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『変珍斎日乗』(惨)。コミュの『はだかの【ドツキ】あい』(2007年10月19日)。

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■「すみませんでした」大毅が内藤に頭下げた


1週間も前のスポーツネタで、『こんなに引っ張る』こと自体がそもそも異常としか思えない。

申し上げるまでもない話であるが。「殴り合い」は普通、【犯罪行為】に当たるものである。
だからこそ、「スポーツに特化した格闘技」が観客を熱中させるという矛盾も生じる訳だが。
「一般生活では出来ないであろうこと」を選手に仮託させ、カタルシスを感じる観衆の群れ。
その「競技としての成立過程が特殊である」分、『厳密なルールが規定されている』のだ…。

その『基本すら忘れてしまった』選手をリングに上げる資格はない。至極当然な論理である。


「反則」なる『在るべきはずもない行為』で【総スカンを喰った】観がある泥…否、亀田家。

しかし、同情の余地はある。本来ならば「単なるボクシングヴァカ」で終わったかも知れぬ
一家を、こうも『モンスター的存在に仕立て上げた』のは。その原因を何処に求むべきか?

一部(活字・電波の別を問わず)メディア達は、その責任を【中継局】に押し付けている。
中には「日頃の恨み」としか思えないような理不尽な論調で斬って捨てるメディアすらある。

だが…「特定局に責任を被せる」ことで、自分達は【免罪された】とでも思ってるのかぃな?
「あの一家」で大儲けしたのは『あそこの局だけではない』はずである…その部分には蓋を
して、中継局に(皆無とは云わないが)全責任を押し付けるのは【大毅以上の反則行為】だ!
所属ジムと『古くからの付き合い』(余り誉められた関係でもないが)があったから手にした
中継権で、あたかも【極悪非道の犯罪者扱いされた】放送局もとんだ迷惑である(苦笑)…
『カネのなる木』に対する【醜いジェラシー】がここまで顕わになった例も近年稀な話だろう。


では。彼らを育てた『一家の父』の責任をどう見るか?私事だが、自分は彼とほぼ同年代。
だからこそ…彼が「このような行動に走った」理由は、おぼろげながら見える気がする−。


【梶原一騎】↓という人がいた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B6%E5%8E%9F%E4%B8%80%E9%A8%8E

「漫画の原作者」として一世を風靡した人である。その影響力の強さは、原作を担当した
『漫画の敵役』の【葬儀が実際に行われてしまった】(!)ほどのものであった…。所謂
『スポコンブームの生みの親』とも呼べる存在だった彼の【全盛期】は。皮肉なことに

    【自分や亀田父が最も感受性の強かった時代】にぶつかっているのである!

梶原の原作で育った亀田父が、『梶原作品のサクセスストーリーを現実化しようと試みた』
のが【亀田三兄弟】ではなかったのだろうか?大阪の下町に生まれ、感受性の最も強い時期
に梶原一騎の薫陶を受ける…決して裕福とは言えなかっただろう彼の向上心はココにある。
そんな気がしてならない。ジャンルこそ違うが、梶原の代表作の一つは『空手バカ一代』…。

 空手ならぬ「ボクシング」で『マス大山の道を目指そうとしても不思議ではない』のだっ!


そんな梶原だが。80年代に入って『自ら蒔いた暴力の種』で身を滅ぼす結果に陥った…。
晩年の作品は、以前「スポ根少年達を熱中させた」要素は皆無・暴力性とエロに溢れた陰惨
なものになる−元々「梶原作品に違和感を覚えていた自分」が訣別した原因はココにある。

が…恐らく「熱心な梶原教信者だっただろう」亀田父は、その陰惨さに矛盾を感じなかった
のではないかと推察する…理由は。彼の行動全てが『晩年の梶原に共通する』からだ!
今回の騒動は、「梶原教が現実には通用しないこと」を痛烈に見せ付けた。彼の苦悩を思う、

『存在の意義を全否定されたに等しい結末』だからである!これほどの屈辱はそうはない。


因縁めいた話になるが。

その「屈辱」から逃れるため内藤大助が始めたのも、またボクシング。即ち両者のスタートは
【180度違った地点だった】ことになる。打たれる痛みを知る知らないでその心理は大違い。
「金銭的なハングリー」と「肉体的な虐め」では、同じコンプレックスでも感受性が異なるっ!

     『内藤の寛容の理由』は。こう説明すると御納得頂けるのではないだろうか?


父親の「梶原教の呪縛」から離れた大毅と内藤の再戦は、年齢差を考えればまずなかろう。
その意味で『一家初の日本人対決』が遺した意義は、とても大きなものだったと考える−。

仮に、内藤自身が『痛みを知らないサイボーグみたいな選手』だったらなお陰惨だったろう。


「スポーツの枠」外にある、『権利やカネの亡者』達、そして観客の中にも増えつつある
【痛みを知らない不感症患者】達には。【恐らく一生理解不能な心理】だと推察するけれど。


追記:

余計なお世話であるが、あの一家の喋る言語を『標準の関西弁』と思ってはいけないww。
あれは、「河内」の、それも『カタギでない人種』の言語を【さらに誇張させた】ものである!

…もっとも、「通信教育で関西弁マスターした」w自分が言える義理じゃないが(爆)!!
−それも、テキストは『吉本新喜劇』であるw。誤解を解きたい人は【桂米朝師匠の落語】
か【藤山直美の台詞遣い】(ミヤコ蝶々はアテにならない…彼女は元々「東京人」である)
でもお聴き願いたい(もっと古い大阪弁なら『浪花千栄子』が格好である)。脱線ついでに。


【後刻記】

「真ん中の写真」は(言うまでもないが)『梶原一騎』氏…【ではない】w。誰かツッこめ!

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