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桃の春風 シーズン?コミュの社説:女子大生誘拐事件 外国人犯罪の対策徹底を

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無事に救出されてよかった、と誰もが感じているに違いない。東京・渋谷で女子大生が誘拐された事件。それでなくても誘拐の被害者が成人だと生命が脅かされかねないのに、容疑者らは短銃を持ち、一部は広域強盗団として凶悪な犯行を繰り返していたというから、なおさらだ。被害者が拉致された際の目撃者がいたのは、不幸中の幸いだった。

 それにしても衝撃的な事件だ。外国人同士による誘拐事件はこれまでにも起きているが、日本人と来日した外国人が一緒になって金目当てに日本人を誘拐したのは初めてという。だが、外国人が犯行ごとに離合集散型のグループを編成し、資産家の金品を奪う事件は珍しくない。日本人が連携することも少なくなく、今回の事件はむしろ最近の外国人による犯罪を象徴していると言える。

 振り返れば、01年4月に山形県羽黒町で資産家の母娘が殺傷された事件で、東京都内で集まった外国人が地元の日本人の暴力団関係者の手引きで犯行に及んでいたことが判明。捜査関係者を驚かせたが、02年1月に大分県山香町で夫婦を殺傷した強盗事件や03年6月に福岡市で一家4人を殺害した事件も、外国人のにわか編成のグループによる犯行だった。組織的犯罪集団による犯行よりも、予防するのも犯行後に容疑者を割り出すのも難しい。この種の事件が多発すれば、治安への重大な脅威となることは必至だ。

 国際化が進むにつれて、来日した外国人による犯罪は増加を続けている。一昨年は約4万7000件に達し、検挙者も約2万2000人を数えた。発生件数も検挙者数も10年で2倍近くに増えた計算だ。過半数の容疑は出入国管理法違反だが、警察庁が刑法犯で検挙された約8900人について調べた結果、日本人の犯行よりも住宅への侵入盗、侵入強盗が目立つ上、単独犯が少なく、共犯者のいる事件が日本人の犯罪の4倍近くに上ることが明らかになっている。外国人の犯罪は、日本人の犯罪以上に重大な被害を生じさせる危険が大きいと言える。

 もちろん犯罪に手を染めるのは、外国人のごく一部にすぎない。国籍や人種、宗教などが異なる人々が共生する社会を目指している折、外国人を差別視するようなことが断じてあってはならないが、犯罪目的で来日した外国人の取り締まりは強化すべきだ。警察当局は入管当局とも緊密な連絡をとりながら不審情報の収集に努め、犯罪の未然防止に全力を挙げねばならない。諸外国の捜査機関との情報交換や捜査共助も密にし、犯罪者予備軍の入国を水際で阻止する態勢を確立する必要もある。

 外国人による犯罪は、経済格差を背景にした先進国ゆえの社会病理ととらえ、社会全体で防犯対策に工夫を凝らすことも大切だ。たとえばキャッシュレス化を進めることなども防犯上、有効だろう。一方では、善良な外国人を合法的に迎え入れる環境を整備して、密入国者や不法滞在者を一掃すべきは言うまでもない。

毎日新聞 2006年7月3日 0時03分

http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060703k0000m070124000c.htmlより

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