モードという言葉は、ジャズでは2つの意味で用いられています。 その1つは、曲(または曲の一部のある程度長い区間)のもととなるスケール、 という意味です。 この意味では、Major Scale や Minor Scale (Natural Minor Scale, Harmonic Minor Scale, Melodic Minor Scale) もモードの1つです。
しかし、アヴェイラブル ノート スケール(コード スケール)と モードは違った意味合いを持っています。 例えば、Dm7 - G7 - CM7 というコード進行の中で用いられる G Alt7th Scale のことをモードと言ったりはしませんが、 G Alt7th Scaleをもとに作られた曲であったとするとその場合、 G Alt7th Scale はモードと言えます。
2つ目の意味は、以上に説明したモードの中で、 Major Scale とMinor Scale(長調と短調)を除いたもの、ということです。 通常、ジャズでモードという場合は、この意味で用いられます。