテックスですから、防寒の程度もとても
>良いと思います。
>　物品に、日の丸をつけるわけにもいきませんでしたが、日本人
>からの支援であることは、ベール村の人たちに伝わっています。
>　
>　現在、スタッフ一同　山男にもかかわらず、ひどい肉体疲労で
>やや苦しんでおりますが、心境は、とても嬉しく充実した気持ち
>のようです。
>　先ほど国際電話しましたところ、スタッフ（ボランティア）も集まり
>ミーティングの最中でした。次のプランを練っているとのこと。身内
>褒めるのもなんですが、みんな、真面目ねぇ。
>
>　今回、ベーグたちが困ったことは、３００人と思っていた村の
>人口が、６００人程度だったことがわかったことです。
>　慌てて、再び、食料を中心とした第２回目の物資配布の準備を
>すすめるそうです。
>
>●以下、今回の物資配布の内訳。
>
>　○小麦　 　２０キロ
>　○米　　　　　３キロ
>　○食用油　　５キロ
>　○茶葉　　 　０．５キロ
>　○砂糖　　　 ３キロ
>　 ○マッチ 　２０箱　　／全て１家族あたり
>
>　（これだけあれば最低限、食べることができます。
>　ベール村の家は、木でできているので、家が崩壊しても、鍋釜は
>瓦礫から取り出すことができたそうです。コンクリートの家のエリア
>では、これも不可能だったのだそうですが）。
>
>　○テント　新品　大型　　　　　　　　２０テント
>　　　　　　　　　　普通　　　　　　　　　３テント
>　　　　　　　　　　新中古　　　　　　　１１テント
>
>　○テント内マット　３人寝られる用　８０セット
>
>　○テントにかぶせるビニール　　　　１家族あたり６m
>（テントを長持ちされるためなど、いくつかの理由で使用）
>
>　現在、現地は夜、テント内で気温１℃でした。
>　これからどんどん気温が下がります。次にパキスタンに降る雨
>は、カシミールでは、雪になるだろう、とのこと。
>
>　輸送道中ですが、一応、武器も携帯していきましたが、泥棒にも
>あわずに無事到着。
>
>　今回、厳しい山岳地帯を登って行けるトラックというのを見つ
>けるのが大変困難で、結局、ガスやオイルを運ぶ小さい４DW
>トラックをチャーター。
>　（現在、援助物資を運ぶトラックのチャーター代は、国連その他
> が高いお金を払ってしまったことで、２倍に高騰。困ったもんです）。
>
>　そのトラックが行けるのも、最終的な配布先から8キロ程度
>手前まで。最後の8キロはスタッフと村人で担ぎあげました。
>
>　ただし、食用油とマッチだけは最後までジープで運んだのだとか。
>　こういう細かいものは、8キロ間に　ちょろまかしてしまう人が
>でてくるだろうから、これのみジープで運んだとか！？
>
>　 1日目は、家々がとても離れて点在するので、方々へテントなど
>を配布する作業。
>
>　2日目は、自分達でテントを組み立てることが全くできない
>村人に代わり、丸1日、テントの組み立てに費やしたそうです。
>
>　取り急ぎ、ご報告申し上げました。
>
>　ふたりの親分から　Thank you so much !　をこめて。


支援の様子の写真も数多く添付されてきました。
興味のある方はメールをjagamax@hotmail.comに送ってもらえれば、転送します。