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映画タイトル限定コミュコミュの許されざる者

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大国アメリカが、中東世界をキナ臭くさせている時期に公開された本作。




多かれ少なかれの罪を背負いし人々のドラマを描くウェスタンの終焉。




本当にみんな、普通の人だったり、いい人だったり、悪かったりするのだが、正しい者は誰ひとりいない。



何故か?


人は生きていく上で、正しい事だけをするという潔癖を貫き通す難しさを描いている。

コレはかってジョン・ウェインやハリウッド黄金期が築き上げたウェスタンの神話(インディアンは敵。ガンマンは正しい。)。
もっと言えばアメリカを象徴とする高貴なる精神とは何なのか?
本当に正しいのか?


というアンタッチャブルな部分をクローズアップにしている。イーストウッドのアメリカやハリウッドに対する喧嘩なのかもしれない。




その例として、イギリスからやって来たガンマンは自伝を書いて生活をしているのだが、彼の自伝がそのままハリウッド黄金期のウェスタンのプロット(当然、脚色にまみれた自伝)で使えそうな物ばかり。


ジーン・ハックマンの保安官ですら、正しい事の為に武力に訴え、正義を盲信して人を殺してしまうアメリカイズムなジョン・ウェイン・タイプ。



イーストウッドのウェスタン物の定番なんだが、主人公が敵にやられて数日後に復活(今回は7日目で復活)で大逆襲に転じるのだが、コレはキリストをモチーフにしているとの事。

人知の及ばない大いなる存在が鉄槌を降す。



結局、人は人を裁けないのかもしれない・・・。




そして、ラストの大銃撃戦。

後ろから撃つ。近距離でもなかなか当たらない弾丸。


リアルな銃撃戦。卑怯な手で勝つ主役。
コレも完全にハリウッドのウェスタンとは真逆の戦い方。





ラスト、星条旗が雄々しくたなびくシーンは何を語るのか?






あれから数年後。イーストウッドは今だにハリウッドの映画と戦っている。


そして、アメリカも正義を盲信して戦い続けている・・・・。

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