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オプトメトリストの卵コミュの?−13)脊髄勞

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13・脊髄勞
脊髄勞とは、第3期梅毒の1つの神経梅毒のさらに1つの型で、原因は梅毒です。
梅毒は、梅毒スピロヘータの一種である、梅毒トレポネーマに感染する事で起こる、性感染症です。
梅毒の感染は、感染者が梅毒第1期〜第2期にある状態での性交渉で、一回の性交渉では30%の確率で感染します。ですが、第3期以降は感染力を持ちません。
膣や口の粘膜又は皮膚から細菌が体内へ入り、数時間の内に付近のリンパ節に達し、血流に乗って体中に広がります(約3〜4週間、早くて1週間、遅くて13週間で発症します。)。
感染者が妊娠中であれば胎児にも感染し、出生時欠損やその他の問題を起こします。

症状)
梅毒が感染力を持つ第1期〜第2期の症状は、痛みや痒みが無く、やがて消失してしまうので、非常に気付きにくいものです。
第1期は、生殖器や膣等の感染部位に、痛みのない「下疳」と呼ばれるびらんや潰瘍が出来ます。下疳は小さな赤い硬い隆起として始まり、大抵、3〜12週間程で治ってしまい、すっかり良くなったかのように見えます。又、下疳は、通常一箇所だけですので、女性の約半数・男性の1/3は感染に気付きもしません。
発症は、感染後3〜4週間が通常ですが、早くて一週間。遅くて13週間程経ってから発症します。

第2期は、手の平や足の裏に、痛みや痒みを無い発疹が出来ます。
発疹は、すぐ消える事もあれば数ヶ月続く事もあります。ですが、治療しなくてもやがて消え、数週間ないし数ヶ月でまた現れたりする事もあります。
この第2期からは、全身性の疾患となりますので、発熱・疲労感・食欲不振・体重減少等も見られます。又、80%以上の人には、潰瘍性口内炎。50%に全身のリンパ節の腫れ。10%に眼の炎症(稀に視力低下が起こる。)。が起こります。
発症は、感染後6〜12週間です。
この第2期から回復すると梅毒は潜伏期へと入り、無症状の時期が数年〜数十年。場合によっては、一生続きます。この期から、梅毒は感染力を持ちません。

第3期に入ると、軽症から重症まで様々な症状が起こります。
第3期梅毒には、良性の第3期梅毒・心臓血管梅毒・神経梅毒が主な種類となります。
○良性の第3期梅毒
良性の第3期梅毒は、今日では稀にしか見られません。
症状は、頭皮や顔面・上半身の胴体・膝から下の脚等に「ゴム腫」と呼ばれる瘤状の隆起が出来ます。
ゴム腫は徐々に大きくなり、やがて治癒し瘢痕を残します。
又、ゴム腫が骨に出来ると、深く突き刺すような痛みが起こり、夜になると症状は悪化します。
○心臓血管梅毒
心臓血管梅毒は通常、感染から10〜25年程経過して起こります。
症状は、大動脈に動脈瘤(血管が弱くなって拡張)が出来たり、大動脈弁の逆流が起きたりして、胸痛や心不全が起こります。又、場合によっては死に至ります。
○神経梅毒
神経梅毒は、神経系の梅毒で、治療をしないままの方の約5%に現れますが、先進国では稀です。
神経梅毒は、髄膜血管型・進行麻痺・脊髄勞の3つの型に分かれ、脳や脊髄に多くの重篤な障害を起こします。
その結果、思考・歩行・会話等の日常生活での活動に支障を来たします。
・髄膜血管型
髄膜血管型は、慢性の髄膜炎で、脳や脊髄を侵します。
・進行麻痺
進行麻痺は、40〜50歳で発症し、個人の衛生状態の悪化・気分の浮き沈みが激しくなる・錯乱が進行する等、徐々に行動の変化が現れます。
・脊髄勞
脊髄勞は、徐々に始まる脊髄の進行性病変で、脚に刺すような強い痛みが不定期に現れては消え、やがて歩行が不安定になります。
脊髄勞の症状をもう少し詳しく述べると、
手足の痺れや痛み・胸の締め付け・Argyll-Robertson pupil・失禁・膀胱障害・性機能障害・脚関節の変形・歩行障害・髄膜炎(脊髄勞進行の結果)
がある。
通常、感染から5〜10年後に発症し、症状が現れる。

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