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スラムダンク(続)書いてみたコミュのBOTTOMs UP 10

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10話


『親友』


準決勝第一試合・・・湘北VSレッドベアーズの試合開始直前、両チームは控え室で準備をしていた。



湘北控え室

赤木『聞いた話だと、むこうは赤熊というCが中心のチームらしい。全体的に高さももっている。中を中心に攻めてくるチームと見て間違いないな。』


ミチハル『大丈夫でしょ。』

三谷『こっちにはシューターが三人もいる。外から崩してうちのペースにすればいいさ。』

赤木『あぁ、そのつもりだ。スタートは、三谷、朝倉、安井、流川、小林でいくぞ。Cのマークは流川。中を固めて楽に打たすな、シュートが落ちたら、スクリーンアウト(リバウンド時に相手に取られないようにマークすること)しっかりしてCにリバウンド取らせるな。』


ミチハル『3P1本もはずさないでよ?みっちーさん。中は俺たちに任せてさ!』

三谷『ミッチーだ!?!?てめぇ、先輩に向かって・・・』

小林『頼むぞ、三谷・・・・』

三谷『あ・・あぁ。(小林・・)』



レッドベアーズ控え室。


ガラ悪男:楠田『相手は高校生チームだって?楽勝だな♪』

ちっちゃいぽっちゃり:高宮『おれの3Pで終わりにしたるって♪』

赤熊『・・・・・・。』

楠田『たのむよぉ〜赤熊ぁ。』

赤熊『あぁ・・・。』


そして、両チームがコートに登場。


観客『おぉぉ!きたぞぞぞ!』

  『またダンク見せてくれぇ!!』

  『赤熊ぁぁぁ!!!』

  『キャーーーーーーー!!』(多分、流川への声援)

  
両チームがコ−トに並ぶ



審判『前後半10分ハーフ!準決勝をはじめます!礼!!』



三谷が赤熊に歩み寄る・・・。


三谷『よう・・・。久しぶりだなぁ。今日は逃げるなよ?』

赤熊『・・・・・・。』

小林『・・・・・・。』


事情を知らない1年二人『・・・・???』


そして試合開始!!!


ジャンプボールは流川に赤熊が競り勝ちレッドベアーズボール


楠田『よぉし、いっくぞ〜〜!』


パチン!

楠田『なっ!!』


あっさりとボールを奪うミチハル


ミチハル『(ほんとにC以外はたいしたことないのか・・・。)』


そして、前線にはしっている三谷へロングパス


パスをうけとり前をみる三谷


三谷『お!』


さらにその前を走っている男がいる


三谷『ちゃんと受け取れよ!』


三谷は優しくリングにぶつかりそうな位置にボールをさばいた。


それを空中で受け取る・・・・流川!!


流川『あたりまえだ。』


ガコン!!!!!!!!


そのままリングにたたきつける。


観客『おぉぉぉ!!!初っ端からアリウープだぁ!!』

  『すげぇぇ!!』


呆然と立ちすくむレッドベアーズ。



小林『どうだ赤熊。今年の湘北は強そうだろ?』

赤熊『・・・・・・・。』


その後も湘北メンバーは赤木の指示通りに中をガッチリ固めて赤熊に楽にうたせずリズムを崩す。レッドベアーズはイライラを隠せない。

楠田『なにやってんだテメエラ!!赤熊!!ダンクかませ!!!』

赤熊『・・・くっ(勝手な事を。)』

高宮『どけ!てめぇ!打てねぇだろうが!!』

三谷『む・・・。邪魔をするのがDFだ。』

高宮『うぜえ!!』


赤熊へとボールが渡る。

赤熊『(ったく、ばかみてえに集まってきやがって!!!)』


そのとき!赤熊が無理やりDFをどかそうと振り回した腕が流川の顔面を直撃する。
流川はその衝撃で吹っ飛ぶ。

ピピー!!!

審判『ファウル!赤8番!』


会場がざわつく。


赤木『流川!!!』


観客『おい、今もろにはいったぞ・・・。』

  『いたそぉ〜、血でてるよ・・・。』

  『うわぁ、ひでぇ・・・。』


観客の声がやけに赤熊の耳に入る。


楠田『おい、赤熊。なにしてんだ。』


突っ立っていた赤熊が楠田をにらみつける。
そして目の前に歩み寄っていく


楠田『お・・おい、なんだよ・・・。おまえが!』


ガツン!!


高宮『やべぇ!赤熊がキレた!!!』


赤熊は楠田をなぐり今度はミチハルのほうへ・・・。


高宮『おい!ばか!やめろ!!』


ミチハル『やれるもんならやってみろ。』


二人がにらみ合う、そして赤熊が拳を振り上げた。


小林『赤熊!!!』


赤熊の手がピタッっととまった。


小林『また・・・同じ事繰り返すのか?』


赤熊は小林の方を見つめ、そして自軍のベンチに静かに戻っていった。

レッドベアーズは赤熊と楠田が交代。
湘北も流川が治療の為いったんベンチに戻った。

赤熊がコートから去ってから試合は湘北のペース。
そして、そのまま37対12と湘北がリードのまま前半を終了した。


赤木『流川、大丈夫か?』

流川『頭・・くらくらする。大丈夫。』

赤木『それ・・・大丈夫じゃないだろ・・。』

ミチハル『おまえの出番はもうねぇよ!!』


三谷『・・・(あのヤロウ・・またやりやがって・・)』

ミチハル『こんな試合くらい小林君に見せ場もやらねえとな!な!小林君・・・あれ?どこいった?』

角田『あっ!あっちのベンチに!!!』


小林はレッドベアーズベンチへいた。


小林『赤熊・・・。』

赤熊『・・・・・。』

小林『何も変わってないんだな・・・。』

赤熊は下を向いたままタオルをかぶったままベンチに座り、黙っている。

小林『俺な、正直うれしかったんだぞ。お前がバスケ続けてくれてて。』

赤熊『・・・・・。』

小林『それなのに、またそうやって下を向いて逃げるのか?そうやって逃るだけか!?このこの根性なし!!!!!』


赤熊『・・・・お前になにがわかる!!!』


小林が大きい声をあげ赤熊に言い放つ。

湘北ベンチはいつもやさしい小林が怒ってるのをみて呆然。


小林『わかるか!そんな弱虫の気持ちなんか!あの事件が起こる前までは、楽しくやってたじゃないか!ちゃんとした顧問もいなかったけど、練習まじめにやって!全国大会いこうって!言ってたじゃないか!!なのに・・・そんなんで全国になんていけるか!!!』

赤熊『なにが全国だ!夢みたいなこと!あのときマジメ練習してた奴俺ら以外にいたか??試合中もやる気のない連中ばかり!負けたら全部おれの責任!お前だって!俺に失望したんじゃないのか???』

三谷『う・・・・』(←まじめに練習してなかった一人)

小林『赤熊・・・・。』


審判『後半はじめま〜っす!』


赤木『小林ぃ!戻って来い!』


小林が一度湘北ベンチを振り返りもう一度赤熊を見る。


小林『俺は必死に練習した・・・お前に追いつきたくて。・・・・お前がいれば本気で全国狙えると思ってた。・・・・。』

赤熊『・・・・。』


小林『今でもだ!!』


そう言って、小林はベンチに戻っていく。


赤熊は少し驚いたように、ベンチに戻っていく小林の背中を見つめ、たっていた。




そしてハーフタイムが終わり選手がセンターサークルに集まる。
そこに赤熊の姿もあった。


小林『赤熊・・・・。』

赤熊『・・・思い出した。』

小林『・・・・?』

赤熊『全国制覇か・・・遠いな。』


三谷『赤熊・・・・?』


ミチハル『(またやりやがったらぶっとばす!!!)』


そして流川の前に赤熊が歩み寄る。


赤熊『悪かったな、大丈夫か?』


流沢『いや、鼻血でた。』


赤木『(大丈夫って言ったじゃねえか・・・。)』


それを聞いた赤熊は少し笑い、小林に言った。


赤熊『タフなチームだな。公彦。』

小林『おまえ・・・・フフ・・・そうだろ?』


少し嬉しそうな小林。
そして後半が始まった。

前半同様、後半もジャンプボールはレッドベアーズボール。

そして、赤熊へとボールが渡った。


流川『なっ(早い!)』


前半までの動きとはまるで違う赤熊がキレのあるターンを見せる。
そのキレの良さに湘北は中を固める間も無く。


ガコン!!!


両手で激しくダンクを決めた。


三谷『フ・・・おもしれえ。』

1年二人『アノヤロォ・・・・』


ダンクを決め自軍のコートに戻っていく赤熊の顔は少し楽しそうだった。


小林『赤熊・・・よぉぉ〜し!』



小林が気合を入れたと同時に試合は急にヒートアップ。前半の騒動に引いていた観客の声援も戻ってきていた。


観客『いいぞぉぉ!』
 
  『流川くぅぅ〜ん』

  『ダンクかませぇ!!!』


前半とは状況は変り、息を吹き返した赤熊が実力を発揮し始め、湘北が押され始めていた。


ミチハル『はぁはぁ・・流川!!ちゃんと・・とめろ!!はぁはぁ。』

安井『ゴールした無敵じゃないか・・はぁはぁ。』

三谷『俺が外から打って中を空けるから!はぁはぁ・・お前ら中をこじあけろ!』

流川『その前に・・・はぁはぁ・・あのデブの3Pちゃんととめといて・・・はぁはぁ・・・フリーにしたら何気に入る・・。』

三谷『まだ1本しかうたせてねぇよ!!!』

ミチハル『1本も打たすな!ミッチー!!!』

三谷『ミッチーやめろ!!!!』


小林『安井!後ろ!!』


パチン!


安井『なっ!!』


レッドベアーズのカット!先頭を走っているのは赤熊!


ミチハル『あの体格で・・・・早ぇ・・。』


だが流川が追いつく。


流川『いかせん・・・。』


3Pラインで少し距離をとりにらみ合う両者・・・だが!


赤熊『シュッ!』

流川『なんだと!!!』

角田『Cが3P!!!』


スパッ!!


三谷『あぁ・・あいつの得意技だっけ・・忘れてた。』

三谷以外『先に言え!!!!!!』

小林『さぁ、一本返すぞ!!』


試合はレッドベアーズのペースで進み気がつけば
48対42と射程圏内になっていた。

試合時間は残り1分・・・・。


三谷『お前ら!根性みせろよ!!』

ミチハル『誰に言ってんだ・・・はぁはぁ。』

流川『(とめてやる・・・。)』


高宮『赤熊、最後までお前で行くぞ?やれるな?』

赤熊『あぁ、あんたも狙っていけよ。おれが注意をひきつける』


再び赤熊にボールが渡る。
そして赤木から支持がいった。


赤木『囲め!!!』


ミチハル、小林、三谷で赤熊を囲みがっちりマークする。
赤熊が小さいシュートフェイクをした。
それに反応のいい流川は跳んでしまった。


流川『しまった!(ポンプフェイク!)』

ミチハル『マヌケェェ!!!』

その場で赤熊がジャンプシュート。
それを止めようと三谷、ミチハルが手を伸ばす。

しかし、ボールはゴール方向では無く高宮のほうへ。

小林『しまった!パスだ!!』

フリーの高宮が3Pを打つ。


スパッ!!


観客『きたぁぁ!!3点差だ!!!』


ピピー!!

審判『タイムアウト湘北!』


赤木が慌ててタイムアウトを取る。それぞれ選手はベンチに戻っていく。

赤木『大丈夫!まだ3点差だ!3Pを警戒していこう。残り時間も少ない。時間を使って攻めるぞ。』

湘北は一同疲れきって赤木の言葉に反応しない。

小林『はぁはぁ・・・。』


ピピー!

タイムアウトが終わり選手がコートへ戻っていく。

そして湘北ボールから。

ミチハル『はぁはぁ・・クソッ!!』


ミチハルが暴走したように相手のDFを抜いて、中に突っ込んだ。
そのままシュートへ・・・。

三谷『ばかっ!とまれ!!』

しかしレッドベアーズの高すぎる壁が立ちはだかる。

あっさりブロックされるミチハル。


ミチハル『あぶねえ・・・。』


ブロックされころがっていくボールをミチハルが拾う。


三谷『打つなぁ!!』


ミチハルがシュートをそのまま打つ


ガガコン。


ゴールに嫌われたボールは赤熊の手に。


赤熊『速攻!!!!』

残り時間15秒・・・。高宮が前線へ走る。


パチン!!!


赤熊『なにっ!』


小林が赤熊が前線へパスをする前にすばやくカット。


小林『シュッ!!』


小林がシュートの構えをする。それに反応した赤熊が慌てて跳ぶ。


赤熊『しまった!』

小林はシュートを打たずに、跳んだ赤熊を抜き去りドリブルそのままリングへ持ち込む。

小林『はぁはぁ・・・ハッ!』


小林が誰もいないリングにレイアップ(ランニングシュート)を決めた。

赤熊『公彦・・・。』


そして試合は・・・・。


ピッピーー!!!


審判『試合終了!!!湘北の勝ち!』


観客がいっせいに沸く中、選手達は静かにセンターサークルへ集まっていく。


一同『はぁはぁはぁ・・・・あーーーーっした。』


赤熊『公彦・・・うまくなったな。』

小林『誰かさんのおかげ・・・かな。』


二人はそのままガッチリ握手をした。

会場からは拍手が沸く。


観客『すごかったぞぉぉぉ!』

  『また、いい試合見せてくれよ〜!』

  『来年も見せてくれよ赤熊〜〜!!』


少し涙ぐみながら控え室へ戻っていこうとする赤熊を小林が呼び止める。


小林『赤熊!!!』

赤熊『公彦・・・俺は負けたとは思ってないぞ。』

小林『え?』

赤熊『来年またやりたいな・・・・。』

小林『来年?何言ってるんだ?赤熊。』

赤熊『???』

小林『もうすぐインターハイの予選だろ?』

赤熊『公彦・・・・。』

小林『待ってるから、赤熊。』

赤熊『いいのか・・・・・?』

小林『言ったろ?全国へ行くって。』


赤熊はその場で声を押し殺すように涙を流した。


湘北バスケ部にメンバーが一人増えた。



それを物陰から赤木と三井が伺っていた。


赤木『不器用な奴ばかりだな・・・。』

三井『でも、作戦通りなんだろ?』

赤木『そんな大それたモンじゃない・・・。』

三井『フ・・・そうか。前半タイムアウトも取らないで何してんのかと思えば・・・先生っぽいじゃねえか赤木。似合わねえぞ?』

赤木『うるさい!!!』



その頃控え室のある廊下では・・・。


ミチハル『ああぁぁしんどかった・・・。』

三谷『お前無駄な動きが多いんだよ・・・はぁはぁ。』

流川『あんたは動かなすぎ・・・。』

三谷『なんだと!?!?』

言い争っているとき、海坊主とかかれたユニフォームを着たチームがすれ違う。

ミチハル『で・・・でけぇぇ・・・・。』

そしてその大男はそのままコートのほうへ。


三井『次の試合見ておいたほうがいいぞ。なんせあいつがいるチームだからな。』

赤木『あいつ・・・・?』


そしてコートに向かっていた大男が赤木の後ろから大声で呼びかけた。


大男『おぉぉぉい!赤木!!!!』


赤木『お・・・お前・・魚住!!!!!!』







新キャラ


魚住 純:身長202センチ ポジション C 



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