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原田康子コミュの劇団民芸による「海霧」の上演

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以前(2008年11月18日)の日記に

「夫のFumiの母は原田康子の妹ですが
彼女から、『海霧』が劇団民芸により 上演されるということを聞きました

この作品はFumiの母方の先祖にあたる原田家の話でもあり
また、私たち一家が以前住んでいた島根に原田家はゆかりもあり
執筆中の康子伯母とは『海霧』の話を電話でしたという思い出深い作品です。

あの長編小説がどのように脚本化されて、舞台になるのか
すごい興味があります」

と書いたことがあります。

たまたま、一昨日の朝日の夕刊に関西でも同じ芝居が公演されているという記事を
見つけたので、お知らせさせてください

11月2日大阪 森の宮ピロティホール
11月8日京都 京都府立文化芸術会館

http://www.gekidanmingei.co.jp/2011umigiri.html
そのほか、各地で、公演しているようです。

ところで、今日は2年前に他界した康子伯母の命日です

気さくな人柄で、なぜか甥の嫁である私に、突然電話を下さって、
そのたびに何時間も長電話になったことを思い出します
(小説家なのに筆不精なようで…)

なくなる直前にお見舞いに行った時も
病床にあるにも関わらず、うちの息子たち相手に
「病院にいると早起きだから、なんだか大リーグが面白くってね…」と
イチローの話をしてらしたし…
いつもいつも好奇心旺盛で、知りたいアンテナをいっぱい張っているような人
将棋や競馬…を愛しているホントに素敵な人でした。
ピアノも好きで、小説の執筆の合間に練習してショパンまで弾けるようになったとか…

この「海霧」執筆中は、私たちが一族ゆかりの地(島根五十猛)に近い
松江に住んでいたこともあり、何回が取材の電話をもらい
まさに、登場人物の幸吉になりきりモードで、話をするものだから
私は、一瞬誰と話しているのだろうか????と錯覚したことも…
私たち家族にとっても一番思い出の深い作品が「海霧」です
そして「吉川英治文学賞」を受賞した作品だから康子伯母にとっては
最後の最後での、「挽歌」を越えるような大作になったのだと思います。



私は大阪育ちなので、北海道のことはよくわからないのですが
ホントに、いつも変わらない、懐かしい…「北海道弁」の暖かさを
感じていました。

…でも、いろいろエッセイを読むと、デビュー作の「挽歌」のヒットで
心ない人たちに傷つけられたり、バッシング
プライバシーのない生活(原田康子ツアーがあったらしい?)
「挽歌」以降ヒット作がなかなかなかったことでの、苦しみや辛さ…
でも、いつもそばに寄り添い暖かく見守ってらしたご主人の話

そんなことを、いろいろ思い出してしまいました。
つれづれなるままに書いちゃった日記になってしまいましたね

よろしかったら、お芝居の方に足をお運びください

よろしくお願い致します

生前の伯母の動画が見られます。よろしかったらご覧ください

http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video-archive/?k=2007040901.html

コメント(2)

トコさん 「海霧」上演の情報と、貴重な原田康子さんの思い出のお話をありがとうございます。残念ながら、いずれの場所もちょっと遠いため、見に行くことは難しいのですが、原田さんの作品が続けて上演されるということは、ファンとしてはとても嬉しいことです。本当に素晴らしい作品ですから、いろんな形で広くみなさんに知っていただき、多くの方に読んでいただきたいと思います。
「挽歌」が社会的現象を引き起こし、あまりに有名になってしまったため、「挽歌」はもちろんのこと、その後の作品も、正当な評価がされにくくなってしまったように感じていました。
「海霧」を読んでそのスケールの大きさに圧倒されました。決してお体が丈夫でなく、またあの年になってこれだけのものを生み出すことができるとは…。「挽歌」に出会った今から30年前の高校生の時からずっと本が出るたび初版で手に入れ、原田作品と共に年を重ねてきた私としては、「海霧」の受賞はわがことのような喜びでした。

とりあえず、今日はこのへんで切り上げ、また後日、コメントさせていただきます。
>ねたんさま

なんだか私の日記から引用したトピックスに
こんなにご丁寧にコメントいただきありがとうございます。
原田ファンの方々からすれば、
ほとんど初心者の私は大したこと書けないので…お恥ずかしい限りです
(といっても、甥である夫となるともっと読んでなくて
直接、伯母に「伯母さんの本より、吉田秀和の方がイイよ」と言っちゃったとか
そしたら、伯母「確かにあの人文章上手いよね〜」と笑ってた…とか)

でも、私たち身内にとっては、ゴッドマザーみたいな存在で
夫が私と結婚したいと、両親に言った時も
当時主人は大学の教員になったばかりで、若く…一人暮らししていたため
両親はすごく心配したそうですが、
伯母が私の写真をみて
「この子は大丈夫。私が保証するから!」と応援してくれた…なんて話もあり
頼りになる長女康子姉だったのでしょう…
たまに、エッセイのネタになるのは、なんだかねぇ…ということもあるようですが

小説ももっと読んでいただきたい気持ちももちろんありますが
それ以上に佐々木康子(本名)伯母自身はもっともっと素敵だったんだから
なんてちょっと思っています。

今度、義母に会ったとき、康子姉のことをいろいろ聞いてみたいと思いますね。

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