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RPGを書こうコミュの東の果 チャイルドデビル誕生話

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チャイルドデビル誕生話

ここは・・・・・・、何処だろう?????
上を見ても・・・下を見ても・・・右も・・・左も・・・自分には分からない・・・・・・.
時折光の矢が通り過ぎて行く・・・・・・
そして、どの位か判らない時間だけが過ぎていく・・・・・・
此処の主人公の名前は、今は無い、此処では異形の姿をしている
其の姿の者にデビルと仮に名を付けよう
 
地震のようだ、
揺れている、外では慌しく人の走る足音がする
人?人とは何だ?自分は?何?何故?
周りの物が崩れて行く
今までのゆっくりとした時の流れを逆行するように
激しく、けたたましく、
時折、誰とも、人とも違う悲鳴さえ聞こえてくる

激しい閃光が・・・・・・・・・・・・
意識が薄れていく・・・・・・・・・・・・
暗闇と虚無の世界が・・・・・・・・・・・・
自分を包んでいく・・・・・・
このまま虚無に落ちていくのだろうか・・・・・・
虚無?それさえも判らない・・・・・・
判らない・・・・・・判らない・・・・・・判らない・・・・・・
自分自身の存在さえも・・・・・・

あれからどの位の時間が過ぎたのだろうか?
1時間?1分?1年?
いやほんの数秒だったようだ!
周りは崩れ、培養槽の番号が見える
自分は外の世界に出たようだ
他の生き物?人?も血だらけで放り出されている
その中にはすでに息絶えた者も大勢居る
それは、近づかなくても生死は一瞬で理解しうる姿をしていた、
自分の体は動くようだ、
とにかく此処を出なくては、
激しい危機感を覚え、とにかく外に出なくてはいけない
たぶん、とにかく外に出なくてはいけない
右へ行けば良いのか、左へ行けば良いのか
上が良いのか、下が良いのか
とにかく進める方向へ進むしかない
足元は、クリムゾンレーキやサップグリーンの油絵の具が
撒き散らしてあるようなヌルヌルした液体がいっぱいで
時折足をとられる


此処は地下道の様である
もう先客も何人か居た
暗闇から声が聞こえた、
言葉は通じるようだ、
リーダーらしき人物が尋ねてきた
「おーい、お前ら何処から逃げて来たんだ」

「何処か分らない・・・建物から進める方向に逃げていたら、気がつくと此処にたどり着きました、此処は何処ですか?そして私は・・・」

『来る途中逃げている仲間?が皆異形の姿をしていることを不審に思えていた
そして、他の仲間?と違い暗闇でも辺りがはっきりと見える事を知った』

リーダーらしき人物が温和な声で話しかけてきた
「そうか、それは大変な思いをしただろ、
それにしても、良くこの暗闇の中を歩いて来れたものだ、
此処は寒いから、こっちに来て早く焚き火にあたったら良い」
私達?は言葉に甘え焚き火に向かって足を進めた


一歩二歩と近づいていくと、けたたましく犬が吠えた
その犬の声に、飼い主らしい少女が近づいて、犬を静止しようとした。
が・・・・
我々の異形の姿に驚き
少女は、恐怖に慄く声で泣き叫んだ
 「う、ぎゃーー、ば、ば、化け物だーーううわーーーーーん!」
その声に、リーダーらしき人物と数名が近づいてきた
それも手にショットガンらしき銃を持って
 「な、何だ御前等キメラか、俺達を追ってきたのか!
戦うなら俺が相手だ!」
 「か、かかってきやがれ、ってんだ」
 「パイソンだって在るぜ!これなら掠っただけで首が飛ぶぞ」

 「私たちは、逃げてきただけで、自分が何者かさえ判らないのです
本当です、言葉は何故か話せますがそれも何故なのか、何もかにもすべてわからないのです、私たちは、戦う術を知りません、逃げて来ただけです」
リーダーの仲間がデビル達に向かって言った
「俺の仲間は皆御前達に殺されたんだ、信じられるか、よ、俺達を騙して殺しに来たんだろう、え、違うかい?」
「どうだ、反論出来まい、」
「ヤレ!殺せ!」
周りから取り囲むように人が集まってきた
「殺せ!殺せ!殺せ!」

デビル達は困惑し恐怖し慄いた
「違います!本当に違います!私たちは・・・」


其の時、1匹のキメラが進入してきた
「お、こんな所に隠れていたのか
俺が楽にしてやるぞ!どいつから殺してやろうかな
ん、仲間が居るんじゃねーか、それなら片付けるの早いな
何処の部隊か知らないが事後報告と言う事でやってしまおう」
先の住人達はキメラから避けようと焚き火の方へ戻りデビル達を盾にする格好になった
デビル達は同じ姿をしている敵に困惑しながら話した


「俺達は・・・殺したりしに来たんじゃ無い!
俺達は・・・本当の自分を探しているんだ、邪魔しないでくれ!」
その言葉には、凄みが在った
「ん、敵なのか?お前たちは、仲間を殺すのは初めてだが敵ならしかた無いな
最近、俺たちに反旗を立ててる奴等が居る事は本部から聞いているが、御前達もその
やからだな!じゃ遠慮なくお前達から殺してやる!」
言い終わると同時にデビルと逃げてきた仲間に向かって来た
其れと同時にデビルは尻尾が熱く成るのを感じた
ほんの一瞬だった、
雷の様な音と光が走った
気が付くと敵のキメラは、体半分程の穴が開き倒れていた
「何が何だか判らないどうしたんだ」
デビルは、その場で起きた事が信じられず、立ち崩れた

俺は、いったい何をしたんだ・・・・
殺す気なんて無いのに・・・・
俺は、知りたかったんだ、同じ異形の身体を持った人に
何故にこのような姿に成ったのかを・・・』

『仕方ないさ、殺さなければ、此処に居る皆が死んで居た所だよ
むしろ俺たちの命の恩人だよ』

『皆の所に、もっと暖かい焚き火の近くに』

デビル達は其の言葉に誘われるように
焚き火の方へ歩み寄っていった
だが、その姿を見る目は、異形の姿と一瞬で敵を倒した恐ろしさを
恐怖と慄きの目で見ていた

コメント(2)

$長老の話$

異形の民よ此方へ来るが良い
私は、この民を率いる長
そなた達に危害を加えるつもりは無い、
それより、此処までに来るに至った事を聞かせてもらえないだろうか?
本来なら、軍と戦う事も無いはず
 
其処は寒いだろう、
凍えた心と体を癒すには皆と此処の焚き火に当たるのが良い
暖かい火は凍えた心を溶かしてくれる
でも暖かすぎる火は、体まで溶かすから気を付けねばな、
『意味深に笑みを浮かべながらデビル達を招き入れた』

『デビル達は、焚き火の近くに寄ると
朽ちかけた古木に腰を下ろし、今迄遭った事に思いを馳せていた』
『デビルの仲間達は、安心したのか深い睡魔に襲われ、


自分の闇と明日の光に照らされながら、
深い床についた・・・晩安・・・・』
『長老は、物思いに耽っているデビルに声を掛けた』
「異形の者よ、何処から来なされた、軍でもなさそうだし、
かと言って、他の地の民なのか?
言いたく無ければ話さなくても良いが、・・・・・・」
『デビルは、重い口を開いた』
「爺さん、一つ尋ねて良いか?」
「私の知るところなら、言葉で示そう」
「それじゃ聞くが、俺達はいったい何者なんだ?
それと、軍、って言っていたが、我々と同じ様な姿をしていた
あの者達はいったい何者なんだ?
知っている事が在ったら少しでも教えて欲しい」

『長老は、絡まったゴム紐を解く様に・・・・
そして、光と闇に囲まれた今を見つめ・・・・
光と闇の絡まった過去を話し始めた・・・・・』

 「さて、何から伝えよう・・・・・・
闇と光、火と水、すべては同じもの・・・・・」

「相反する物の様に思えるだろうが、物質の持つポテンシャルエナジー
と言えば解るかな?
上に在る物は下へ行こうとする、下にあるものは180度ベクトル反転すれば
同じ事が言える、つまりエネルギーの具現化であり、
零から始まり零へ帰る
宇宙も無から始まり無へ帰る
すべては無で在ると言う存在そのものの具現化
闇が在るから光が存在し、光が在れば闇も存在する
と、言う事だ」

困惑顔でデビルが言った
「で、俺達は?さっきの敵は?
理解できん、まるっきり解らないよ、爺さん・・・・」


長の隣に座っていた男がぶっきらぼうに言葉を発した
「さっきの敵は、我らを追いやった軍の犬さ、
追うやつが居るから、追われるやつが居る
光と闇と同じだな・・・・」
長が右手に持つ杖を軽く男の前に突き出し
「私が話そう、かえってややこしくなる
我らが光か闇かはわからないが、あの異形の者は、軍が作り出した
合成生物 『キメラ』 だ 」
爺さん、キメラって何だ?

「キメラとはな、簡単に言えば作り出された生物
DNA遺伝子に染色体XとYが在ることは知っておるな

そのXYの染色体をコルヒチン等を使い倍数体を作って
さらに分解結合させてWとVを作ったのじゃよ

元々は、鑑賞用に作られたファレノプシス・ゲロビッチ

之は、光が必要な時蛙の体で移動して土の中にもぐって花を咲かせ、
養分が足らない時は、虫等を捕食する

手間要らずの鑑賞用動植物キメラなのだよ

WとVの染色体には特異な性質が在っての
無機物と有機物を結合させる糊のような働きが在るんだ

其処に軍が目を付け、雷や風、火や水、それらを体に取り入れ
軍事兵器として使う目的で出来たのが、キメラと呼ばれている
存在だ」

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