ベビーマッサージ☆AUSコミュのベビーマッサージがSIDS防止に効果あり??

気がつけば、丸一年放置でした・・・、すみません

そんなわけで物凄く久しぶりなのに、ブログからの転載で申し訳ないのですが
新たな研究報告が出たのでこちらでも紹介させて頂きます♪

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ホルモンの作用とベビーマッサージの関係については今までの研究でも
関連づけられてきましたが、また一つ興味深いトピックが上がってきました。

きっかけは今月3日付けのアメリカ医師会雑誌(JAMA)に掲載された、SIDS
（乳幼児突然死症候群）と脳内ホルモン・セロトニンの作用に関する以下の
研究報告です。

突然死の赤ちゃん、脳内のセロトニン量が少ないと　米研究　(日本語)
Serotonin May Be Key to Sudden Infant Deaths (英語)

一般的に言われている、脳内神経伝達物質のひとつであるセロトニンの効果
には精神安定や緊張を解したりというものがあり、赤ちゃんがベビーマッサージ
を受けることでリラックスして睡眠パターンが改善されたりするのはこのホルモンの
作用が原因のひとつと言われています。このセロトニンですが、正常に作用して
いる場合はもし赤ちゃんが寝ている時に無呼吸になっても、自ら目を覚まして
自分で頭を動かして酸素を取り入れることが出来るところが、セロトニンが作用
しない場合は目を覚ますことが出来なくて赤ちゃんの体内に十分な酸素を
取り入れられないので、寝ている間に死に至ると考えられているとのことです。

この研究によるとSIDSで亡くなった赤ちゃんの脳内セロトニンの量は、SIDS以外
で亡くなった赤ちゃんと比べて26%少なく、そしてセロトニンを合成する酵素である
トリプトファンヒドロキシラーゼの量は22%少なかったということです。

この発表を受けて、以前から脳内物質セロトニンとインファントマッサージの関連
を謳ってきた国際インファントマッサージ協会・オーストラリア支部(IAIM Australia)
が以下のようなプレスリリースを発表しました。

Infant Massage may help save babies’ lives (プレスリリースの原本)
http://www.mumzone.com.au/parenting/infant-massage-may-help-save-babies%E2%80%99-lives/

Massage may prevent SIDS: pediatrician (シドニー・モーニング・ヘラルド紙オンライン版に掲載分)
http://news.smh.com.au/breaking-news-national/massage-may-prevent-sids-pediatrician-20100209-nnwa.html

折角なのでプレスリリースの原本を翻訳出来たら・・と思うのですが、結構
長いのでかなり端折って重要なポイントだけ要約します↓

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国際インファントマッサージ協会の後援者で小児科医、そしてキャンベラ・
ホスピタルの研究所所長でもある、グラハム・レイノルズ氏は「今まで長い間
研究者は触れること・肌と肌の触れ合いが赤ちゃんの脳内で作られるセロトニン
に大きな影響を及ぼすことを証明してきたが、今回こうしてセロトニンとSIDSの
関係が明らかになったことで、これから実際にインファントマッサージがSIDSの
発症の確率を更に下げる手助けとなるのかを研究していく必要があるだろう」
と言及している。

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上で述べてあるように、ベビーマッサージがSIDS防止に本当に有効であるのか
どうかについてはこれからの研究課題ではありますが、赤ちゃんの脳内で
セロトニンの分泌が活発になることによっての利点は十分証明されているので、
そのことを考えてもぺビーマッサージが赤ちゃんに有益であることは強調出来ます。

そして実はベビーマッサージには赤ちゃんの脳内のセロトニン作用を活発に
させるだけでなく、マッサージをするお母さん（またはお父さん）の脳内
セロトニンも活発にさせることが分かっています。深刻な問題である産後鬱も
このセロトニンの働きが活発になることで症状が軽くなることが証明されてもいます。

それから、上の要約には上手く書き足せなかったのですが、レイノルズ氏は
「SIDSの危険因子（うつ伏せ寝・周りの喫煙・顔を覆う、など）を取り除くこと
も勿論大切である」と述べていることをここに書き足しておきます。