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不妊 妊娠出産めざしてコミュの周期療法と基礎代謝をあげる療法

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このコミュを訪れた方で漢方治療の経験のあるかたは周期療法という基礎体温をみながら周期別に漢方薬を飲み変えていく方法・・もうご存知かもしれません

この周期療法と基礎代謝をあげる療法について書きます

コメント(10)

女性の月経周期は・・・
妊娠するために卵胞という卵を成熟させて、生み出して、精子と結びつくと胎児の誕生となって胎児が子宮の中の用意されていた子宮内膜に落ち着くと妊娠ですが、妊娠しなかったら子宮内膜がはがれて外へ捨てる(生理)
これは赤ちゃんを妊娠するために体の中でおこっている1サイクルの流れなんです。
低温期、排卵期、高温期、生理期間
それぞれの時期で体のなかでおこっていることは違うから、それぞれの時期の働きを助けるために各時期ごとに飲む漢方薬を変えていくというのが周期療法です

低温期は卵巣のなかでは卵を成熟させようと育てて排卵をめざす、子宮のなかでは血液をあつめて胎児が出来た時に住み着くことになる子宮内膜というベットをつくる下準備をする期間です。
血液も必要だし、卵を成熟させる栄養も必要・・充電をしているときなのでエネルギーが貯まるようにもれないようにしてあげないといけないわけです

排卵期は卵巣から卵が出てくるとき、スムーズにでてこれるようにしてあげたい

高温期は受精して妊娠にいたれるかという時、精子と出会い受精して胎児になっても子宮の中の内膜というベビーベットに無事にのっかれて安定できるかの時、このときホルモンの分泌がわるかったり、栄養状態が悪いとベットは不安定で胎児は流れてしまうことなるから、黄体ホルモンというホルモンの働きをよくしたり、子宮にしっかり栄養を送り込むようにする手助けをしてあげる

そして生理、これは今回の周期では妊娠できなかったら、子宮につくられた内膜は一度全部キレイにすてて次の周期であらためて1から作りなおすので生理となり血液としてでていきます。
どうせ捨てるならキレイに捨てる方がいいのでスムーズに血が出て行くように血液の流れをよくする薬で手助けします。
体の中にこの血が出し切れずに残ったりすると「お血」という血の滞りになり、次の低温期に新たな子宮内膜をつくるために必要な新鮮な血液を集める障害になったりします。

こんな風に各期でそれぞれの体の中でおこっていることにあった処方を組み立ててのんでもらい、各期の体のなかの働きがベストの状態にしてあげるようにするわけです。
各期がベストの状態になれば自然妊娠しやすい状態にもなるというわけです
周期療法は女性の体の中のことを優しく大切の考えた治療法で不妊にかぎらす、生理不順・生理痛など女性特有の悩みの治療にも応用ができます




周期療法は女性の体の中の1周期の流れを助け、不妊治療にはとても適しているのですが・・
ではあらゆる場合にもあてはめれるかというとそうではありません。

ます無月経の状態になっていたり、月経はあっても基礎体温が高温期と低温期にわかれず無排卵になっていると考えられる場合、
また基礎体温自体が低体温で体が冷えていたり、血のめぐりが悪いとか基礎代謝が悪い状態の方はまずはそれらの改善をめざした基礎代謝をあげていくことから始めていくべきです
慢性的に疲労感があったり、体が弱っている方、冷えのつよい方は
「気(エネルギー)」「血・水(栄養)」のもとのなる材料を身体にいれて、また巡りをよくする。
そこで基礎体温の動きがでてきたら周期療法に入っていきます

あと注意したいのは病院でのホルモン治療を繰り返していると、体のホルモン分泌の機能が後退していて自然には卵子が育たない状況になっていることもあります。
この状態では周期療法でホルモン分泌を高めようとしても体には無理をさせることにもなるので、いきなり周期療法に入るのでなく、充電期間としてしばらく基礎代謝をあげていく治療をして体を整えて良いコンディションにしてから周期療法を行なうべきでしょう

陰(卵胞ホルモン)と陽(黄体ホルモン)

東洋医学の考え方に「陰」と「陽」の概念があります
陽は活動的なもの、陰は休息して充電するようなものと考えていただいてもいいです。
私たちの生活リズムもそうです、昼は活動して「陽」、夜は休息して睡眠をとり体を休める「陰」。
女性の体の周期も陰と陽にあてはめれます

卵胞を育てたり、子宮内膜をつくるために血をあつめている低温期は充電の時期で「陰」のとき、卵胞ホルモンは「陰」のエネルギーがバックアップします

高温期はあったかいホカホカの環境を維持する「陽」のときで黄体ホルモンは「陽」のエネルギーがバックアップします

とことん陰が強すぎると体は冷えます
ただ一方で陽がつよすぎると体は熱をおびてきます

このバランスを整えるのに漢方では陰が強すぎると陽を補う処方
陽がつよすぎると陰を補う処方をつかいます

基礎体温表を見た時にそのグラフにより陰(卵胞ホルモン)が不足しているのか陽(黄体ホルモン)が不足しているのか、双方ともに必要な周期に不足している・・などが見えてきます
グラフの波形によって周期療法のパターンを・・

とくに黄体ホルモンがうまく分泌されない、機能してない・・陽が不足していると考える基礎体温の波形は・・

左のグラフのような高温期を維持できないで途中で体温が下がってしまったり、高温期の期間が短くなる波形を描きます
また高温期の体温があまり高くない(低温期との差が0・3度未満)
波形がジグザグになる(右のグラフ)

受精卵が着床しても維持ができにくいので流れやすくなります

「陽」をしっかり補う処方を必要とします
ジグザグの波形はこれに気の流れのアンバランスも加わっていますから気の流れを整える処方も必要です

周期療法では高温期が特に問題になっているので高温期に「陽」を不足させないように処方を考えますが、黄体ホルモンは低温期からの卵胞の発育の続きで機能していきますから、低温期に卵胞の発育もしっかりさせてかないといけないので低温期にもエネルギーが貯めれるように陰をおぎなう処方を投入していきます

こういう波形だった方は妊娠しても安定する12週までは陽を補う処方は継続して流産をさせないように安定をはかるのがいいでしょう
はじめまして★
私の基礎体温は左のグラフにあてはまります。
「陽」を補う漢方にはどのようなものがあるのでしょうか?
素人考えで申し訳ないのですが、その漢方は薬局で購入可能でしょうか?
タジーさん

こういう波形をされているなら「陽」をおぎなう処方は必要ですが、
実際に処方をきめていくのは問診ということも大事なので特定の製品の名前をそういうことを何もしてない段階で決めるのはいいことではありません。

「陽」をおぎなっていくのには動物性の生薬が多くの場合つかわれます
ロクジョウ(若鹿の角にふくまれる希少成分)海馬(たつのおとしご)プラセンタ(胎盤エキス)などを使った製剤で漢方薬として販売されているものもあれば、保健食品扱いのものもあります。
6月の薬事法改正で原則として薬の通信販売が規制されだしたので私は遠隔相談が多いので保健食品扱いのものをほとんどは使っています

タジーさんの場合も波形はこうであっても自己判断でドラックストアなどにいき、これらの成分がはいっているお薬を買ったりするのでなく、不妊治療意の場合は一から問診してもらい治療計画をたててもらい、それを自分が予算面や話が納得できるかなど考慮の上でやっていかれるのがいいと思います。

陽をおぎなう処方は高温期に使いますが、低温期のことも考えないといけません。低温期に卵胞がしっかり発育することで黄体ホルモンに変化していきますので、低温期からの流れも大事なのですよ。
わかまつさん、ご丁寧なアドバイスありがとうございますm(_ _)m
実は約1年不妊治療に通ってます。検査の方も一通り(造影検査、フーナー、血液検査、精子検査等)問題ありませんでしたがタイミング療法で一向に妊娠しません。、
病院の先生は「基礎体温は2層に分かれていれば大丈夫、その日の体調によって体温が下がることもあるから。」と基礎体温表をあまり重視していません。
そういうものか〜と思っていましたが、以前から興味があった漢方に目を向けてみようと思っていました。これから色々調べたいと思います!
ありがとうございました。
グラフの波形による周期療法のパターン・・2

卵胞ホルモン(陰)がよわく、黄体ホルモン(陽)が強すぎる場合
いわゆるホルモンバランスが悪いという状態

高温期の体温が高くなりすぎになります、低温期と高温期の差が0・5℃以上になっている(左)
ホルモンのバランスが悪くて精子と卵子が受精しても着床しにくい状態です
ほどよ温かいお風呂なら人ものんびり浸かりたいけど、熱すぎると落ち着いてはいっていられないですよね。受精卵も熱をもち、熱すぎる内膜では落ち着けないというわけです。

低温期が短かく排卵が早くきてしまったり、低温期の体温が高すぎる場合(右)
これも黄体ホルモンの分泌過剰で卵胞ホルモンが弱い
卵胞も発育がうまくいってない、低温期に必要な栄養素も不足している
胃腸に働きがよわくて栄養吸収もうまくできてない場合もあります

のぼせ、ほてり、吹き出物がでやすいなど生理前に上半身に不快な症状がでることもおおい

いずれも「陰」をしっかり補うことが必要になります
「陽」がつよくなり熱をもちすぎている体を適度にさましてホルモンのバランスを整えます。
周期療法では高温期に「陽」をおぎなう処方を使いますが、このパターンの場合は「陽」は控え目にむしろのぼせ感など抑える「加味逍遥散」などの漢方をつかいます

右のパターンの場合、胃腸虚弱や食欲不振など脾虚の症状もある場合は低温期に「陰」をおぎなう処方とともに六君子湯や補中益気湯のように脾虚を改善していく処方も考慮でしょう

グラフの波形による周期療法パターン3

「陰陽」ともに不足、卵胞ホルモンも黄体ホルモンもうまく機能していない

低温期から高温期への移行が一気にあがらない(左)
排卵もうまくいっていない

この場合も胃腸の働きが弱い脾虚の状態になって栄養吸収がよくないことが考えられます。
六君子湯、補中益気湯あるいはオタネ人参など脾の働きをよくする処方でまずは脾をたてなおし、あるいは並行して、低温期のは「陰」を補う処方、高温期には「陽」を補う処方で「陰陽」をしっかり補い、それぞれのホルモンをいい状態に誘導したいところです


低温期が長くなり、高温期は短い(右)

卵子が成熟しきれてません、そのために排卵もおそくなり、黄体ホルモンも機能しきれず高温期も維持できません。

「陰」と「陽」各時期をしっかり補う

またこういう排卵がうまくいかない場合は別トピ「自己免疫疾患での不妊」でとりあげていますが、卵子が自己免疫の妨害をうけて成熟できてないこともあります
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=44046863&comm_id=3587867

グラフの波形による周期療法パターン4

低温期、高温期にわかれず一定の状態

無月経、無排卵なのでまずは月経周期をつくることをしなければなりません

卵胞ホルモンも働かないので黄体ホルモンもできない状態です
病院ではホルモン投与ということになりますが、ホルモン投与を重ねていくと実際には自力でホルモンを分泌させていく力が落ちていきます

周期療法ではそれぞれのパターンにおうじて「陰」と「陽」を補いますが、
この「陰」も「陽」も補腎剤というものをつかいます。
腎とは体の生殖機能全般の働きのことをいい、不妊の場合、男性でも腎の働きが落ちているとみます

腎はエネルギーをためている器みたいなものと連想してください
エネルギーそのものがつくれないくらい代謝がおちている
エネルギーがためれない

この場合は体の代謝活動そのものをあげていくために基礎代謝をあげる療法と「陽」のつよい補腎剤で身体にエネルギーをつくっていくようにします

そして低温期と高温期の2層にわかれる状態をつくり維持できるようにしていきます。

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