山中伸弥さんを応援する会コミュの山中伸弥さん、ノーベル賞授賞式出席(NHKNews)

山中伸弥さん、ノーベル賞授賞式出席(NHKNews)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121211/k10014098881000.html
今年のノーベル賞の授賞式が日本時間の１１日午前０時半から行われ、医学・生理学賞に選ばれた京都大学教授の山中伸弥さんにスウェーデン国王から記念のメダルと賞状が贈られました。
山中伸弥さんは、皮膚などから、体のさまざまな組織や臓器になるｉＰＳ細胞を作り出すことに世界で初めて成功し、イギリス・ケンブリッジ大学名誉教授のジョン・ガードンさんと共に今年のノーベル医学・生理学賞に選ばれました。
授賞式は日本時間の午前０時半からストックホルム中心部のコンサートホールで始まり、山中さんは、日本の文化勲章を身につけ、えんび服姿で入場しました。
式では物理学賞、化学賞に続いて医学・生理学賞の授与が行われ、ｉＰＳ細胞を作り出した功績について、「病気の新たな治療法を開発するために計り知れない価値のある方法を世界に提供した」と紹介されました。
山中さんは、ガードンさんに続いて華やかな舞台の中央に進み、ファンファーレが鳴り響くなか、スウェーデンのグスタフ国王から記念のメダルと賞状を受け取りました。
山中さんはやや緊張した表情で国王と握手をしたあと、舞台上の参列者や会場の出席者に丁寧におじぎをしていました。
式典には山中さんの家族も出席していて、山中さんが賞を受けると一緒に拍手をしていました。
会場の外に出た山中さんは記者団に対して、「式典を終えてほっとしました。すばらしい式典でした。受け取ったメダルはまだよく見る時間がありません」と述べて、車に乗り込みました。
このあと、午前３時すぎからは、スウェーデン国王や受賞者の関係者などおよそ１３００人が参加して晩さん会が行われました。
山中さんは、スウェーデン国王の次女のマドレーヌ王女と共に入場し、中央に用意されたテーブルにつくと、王族との会話を楽しんでいました。
晩さん会では、山中さんと共同で受賞したガードンさんが、医学・生理学賞の受賞者を代表してスピーチを行い、「私と山中伸弥教授は年齢も離れ、一緒に仕事をしたことはないが、病気の人々の苦しみをなくしたいという思いは共通です」と話していました。

山中さん“受賞は過去形 これからが大事” (NHKNews)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121211/k10014103611000.html
ノーベル賞の授賞式と晩さん会を終えた山中さんは、現地時間の１１日午前０時すぎ、専用車で宿泊先のホテルに戻りました。
山中さんは報道陣の質問に答え、「とても長かったが、本当に楽しいあっという間の一日でした。母親が無事に授賞式に参加してくれたので、それがいちばんうれしかったです」と振り返りました。
そして、文化勲章を身につけて授賞式に出席したことについて、「日本の科学者として頂いた勲章ですので、ぜひこの場に一緒に持って来たかった」と話しました。
また、妻の知佳さんも質問に答え、「すばらしい経験をさせていただきましてありがとうございました。光栄のひと言で、ほかに思い浮かびません」と話しました。
さらに、山中さんは受賞後の心境について、「本当に信じられないというか、まだ夢かまことか分からない不思議なふわふわした感じがしています」と話しました。

一方で、「しかし、いつまでもそういうことも言っていられません。ノーベル賞というのは、これまでの私たちの研究に対して頂いたものですので、これからは、このノーベル賞も私にとっては過去形になります。これからの研究が大事ですので一生懸命やっていきたい」と述べ、ｉＰＳ細胞の医療への応用という目標に向け、決意を新たにしていました。

CiRA(京大iPS細胞研究所) News
山中伸弥所長が駐日スウェーデン大使公邸での祝賀会に出席
(小林誠博士、小柴昌俊博士、江崎玲於奈博士、白川英樹博士、ヴァリエ大使、山中所長、野依良治博士、鈴木章博士、田中耕一博士、作家の大江健三郎氏)
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/other/121129-135707.html