数あるクリムトの画集を鑑賞していて、ほとんどの画集に載っていない作品に出会うと相当うれしいですよね!! そのなかで私が気になっているのが、《ヘレーネ・クリムトの肖像》(1898年)。ちなみに、知っている方も多いとは思いますが、ヘレーネは、エミーリエの姉で、クリムトの弟エルンストの妻です。 この作品は、日本語のサイトにはどうやら画像はおろか、作品についても一切情報がありません。ドイツ語で“Bildnis Helene Klimt”(“ヘレーネ・クリムトの肖像”)と検索すると、ドイツ語、英語、韓国語のサイトに引っかかり、一部のサイトでこの作品を見ることができます。どうやら個人蔵のようで、ベルン美術館の特別展に貸し出したこともあるようです。 日本では誰もこの作品について触れていないのでしょうか。また、国内外問わず、他のクリムトの作品やいろんな画家の作品のなかにも、個人蔵により、めったに公表されることがない作品がある、という事態はあるのでしょうか。私はもちろんクリムトのすべての画集に目を通したわけではないですし、ネット上でもうまく探しきれていないだけかもしれません。もしそうでしたらすみません(^^;) どなたか、日本の文献、サイト、大学教授による情報などにおいて、この作品について触れられている資料があることを知っている方・見つけた方がいらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか(>_<) 真横から見たきれいな横顔で、しかもおかっぱの女性という珍しい肖像なので、大変興味深いです。お願いします! 作品のちょっとした情報を書いておきます↓
ヘレーネ・クリムトの肖像(…私の直訳です)、1898年 カルトン、油彩、60×40? (独語)Bildnis Helene Klimt,1898 Öl auf Karton, 60×40? (英語)Portrait of Helene Klimt,1898 Oil on Cardboard, 60×40?