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オプトメトリストの卵コミュの?−5)脳卒中−1・脳梗塞

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1・脳梗塞
脳梗塞は、脳に十分な血液と酸素が供給されなくなる為に脳組織が壊死する病気です。

原因)
脳梗塞は、脳に酸素と栄養を供給している動脈が閉塞して起こります。
その動脈の中でも最も多いのが、内頸動脈の枝の閉塞です。
血栓やアテローマーと呼ばれる脂肪沈着物の一部が血管壁から剥がれて、血流に乗って移動し、脳動脈で詰まってしまうのが原因です。

血栓は、アテロームが裂け大きくなるにしたがって、形成されやすくなります。
アテロームが大きくなると、詰まった水道管のように血液の流れを遅くして流量を減らします。この血液の流れが遅くなる程血栓が形成されやすくなり、血栓が動脈を狭める・血栓が動脈を閉塞するリスクが高くなります。
この血栓は、心臓や心臓弁膜等他の場所にも出来、その結果、心臓手術を行ったばかりの人・心臓弁膜症の人・不整脈(特に心房細動)のある人に血栓による脳梗塞が多く起きています。
又、赤血球増加症等の患者も、血栓が形成されやすくなります。
稀に、腕や脚等の長い骨を骨折した際に、骨髄の脂肪の小さな破片が遊離して血流によって運ばれ、脳梗塞に似た症状を起こす事があります。
このような小さな脂肪の欠片が寄り集まって塊となり動脈を塞いでしまった状態を、脂肪塞栓症候群と呼びます。

その他にも、大量出血や重度の低血圧でも脳に十分な血液が流れなくなって脳梗塞は起きますし、脳の血液量は正常でも血中の酸素量が不足していて脳梗塞が起こる事もあります。
血中の酸素濃度を低下させる疾患には、重度の貧血による赤血球不足・窒息・一酸化炭素中毒等があります。
このような疾患によって生じた脳障害は、広範囲に及ぶ事が多く、昏睡状態をもたらします。
さらに、炎症や感染症によって脳血管が狭められたり、コカインやアンフェタミンで動脈が収縮させられたりする事によっても、脳梗塞が起こります。

症状)
殆どの脳梗塞は、突然に始まり急速に症状が進行して、数分〜数時間以内に脳組織が壊死します。
殆どの脳梗塞は、その後症状が安定し、損傷がそれ以上広がる事は、殆ど或いは全くありません。
2〜3日で症状が安定するタイプの脳卒中を「完全卒中」と呼び、塞栓による突然の動脈の梗塞によって多く起こります。
「進行卒中」と呼ばれるものもあり、それ程一般的ではありませんが、症状が数時間〜数日間に渡って悪化し続け、脳組織が次々に壊死していくものです。
このタイプは、狭窄のある動脈にさらに血栓が出来ると起こり易いです。

症状は、血液と酸素の不足した脳領域に対応して、様々な多くの症状が現れます。
例えば、内頸動脈の枝の動脈が傷害されると、片眼が見えなくなる・左右どちらかの腕/脚に感覚異常が生じて筋力低下が起こるのが一般的です。
椎骨動脈の枝の動脈が障害されると、眩暈・回転性眩暈・複視・左右の体全体の筋力低下等が起こります。
他にも、呂律障害等の発話困難・筋肉の協調運動が出来なくなります。
混迷や昏睡をもたらした場合は、広範囲の脳梗塞が示唆されます。
又、小さな脳梗塞があっても、鬱病になったり、感情の抑制が出来なくなって泣いたり笑ったりするようになります。

脳梗塞は、脳内に水分が溜まって腫れる、「脳浮腫」の原因にもなります。
脳浮腫は非常に危険な状態となります。
それは、頭蓋骨は広がらない為、脳梗塞を起こした範囲自体は変わらないのだが、脳浮腫による頭蓋内圧亢進により脳自体が圧迫され、組織の損傷が拡大する為です。
その結果、神経学的な機能障害が悪化します。
脳ヘルニアとは、この頭蓋内圧が非常に高くなった時に生じるもので、脳が頭蓋下部へ押されて形成されます。
※脳浮腫は、脳梗塞による酸素欠乏状態によって新陳代謝が阻害され、水分(=体液)が滲出し溜まる事によって生じる。

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