ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

スラムダンク(続)書いてみたコミュのBOTTOMs UP 14

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
14話  『嵐』


53対48


稜南5点リードのまま試合は残り2分弱。

湘北のタイムアウトがあけるといよいよ決着のとき。



赤木『残り2分で5点差、あっちはおそらく時間いっぱいつかってこちらの攻撃の回数を減らしにかかってくるだろう。』

三谷『しかけますか・・・。』

赤木『あぁ。オールコートで当たっていけ。千石にプレッシャーをかけろ!フィニッシャーは必ずあいつで来る。シュートエリアで千石がボールをもったら何人マークにいってもかまわん!』

流川『そのかわり、リバウンドはしっかりとらなきゃ意味がねぇ。』

赤木『そうだ!残り2分だ!集中していけ!』


一方稜南ベンチ


仙石『あと2分だ。』


1年『はい。』

仙石『焦らずにいこう。リードしてるのは俺たちだ。』

1年『はい!!(さすがレギュラー・・・なんだこの安心感)』

仙石『ん?』


ふと仙石が空をみあげた。


仙石『いやな雲だ・・・。』



そして審判のコールがかかり選手がコートに戻ってくる。



審判『試合再開しまぁ〜す。湘北ボールから』


三谷がボールを運ぶ。


三谷『(この1本は確実に決めなきゃいけねぇ。一番確立が高いのは流川か・・・。)』


そのとき・・・。



ポツ・・・・ポツ・・・・


赤木『ん?』


ポツ・・ポツ・・ポツ・・・・


赤木『雨が降ってきおった・・・。』


仙石『幸と出るか不幸とでるか・・・どのみち今から試合中止はないな。』



室内競技のバスケットボール。
野球やサッカーと違い自然の影響をうけない競技。
だがここは屋外。
この雨が試合の結果を大きく左右することに・・・。



三谷『まじかよ・・・。』

ミチハル『うぐっ・・・すべる・・・。』

流川『チッ』


仙石『さぁ、勝負だ。』


三谷がドリブルのテンポを早める。

マークは稜南の1年生。


三谷『いける・・・。』


ダムダム・・・


観客『おぉぉ!!あっさり抜いた!!!』


三谷『(よし・・・来い!仙石!)』

しかし、カバーは1年生。
仙石は流川にぴったりマークしている。

三谷『ちぃ・・・。』


ミチハル『みっちぃ!こっちだ!』


ミチハルにパスが渡る。


三谷『時間かけるな!いけ!!!』


ミチハルが得意のドリブルで一気にゴール近くに持ち込んだ!

ゴールしたまで持ち込みそのままシュート!


ミチハル『もらった!』

流川『いったぞ!!』

ミチハル『え?』


しかし、後ろから黒い影


パチン!!

観客『おぉぉ!ブロックだぁぁ!!!!!!!』

ミチハル『なっ!いつの間に!』


仙石『簡単にはうたせない!』


ピー!

ボールはコートから出て再び湘北ボール。


ミチハル『コノヤロウ。』

時間は2分を切り、雨も少しづつ強くなってきている。


赤木『雨がこれ以上強くなる前に・・・。』

仙石『影響が出る前に決着つけなきゃな・・・。』


そして再び試合再開。

三谷がボールを保持。
時間をかけずに、仙石のマークがきつくなる前に流川にパス。


三谷『きめてこい!!』


流川『あたりめぇだ。』


仙石『来い!』


雨のなか、にらみ合う二人。
二人のユニフォームはびしょぬれ。
ボールも、手も・・・・。

ダム!!


観客『しかけた!!!』


一瞬で仙石の横に並ぶ流川!

仙石『くっ(さっきより早い!)』

流川がこの試合一番のキレのあるドライブを見せる、だが仙石も着いてくる。


そのまま二人はゴール近くまでもつれ込み勢いのまま二人ともリングめがけて跳ぶ。


仙石『とめる!』

流川『きめる!!』


そのとき。


ツルッ


ダンクのフォームでボールを掴んでいた流川の手かボールがこぼれ落ちた。


流川『なっ』


仙石『・・・・!』


ボールはリングにあたり跳ね上がった。


流川『しまった!』


仙石『リバウンド!』


三谷『リバウ・・・え。』


1年生『あれ。』


その跳ね上がるボールにいち早く赤いユニフォームの手が伸びてきた。


赤木『朝倉・・・・・!!』

安井『た・・・たかい。』

仙石『なんだと!』


そのままミチハルはボールをリングにたたきつける!


ガコン!!!


・・・・・・・・・・。



観客『ワアアアアアアアアア!!!!!』

  『そのままきめたあああああああああ!!!!』


ミチハル『はぁはぁ・・・。』


三谷『でかした!!!!』


流川『はぁはぁ。』


ミチハルのスーパープレイ!
観客の完成が湧き上がる中、一人冷静な男。


仙石『速攻!!!』


三谷『!!』


ミチハル『戻れ!!これ止めなきゃ意味ねぇぞ!!』


流川『ちぃ!』


安井、小林で千石を止めにかかるが、巧みなドリブルワークで抜き去っていく仙石。

小林『しまった!!』


その、時間の間に流川が仙石に追いつく。

流川『いかせねぇ・・・。』

仙石『・・・・・・。』



そのときの仙石の動きを流川は頭に刻み込まされた。


疲れもあった、雨という厳しい状況もあった、


だがそんな状況をイイワケにせざるおえなかった。



ダム!!



流川『なんだと!』


仙石はドライブで流川に仕掛けた
たった一回のドリブル
テクニックは何も使わず
ただスピードだけであっさりと流川を抜き去っていったのだ。


ミチハル、三谷はその千石のスピードに追いつけず。



ガコン!!!!



観客『は・・・早ぇぇ!!!!!!』

  『なんだいまの!!!!!!!』

  『流川が一歩も動けなかったぞ!!!!』


赤木『この男・・・・仙道・・・いや、それ以上。』


観客席で見ている赤熊『本性だしやがった。』


三谷『いままでのは・・・・』


小林『どういうことだ。』


流川『本気じゃなかった・・・・?』


ミチハル『・・・・・・・。』


一緒にみていた高宮『どういうことだ赤熊。』

赤熊『あぁ、あいつが試合中しゃべってる間はあんな性格だ、本気じゃない。』


千石『ふぅ・・・・。』


赤熊『言ったろ?・・・集中した時のあいつは天才なんだ。稜南と海南のこの前の試合みたか?』


高宮『いや・・・。』


赤熊『試合は海南が勝ったが、仙石はあの海南相手に一人で52点も取った。』


高宮『52点!?!?』


赤熊『この試合は稜南にとっては1年生の実力を見る試合。その管理をまかされたのが仙石。最初から本気を出すつもりなんてなかった。だが、この終盤にきて湘北が・・・いや、アイツが仙石に火をつけちまった。』


高宮『アイツ・・・?』



ミチハル『はぁはぁ・・・・・。』



赤熊『流川もそうだが、もう一人・・・・ダイヤの原石・・・・。』



藤崎『なんだこの試合。偵察のつもりで来たわけじゃなかったが・・・思わぬ収穫だ・・・湘北のダブルルーキー・・・・。』



会場の猛者たちは気づいていた。
湘北がこれから自分たちが勝ち上がる為の障害になるであろうチーム。
この先のインターハイ予選。
嵐を巻き起こすと・・・。




審判『ピピー!!!試合終了。57対50でチーム稜南の優勝!』




オールバックヘアーな小柄な男『ふ〜ん。湘北ねぇ。』









コメント(2)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

スラムダンク(続)書いてみた 更新情報

スラムダンク(続)書いてみたのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング