小林秀雄と創造精神コミュの拙著「小林秀雄論」

「小林秀雄論」

私はこの「小林秀雄論」の一部を書いた時には遺書のつもりであった。３９歳の時である。
翌年に肺結核になった。ゆえに文体は表現主義的なうねりがある。
その当時は銀座にて「ギャラリーケルビーム」を開設していて分野、年齢、宗教等々問わずの創造的人間関係の土台作りの活動をしていた。営業時間が終わると様々なイヴェントを企画して毎日が超多忙の日々であった。
入院中に湾岸戦争が勃発した。私は如何ともし難い想いで病院のテレビを観ていた。

二部は退院後に書かれた。両方とも１０日前後で一気に仕上げたものである。

今日の唯物論的世界観が世界に蔓延し呪縛された魂達に警鐘を鳴らす為に書かれたこの著作は今でも難解ではあるが書かれた内容、意図を読み解く読者が今後出現するであろうと思っている。

真摯な自己認識探求者にとって私のメッセージが微々たる一助となる事を願っている。

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2023年11月