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百田尚樹コミュの新刊『風の中のマリア』

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コメント(10)

今日買いましたグッド(上向き矢印)

スズメバチの話かぁどんな話なんだろ。
とりあえず一気読みします。
読みました...

何だか"National Geographic"の世界に引きずり込まれたような感じ。。。といっても俯瞰的な視点でなく読みモノとしても練りこまれているし、「永遠の0」とも「Box!」とも違う趣きのある面白さは、"参りました"というしかないですね。

あ〜、面白かった指でOK
本能的に行動している昆虫の世界の話なので、感情移入なんてありえないはずなのですが、ついつい引き込まれてしまう鮮やかな構成に降参です。
最初は、「万一『みなしごハッチ』や『ミツバチマーヤの冒険』みたいな話で誤魔化されたら失望しかねないな・・・と懸念しながら読み始めましたが、見当違いの杞憂でした・・・^^;

避けては通れない生物学的な部分の説明についても、集合フェロモンの分泌と蜂球の関係、利己的遺伝子論を用いた産卵抑制ホルモンの分泌や女王殺し行動など、ストーリーの流れの中で分かりやすく書いてあり、後者に関しては、ついつい竹内久美子さんの「そんなバカな!」まで引っ張り出して、15年ぶりくらいに読んでしまいました。

最初に『聖夜の贈り物』を薦められて読み始めてここまで4作品、個人的にはすべて当たり作品で、「様々なスタイルの作品で期待を裏切らない作家」として、あらためて実感しています。

己の使命に忠実に生き、使命をまっとうして死んだマリア。
僕もあんな風に使命をまっとうしきって死んでいきたいと思いました。
たかが、ハチの物語です。なのに、ここまで読ませてくれて、爽やかな感動を与えてくれる本には、久しく出会ったことがありません。シートンの『動物記』。ファーブルの『昆虫記』。ならば、日本では百田尚樹の『マリア』だなあ、と感動しました。しかもこの人の凄いところは、ジャンルの幅広さ。ゼロ戦、日常の恐怖、報われないであろう人々が幸せになる暖かさ。視点が暖かいんですね。こういう時代に待たれていたスケールの大きな作家だと思います。

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