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英国-ブリティッシュ・ジャズコミュのGraham Bond Alubmu 〜Grahame Bond / "Mighty Grahame Bond"

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Grahame Bond / Mighty Grahame Bond

これも以前載せた気がしないでもないが、まあいいか....で。
"エキセントリック"・グラアム・ボンドの米国録音の第二弾ということで、なぜか前作"Love
Is Law"が高い評価を得てるわりに、こちらは雑な作りということであまり評価されていないのが残念だが、それだけインストルメンタルのアレンジとアドリブ部分が十分楽しめるとも言える。つまりよりジャム・セッション的な部分が多くなっただけ、彼とバックのミュージシャンの技能がよくわかることになる。とりわけギターのハーベィ・マンデルのサイケデリック・ギターは素晴らしく、ちょうど全盛期のキャンド・ヒートに参加の時期なので充実したギター・ワークである。

ほとんどがグラアムが楽器をこなした実質的なソロ・アルバムの"Love Is Law"ではドラムだけがハル・ブレインだったが、ここではブレインの弟子にあたるエディ・ホーがタイトなドラムズでサポートしているのが、ダレがちのジャム・セッション的な本作品を締めている。ちなみにエディ・ホーはアル・クーパーとマイク・ブルームフィールドの「スーパー・セッション」での手堅いドラムを叩いている人で、1967年のモンタレー・フェスティバルでママズ&パパスのバックもハル・ブレインとのダブル・ドラムズで勤めている。基本的にはセッション・ドラマーである。

ここでは何故かグラアムの英語のスペリングがGrameとeがついているが、意味があるのだろうか?

さらにこのタイトル(Mighty Grahame Bond")から取られたのが唯一の彼のバイオグラフィー本のタイトルでもある。ハリー・シャピロによるこの本では彼の経歴が詳しく述べられているが、グラアムの「狂った」部分が何人かの証言者によって明らかにされている。彼は天才と狂気の狭間に居た人物といっていい。

サイケ感覚からすると表ジャケットの緑を背景に赤のガウンが斬新だし、レッド・フィルターをつけたハリウッドの丘からLAダウンタウンを背景にした写真も実に1969年っぽい。この服装からして彼は既にブラック・マジックかオカルトに気を入れていたことが想像出来る。

パルサーというマーキュリー・レーベルの傍系レーベルから出ていることから、ここではメインの売れ筋でないというレコード会社の方針がわかるが、ちなみに英国ではこれら二枚のアメリカ録音は一枚にまとめられ"Bond In America"というタイトルでPhillipsインターナショナルという廉価盤レーベルから発売されている。

このアルバムは昨年おそらく日本で初CD化されたようである。この時期になってなぜ?というその背景は不明だが。

彼がロンドンの地下鉄に轢かれた自殺か他殺かいまだに明かされていない死亡から38年経ち、同じような終期を遂げたブライアン・ジョーンズへの一般の興味を比較するとより低い。

パーカー系アルト・サックス奏者としての彼がジャズ・ミュージシャンとして録音共演したバンドのリーダーであるドン・レンデルはいまだに健在である。

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