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フリック・コレクション NYCコミュのハンス・ホルバイン 2枚の絵  -  リビング・ホール

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Hans Holbein, the Younger (1497/1498 - 1543)
Sir Thomas More, 1527 * * * * * Thomas Cromwell, 1532-1533
oil on oak panel * * * * * * * * * oil on oak panel (cradled)
74.93 cm x 60.33 cm * * * * * * 78.42 cm x 64.45 cm

リイビングホール暖炉を挟んで、向き合うように展示されているホルバインの2枚。 
この絵は元来一対をなしていた。時が過ぎ絵が離れ離れになったところを、フィリックが
苦心の末、この2枚の絵を購入して、リビングホールに向き合うように飾られた。

リピングホール向かって左側が 聖トマス・モア。右側がトマス・クロムウェル。

1515年から国王ヘンリー8世に仕え、ネーデルラント使節などを務めた。
1529年、官僚で最高位の大法官に就任。ヘンリーが離婚問題からローマ教皇
クレメンス7世と反目すると、大法官を辞任。
ヘンリー8世の側近トマス・クロムウェルが主導した1534年の国王至上法
(国王をイングランド国教会の長とする)にカトリック信徒の立場から反対
したことにより査問委員会にかけられ、同年ロンドン塔に幽閉1535年7月に処刑された。 ....(1)

時は流れ、ヘンリー8世に四人目の妃が現れる。

アン・オブ・クレーヴズは、ヘンリー8世のもとに嫁いでいったが、王は実際の花嫁の顔を見るなり、
「絵に描いてある女とは違う!」と激怒し、新王妃とは2度と顔を合わすことはなかった。
時の大臣であったトマス・クロムウェルが王の見合いのために画家ハンス・ホルバインに
依頼して肖像画を描かせたが、アンの姿は肖像画に描かれたほど美人でなかったと言われる。
事実、クロムウェルはその責任を取らされてロンドン塔で処刑された。1540年7月28日
5番目の妻となるキャサリン・ハワード(かつての妃アン・ブーリンの従妹にして
ノーフォーク公トマス・ハワードの姪)と結婚した。その裏で同日
ひそかにクロムウェルが処刑されたのである。 ....(2)

そして、ホルバイン自身は王のお気に入りの画家であるために刑死は免れたのであった。 ....(3)

リビング・ホールの暖炉の上で向き合う二人の間には、 キリスト教の聖職者・神学者。
聖書のラテン語訳である 聖ヒエロニムス/ エルグレコ 作、が見つめている。



 引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 :(1)、(2)、(3)
 参考: NHK世界美術館紀行
      フリック・コレクション オーディオガイド(日本語)





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