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『変珍斎日乗』(惨)。コミュの『しずまないフネ』(2007年11月09日)。

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■東京地検特捜部、元専務宅や「日本ミライズ」など捜索
(読売新聞 - 11月09日 10:23)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=335673&media_id=20


…「洋行」と聞くと、ついつい『写真中』を想像してしまう【能天気な自分】ではあるが(^^ゞ。


冗談はさて置き。『沈まない船』と言うのは、『墜ちない航空機』同様【物理的に存在しない】。

仮にこれらの商品が発明されれば、それこそ【ノーベル賞級の価値を持つ大発明】だろう…。
にも拘らず。『不沈艦伝説』なる【ありえない話】を、本気で唱えてた国家が実在した事実は。
今となれば『滑稽』だと考えるしかないが、当時の事情を勘案すれば寒気が走る思いである。


「証人喚問騒動」の前後。偶然だが↓のような書籍を読んでいたところであった。

http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E8%89%A6%E5%A4%A7%E5%92%8C%E2%80%95%E7%94%9F%E9%82%84%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E8%A8%BC%E8%A8%80%E3%81%8B%E3%82%89-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%96%B0%E8%B5%A4%E7%89%88-1088-%E6%A0%97%E5%8E%9F/dp/4004310881

「発行元」や『ネタの出所』に【疑問符を付ける類の方】は。以後の記述は【不快なだけ】だろう
から、読み逃げされて構わないと、ひと言申し添えて置く。『公の歴史こそ正史』と言う方も。


「戦艦大和乗組員の生存者」は本書執筆時点で『二十数人』だそうだ(本書「あとがき」より)。
沈没から62年余。本書に証言が採録された二十名の平均年齢は『83歳』。逆算を試みると
【ハタチそこそこで大和の臨終に立ち会った】勘定になる。中には『兄弟揃って乗り組んで、
片方だけが生き残った』例もあれば、救助を待つ際に『仲間を足蹴にしてしまった』例もある。

これらの『生存者証言』を纏めた筆者は。その心境を「新聞記者の大先輩」でも在った作家・
子母沢寛が、代表作『新撰組始末記』を取材した心境を語った言葉を引用して表現している。
【ぎりぎり、間に合いましたよ…】。子母沢がその取材をしたのは『維新後50年ほど』だった。


『不沈艦』なるコンセプトで戦艦大和が建造されたことを、自分は非難するつもりは毛頭ない。

が、幾多の資料が示す通り『コンセプトの基本』だった【大艦巨砲主義】が時代遅れになった
(それの証明が−皮肉にも「完成直後」に『味方の航空隊』が行った【真珠湾攻撃】だった)
ことを、【素直に認識出来なかった頑迷性】に憤るばかり。加えて、『貧乏海軍の出し惜しみ』
(本書内でこう指摘したのは、海軍史家で「大和ミュージアム館長」!の戸高一成氏である)
で使いどころがなくなってしまった大和の運命を変えたのは−『昭和天皇のひと言』だった。
宇垣纏中将の『戦塵録』に、【大和沈没後の4月7日付】で【水上特攻の経緯記述】がある…。
「抑々茲に至れる主因は軍令部総長奏上の際航空部隊丈の総攻撃なるやの御下問に対し、
海軍の全兵力を使用致すと奉答せるに在りと伝ふ」−意訳すると、こんな感じになるかと。

「この作戦を招いた原因は、軍令部総長が陛下に御報告申し上げた際に『使うのは航空部隊
【だけ】なのか?』と問い返され、『海軍の全兵力を投入致します!』と答えたからだと聞く」!


『昭和天皇を責める』つもりで引用したのでは【ない】ことが御理解頂けるだろうか?因みに、
この時の海軍軍令部総長は−『日独伊三国同盟』締結時の海軍大臣だった【及川古志郎】
…。「(石川)啄木に漢籍の影響を及ぼした」と言う逸話がある『異色の文人将軍』だったが、
【戦時の軍事指導者としての適格性はなかった】と考えるべきだろう。この『ミエ』のために

【3,000人もの乗組員】と共に【不沈艦大和】は海の藻屑と消えた…生存者は約【1割】。


この作戦に参加した艦艇の中で、『強運艦』と呼ばれた駆逐艦が存在する…駆逐艦【雪風】。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA%E9%A2%A8

この武勲に肖って、「海上自衛隊」にも艦艇名が受け継がれた(!)し、意外なところでは
『宇宙戦艦ヤマト』(!)で、主人公『古代進』の兄・守が艦長の宇宙船の名前にも使われた。


ただこれは。「乗組員の錬度」もさることながら、『単なる偶然の側面』もあったかと考える。
それを『不沈艦伝説』と持ち上げるには…正直、【かなりの無理がある】と思うけれども…。


「この教訓」が、現在に生かされているか?と訊ねられたなら。『正否両面』があると答える。

『不沈艦大和』は沈んでしまったが、その建造に際して使われた技術の数々が、戦後復興の
源として生かされたからである。が、しかし。『精神的な側面』に限定するなら否定するだけ。

「絶対に沈まない!」と断言出来ないのは、【船ばかりではない】からなのである(苦笑)…。

【国家】もまた然り。『舵取りを誤れば、たちまち転覆の危険性に見舞われる』のは船と同じ。
少なくとも『この国の操舵手』どもは【沈む危険性を真剣に認識してるとは思えない】からだ!
さもなくば…こんな内容の『恥も外聞もない破廉恥な行為』をイケシャーシャーと行わぬだろう。


『沈み行く船』から真っ先に逃げ出す動物は、【ねずみ】なのだという話を聞いたことがある。
それが事実ならば。「今回のような【ドブネズミ】が生き残ってる」間は【まだ安心】なのか?
そのうちに『貨物を全部食い荒らされた』挙句【ドブネズミと操舵手とがつるんで逃げる】!


  そんな【デフォルトの日が来ない】ことを。個人的には望むばかりなのだけれども…。

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