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★Animal NEWS★コミュの8割に日本脳炎感染の痕跡 和歌山県野生イノシシ

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8割に日本脳炎感染の痕跡 和歌山県田辺市周辺の野生イノシシ
紀伊民報(01月19日17時00分)






 和歌山県田辺市とその周辺で捕獲された野生イノシシの8割強が、発病すると重篤な症状になることがある日本脳炎ウイルス(JEV)に過去に感染していたことが、山口大学農学部獣医微生物学教室の前田健准教授(40)らのウイルス抗体調査で分かった。特定外来生物のアライグマも7割近くで感染の痕跡があった。前田准教授は「いまも多くの野生動物が感染しているようだ。昔の病気ではないということを認識してほしい」と話している。

 日本脳炎は、感染したヒトのうち数百人に一人が発症すると考えられている。ヒトへの感染は、媒介するコガタアカイエカが感染したブタや野生動物などの血を吸い、その後ヒトを刺すことで起こる。肉を食べても感染はしない。

 前田准教授は、田辺市稲成町のふるさと自然公園センターの鈴木和男さん(52)の協力で、2007年11月から08年2月にかけて、狩猟で捕獲されたイノシシ36匹を調べた。この結果、30匹(83.3%)が抗体陽性となった。アライグマは68匹(07年6月〜08年1月)を調べ、47匹(69.1%)が陽性だった。イノシシの陽性率は広島県(04年11月〜05年2月、68%)での調査より高かった。

 近年のヒトの発症状況は、全国的にみると、2003年は1人だったが、04年5人、05年7人、06年7人と推移し、07年は10人になった。08年は12月14日までに3人。県内での発生はゼロだった。死者は出ていない。

 05年からは、日本脳炎予防接種の後に発症した重症の急性散在性脳脊髄(せきずい)炎=ADEM=について、現行の日本脳炎ワクチンとの因果関係を否定できないと厚生労働省が認定。このため、予防接種の積極的勧奨を差し控えている。

 前田准教授は「広島県などと比べて陽性率が高いのは、本州最南にあるため、媒介カの分布・生息域などが関与していると考えられる」と指摘している。

【8割強で日本脳炎に感染した痕跡があった野生イノシシ(和歌山県田辺市で)】

http://news.biglobe.ne.jp/animal/km_090119_0110504617.html

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