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★Animal NEWS★コミュの【小笠原返還40周年】(中)守れ!固有の動植物

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【小笠原返還40周年】(中)守れ!固有の動植物 世界自然遺産登録には対策急務
7月6日8時0分配信 産経新聞


 オガサワラオオコウモリなど500種類以上の固有の動植物が生息し、「東洋のガラパゴス」と呼ばれる東京・小笠原諸島。国は北海道・知床に続く国内4番目の世界自然遺産登録を目指す。しかし、島固有の動植物は現在、外来種に脅かされているほか、外来種を餌とする固有種も出現。世界遺産登録には外来種対策が必須だが、複雑化した生態系のなか、難しい対応を迫られている。(植木裕香子)

                  ◇

 ムニンツツジ、ムニンノボタン、チチジマクロキ、ムニンヤツデ、ワダンノキ…。

 陸と1度も接したことのない小笠原諸島には、島固有の動植物が独自の進化を遂げ、いまなお生息し続けている。

 これらの動植物が現在、外来種によって生息を脅かされている。

 母島中部にある桑ノ木山はかつて、小笠原固有のオガサワラグワの巨木が茂る山だった。ところが今では、薪や炭にするため、明治時代に沖縄から移植された東南アジア原産の高木アカギが生い茂る林となっている。高木アカギは生命力が強く、伐採しても切り株からすぐ芽を伸ばす。種から伸びた新芽は地面を覆い、島固有の動植物の生育を妨げる。

 一方で、生態系が変わって外来種を餌とする固有種も出てきた。猛禽(もうきん)類で固有種のオガサワラノスリの餌の多くは、外来種のクマネズミやオオヒキガエルなど。外来種だからと駆除すれば、餌がなくなり、保存すべき固有種の生息を脅かしかねないという難しさもある。

 貴重な自然を残そうと環境省は、小笠原諸島を白神山地(青森、秋田県)、屋久島(鹿児島県)、知床(北海道)に続く国内4番目の世界自然遺産に登録することを目指し、「暫定リスト」を国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に提出している。

 しかし、世界遺産登録の実現には、島固有の動植物を脅かす「外来種の対策が必要不可欠」(環境省)。オガサワラノスリのように、外来種を食べて生きる固有種が出ているだけに、外来種対策は難しい局面に立たされている。

 島で野生生物の保護に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)「小笠原野生生物研究会」の安井隆弥理事長(77)は「固有種の餌などになっている外来種を駆除する場合は、固有種の状況を見ながら段階的にやるなどして工夫する必要がある。今後はバランスを図りながら、適正な駆除方法を探りながら、世界遺産を目指すしかない」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080706-00000054-san-soci

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